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会員ウェブ懇談会開催 (2021/7/13)

デジタルアーカイブ学会会員各位

会員の皆様には日ごろ学会の発展のためご協力いただきありがとうございます。
2021年の通常総会は昨年同様、メールによる通信総会を実施いたしましたが、こ
れに合わせて広く学会員のご意見を伺うため下記の日程でウェブによる会員懇談
会を実施したいと思います。
吉見会長他、理事多数が出席して皆様と懇談いたします。

●日時: 2021年7月13日 (火) 10:00~12:00
●方法: Zoomを用いたウェブ懇談会

つきましては、参加ご希望の方はこちらからお申込み下さい。定員は80名とさせ
ていただきます。

日頃学会に対してお持ちのご要望、ご意見を発言・議論できる貴重な機会ですの
で奮ってご参加ください。お待ちしております。

参加を申し込まれた方には後ほどアクセス方法を連絡いたします。
よろしくお願いいたします。

デジタルアーカイブ学会事務局

長尾真先生をしのぶ会 (オンライン) (2021/7/18)

長尾真先生をしのぶ会 (オンライン) のご案内

元京都大学総長 長尾真先生におかれましては,かねてより病気療養中のところ,令和3年5月23日にご逝去されました.一同,謹んでご冥福をお祈りするとともに,先生の多大なご功績に感謝し,在りし日のお姿をしのぶ会を7月18日の午後2時から開くことにいたしました.コロナ禍の現状から,今回はオンラインとし,後日適切な時期に皆様に集まっていただける会を開催することを検討しております.

しのぶ会は2時間程度のオンライン開催とし,学術活動や公的機関の活動で長尾先生とご親交の深かった方々,大学で日々研究や生活をともにされた方々など,松本紘元京大総長 (理研理事長) をはじめとする約20名の方々にお話を頂き,長尾先生との思い出や心に残ったエピソードなどを全聴講者と共有することを予定しております.

長尾真先生をしのぶ会
日時: 2021 年 7 月 18 日 (日) 14:00~16:00
開催方式: YouTubeでの配信 (後日,下記URLでアナウンス)

※ 今後のプログラム等のご案内は随時以下のウェブページに掲載しますので,聴講を予定される方はご確認ください
www.s-ee.t.kyoto-u.ac.jp/ja/news/topics/mmnagao
※ 事前登録は必要ありません.また,聴講者の人数制限もありませんので,上記URLを他所にご案内頂いても差し支えございません

●長尾真先生をしのぶ会発起人
辻井 潤一
美濃 導彦
松本 裕治
佐藤 理史
中村 裕一(幹事)
野田 五十樹
傳 康晴
黒橋 禎夫
角田 達彦
森 信介
河原 大輔

第6回研究大会企画セッション公募 (2021/7/16 締切)

第6回研究大会企画セッションを公募

デジタルアーカイブ学会第 6 回研究大会 第2部 in 仙台を次の予定で開催いたします。

日時:2021年10月15日 (金)~16日 (土)
会場:東北大学災害科学国際研究所 (〒980-8572 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1)

第2部の仙台大会については、2件ののワークショップ (企画セッション) を開催させていただきたいと存じます。

●日時:10月16日9時30分〜12時00分(2時間半) (予定)
●申込資格:会員
●会議形式:研究発表、シンポジウムなど形式は自由
●会場:東北大学災害科学国際研究所
●聴講人数制限:最大聴講数20〜30人程度(感染拡大防止の観点から会場の50%制限)
●備考:基本は,現地開催となります。オンライン配信などを企画される方は、申込者が準備等をお願いします。インターネット回線等は、事務局が準備させていただきます。
●原稿提出:予稿集にはワークショップ(企画セッション)概要のみ掲載。
開催後に運営責任者は報告(2ページ)を必ず提出すること。
報告は後日のデジタルアーカイブ学会誌に掲載する予定。
●締切:7月16日 (金)
●申込:こちらからお申込ください

頂いたお申込について研究大会実行委員会で審査の上、7月末に採否を通知します.奮ってご応募をお願いいたします.

第 6 回研究大会実行委員会
委員長 今村文彦

デジタルアーカイブ学会2021年度通常総会 (通信総会) 議決権行使受付開始 (2021/6/25締切)

デジタルアーカイブ学会2021年度通常総会 (通信総会) 議決権行使お願い

2021年6月14日
デジタルアーカイブ学会会長
吉見 俊哉

デジタルアーカイブ学会規約第19条~21条に従って会員の議決権行使をお願いいたします。

「決議事項」につき、ウェブでの議決を取ることといたします。下記【決議事項】資料をご覧の上、メールに記載されている議決権行使サイトより承認・非承認をご入力ください。ウェブでの入力が困難な場合は、電子メールの利用も認めることとします (事務局宛、件名を「2021年度通常総会議決権行使」とし、会員種別、氏名と議案についての賛否の記載をお願いいたします)。この議決権行使の締め切りは2021年6月25日 (金) 24時といたします (メールは同時刻までに到着したものを有効とします)。また前記期日までに議決権行使をされなかった会員については各議案について賛成とさせていただきます。

【決議事項】
第1号議案  2020年度財務諸表等の承認
1-1.2020年度事業報告 [資料-1
1-2.2020年度財務諸表等 [資料-2
1-3.2020年度監査報告書 [資料-3

第2号議案  顧問の選任
当学会の顧問に御厨貴氏 (東京大学名誉教授) を選任する。


なお、該当規約は次のとおりです。

  • 第6章:総会
    • 第19条:会長は年に1回通常総会を招集する。また会長が必要と認める時は、いつでも臨時総会を招集することができる。
    • 第20条:総会は次の事項について審議し、決議する。
      • 本規約の変更
      • 事業報告と収支決算の承認
      • 役員の選任および解任
      • その他重要な事項
    • 第21条:総会の決議は、出席会員の過半数で決定する。

第 9 回定例研究会 (2021/6/24)

デジタルアーカイブ学会 第9回定例研究会
デジタルアーカイブを議論するための基盤形成に向けて

デジタルアーカイブ学会では、学会員等の研究成果の発表と会員間の交流・意見
交換を目的とした定例研究会を開催しています。今回は、第6回研究大会におい
て永崎研宣氏が行った報告「デジタルアーカイブの内実はどう表現されるべき
か?:DAに関する議論の基盤構築に向けて」を出発点に、デジタルアーカイブの
議論の基盤をどのように形成していくか、特にデジタルヒューマニティーズでの
経験を踏まえながら、デジタルアーカイブの学としての確立に必要なことは何
か、について検討を行います。

  • 日時:2021年6月24日(木)  18:30~20:00
  • 開催方法:遠隔開催(Zoom利用)(6月21日(月)23:59までにお申し込み下さい)
  • プログラム:
    • 18:30~18:40  学会活動近況報告(10分)
    • 18:40~19:00  報告:永崎研宣:人文情報学研究所(20分)
    • 19:00~19:10  コメント:岡田一祐:北海学園大学(10分)
    • 19:10~19:20  コメント:西川 開:筑波大学(10分)
    • 19:20~20:00  討論:大向一輝:東京大学(司会)(40分)
  • 参加方法:
    • デジタルアーカイブ学会会員(参加費無料)
      こちらからお申し込みください:返信で参加案内をお送りします
    • デジタルアーカイブ学会会員以外の方(参加費1,000円)
      こちらからお申し込みください:メールにて振込先等をご案内します
  • 登壇者
    • 永崎 研宣:文化資料のデジタル化と応用についての研究・支援活動を長年にわたって行う
    • 岡田 一祐:日本語学・文献学の立場からデジタル空間への発言を続ける
    • 西川 開:研究テーマは知識コモンズ、学術情報流通、科学計量学、科学技術政策
    • 大向 一輝:オープンデータ、オープンサイエンス、デジタルヒューマニティーズに関する研究開発

※参考
永崎 研宣, [52] デジタルアーカイブの内実はどう表現されるべきか?:DAに関する議論の基盤構築に向けて, デジタルアーカイブ学会誌, 2021, 5 巻, s1号, p. s86-s89. https://doi.org/10.24506/jsda.5.s1_s86

「ジャパンサーチ連携説明会~地域アーカイブをつくる・つなぐ・つかう~」(2021/6/11)

ジャパンサーチ連携説明会~地域アーカイブをつくる・つなぐ・つかう~」を
開催します。

■日時: 令和3年6月11日(金)14:00~16:00(オンライン開催)
■主催: 国立国会図書館、内閣府知的財産戦略推進事務局

ジャパンサーチにつながる意義について理解を深めてもらうため、ジャパンサーチ連携説明会を開催します。
本説明会では、ジャパンサーチの連携方法の紹介、連携機関からの事例報告及び地域アーカイブの構築・利活用に造詣の深い有識者を交えたパネルディスカッションを行います。

連携を希望される機関やデジタルアーカイブ関係者の皆さまのご参加をお待ちしております。

■プログラム

  1. 開会挨拶
    出倉功一(内閣府知的財産戦略推進事務局次長)
  2. 第Ⅰ部:ジャパンサーチとの連携について
    ○ジャパンサーチの連携方法(電子情報部電子情報企画課職員)
    ○連携事例報告
    匹田賢嗣(三重県デジタル社会推進局デジタル事業推進課DX人材育成班班長)
    松原恵(東京大学情報システム部情報基盤課)
    河原健一郎(日本写真保存センター調査員)
    丹田敦(南方熊楠顕彰館主任)
    鴨木年泰(全国美術館会議 情報・資料研究部会幹事、東京富士美術館学芸
    係長)
  3. 第Ⅱ部:パネルディスカッション「地域アーカイブをつくる・つなぐ・つ
    かう」
    モデレータ:山崎博樹(実務者検討委員会構成員、知的資源イニシアティブ代表理事)
    パネリスト:
    諸田和幸(長野県伊那市地域おこし協力隊)
    匹田賢嗣(三重県デジタル社会推進局デジタル事業推進課DX人材育成班班長)
    鴨木年泰(全国美術館会議 情報・資料研究部会幹事、東京富士美術館学芸
    係長)
    徳原直子(電子情報部電子情報企画課次世代システム開発研究室長)
  4. 閉会挨拶
    大場利康(国立国会図書館電子情報部長)

    ■お問合せ先
    国立国会図書館 電子情報部電子情報企画課連携協力係
    電子メール:devent@ndl.go.jp
    電話:03-3506-5239

第 32 回 (2021) アート・ドキュメンテーション学会年次大会 (2021/6/19-20)

第 32 回 (2021) アート・ドキュメンテーション学会年次大会

  1. 日 時 2021 年6月19日 (土)、20 日 (日)
  2. 会 場 オ ンライン 開催
  3. 参加費 無料
  4. プログラム
    ●6月19日 (土)

    • 13:00~16:30 シンポジウム
      テーマ:美術館コレクション検索はどこへ向かうか
      ――日本のプラットフォームの現状と将来像

      • シンポジウム趣旨説明 川口雅子(国立西洋美術館)
      • [講演] 栗田秀法(名古屋大学)
        「美術館コレクション情報管理と共通検索可能なプラットフォームへの期待(仮題)」
      • [事例1] 成相肇(東京国立近代美術館)手錢和加子(文化庁アートプラットフォーム事業事務局)
        「文化庁アートプラットフォーム事業〈全国美術館収蔵品サーチ〉」
      • [事例2] 鴨木年泰(東京富士美術館)、徳原直子(国立国会図書館)
        「ジャパンサーチのつなぎ役としての全国美術館会議の役割」
    • 16:40~17:15 野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会賞・同推進賞
      講評および受賞者紹介

    ●6月20日 (日)

    • 10:00~12:00 総会(会員限定)
    • 13:30~16:15 研究発表会

国立文化財機構研究職員(文化財情報システム・文化財防災)の公募 (2021/9/30)

国立文化財機構研究職員(文化財情報システム・文化財防災)の公募 (2021/9/30)

●求人内容
[仕事内容]
文化財防災センターにおける研究業務システムの企画・導入・研究開発、システムの管理運用業務(ネットワーク、サーバ、クラウド等)、文化財に関する記録の電子化・情報化に関する業務、文化財情報の公開促進業務を行います。
また、西日本地区における災害発生時には文化財の被災に関する情報を収集し、情報インフラを活用した迅速かつ効果的な支援・救援活動を実施するための中核的な役割を果たします。

[勤務地住所等]
採用当初は奈良文化財研究所(奈良県奈良市二条町2-9-1)での勤務となります。
その後機構内他施設への異動もあります。

[募集人員]
1名

[着任時期]
採用予定日:令和4年4月1日(前倒しは応相談)

●職種
研究職(文化財情報システム・文化財防災)

●勤務形態
常勤

●募集期間
2021年04月17日 ~ 2021年09月30日 必着
締切は複数回あります。詳細は公募のURLをご確認ください。各回17:00必着

●その他詳細
www.nich.go.jp/infomation/saiyo/

以上

デジタルアーカイブ学会「肖像権ガイドライン」正式公開 (2019/4/19)

デジタルアーカイブ学会は、法制度部会でまとめた「肖像権ガイドライン」を
2021年4月19日に正式承認し、公表しました。
digitalarchivejapan.org/bukai/legal/shozoken-guideline

「肖像権ガイドライン」の目的は次のとおりです。

肖像権ガイドラインについて

デジタルアーカイブ機関が、デジタルアーカイブを整備してその利用を促進する
にあたり、「権利の壁」として立ちはだかるものとして、著作権などと共に、い
わゆる肖像権が挙げられます。
肖像権は、著作権のように法律上明文化された権利ではなく、裁判例で認められ
た権利です。そのため、権利の対象や保護の射程などのはっきりした規定はな
く、すべて解釈に委ねられています。拠りどころの1つとなる最高裁の判決は、
法廷での写真撮影に関していくつかの要素を「総合考慮」して、写真撮影および
その公表により、本人の「人格的利益の侵害が社会生活上受忍の限度を超える」
ものかどうかを検討して撮影・公表の適法性を判断しています。
しかしながら、大量のコンテンツを扱うデジタルアーカイブ機関の現場では、
「総合考慮」という基準のみで公表の是非を判断するのは現実的ではありませ
ん。このような状況下では、本来デジタルアーカイブに保存され、活用されるべ
き多くのコンテンツが、肖像権の判断ができないという理由で死蔵化あるいは消
滅する危機に直面していると言っても過言ではありません。
デジタルアーカイブ学会法制度部会では、これまでもデジタルアーカイブの基本
法制の実現に向け活動してきましたが、これと並行して、デジタルアーカイブ機
関の現場担当者が肖像権処理を行うための拠りどころとなるようなガイドライン
を提案すべく、何度も検討を重ねてきました。
2019年には第1回「肖像権ガイドライン円卓会議―デジタルアーカイブの未来をつ
くる」を開催し、議論と意見交換の叩き台としてガイドライン案の第1版を公開
しました。2020年には第2回、第3回の肖像権ガイドライン円卓会議を開催し、ガ
イドライン案を順次改訂してきました。さらに、デジタルアーカイブ機関等にお
いて実証実験を行い、その結果をデジタルアーカイブ学会の研究大会ワーク
ショップで発表しました。
法制度部会では、以上の検討をふまえ、2021年1月にガイドライン案の「法制度
部会版ver.4」を公表し、パブリックコメント手続を実施しました。当学会は、
パブリックコメント手続で寄せられた意見や、その他の公開イベント、シンポジ
ウム等で得られた意見等をふまえ、ガイドラインの改訂を行い、ここにガイドラ
インの当学会公認版を公表します。
本ガイドラインは、権利者と利用者間の合意などに基づくガイドラインとは異な
り、肖像権という法的問題に向き合うための考え方のモデルをデジタルアーカイ
ブ学会が示し、デジタルアーカイブ機関における自主的なガイドライン作りの参
考・下敷きにして頂くことを目的としたものです。
各デジタルアーカイブ機関においては、本ガイドラインの考え方を参考に、肖像
が写ったコンテンツの公開方針を定めていただければ幸いです。
なお、本ガイドラインの記載のうち、肖像権という法的問題への考え方について
は、必ずしもデジタルアーカイブ機関だけに限定されない部分もあることから、
例えばメディアや、研究・教育、映像等の各種機関(営利・非営利を問いませ
ん)においても、本ガイドラインの考え方を参考に、自主的なガイドラインを策
定することは大いに考えられるところです。

2021 年4月19日
デジタルアーカイブ学会