投稿規程改定について (2022/3)

この度、論文投稿規定を改定し、従来の論文と同様に6ページを基準とするフルペーパーと、3ページを基準とするショートペーパーのカテゴリを設けることとしました。以下では、投稿規定の改定に伴う論文のカテゴリとそれに関連する査読規定について説明します。以下の(1)と(2)には投稿規定からの抜粋です。フルペーパー、ショートペーパーの両カテゴリともに研究論文と実践論文のカテゴリを設けています。

    1. フルペーパー
      • 研究論文:オリジナルな研究論文で、内容の主要な部分が学術論文として他に公表されていないもの
      • 実践論文:デジタルアーカイブのシステムやサービスの構築、データセット・デジタルアーカイブ、関連するツールの開発や実践、利活用等に関する事例調査等について述べたもの
    2. ショートペーパー
      • 研究論文:オリジナルな研究論文で、内容の主要な部分が学術論文として他に公表されておらず、進行中の研究の成果報告等を含め、速報性を重視したもの
      • 実践論文:デジタルアーカイブのシステムやサービスの構築、データセット・デジタルアーカイブ、関連するツールの開発や実践、利活用等に関する事例調査等について述べた論文で、速報性を重視したもの

大まかには、フルペーパーは仕上がった研究や実践の成果をまとめたもの、ショートペーパーは、速報性も意図して研究や実践の成果をコンパクトにまとめたものを意図しています。いずれのカテゴリにも適合しないけれど本学会にとって価値ある内容のものも投稿を受け付け、フルペーパーに準じて査読し、採録を判断します。
この投稿規定の改定に従い、査読規定も改定しました。フルペーパーは2名、ショートペーパーは1名の査読者による査読とし、査読期間もショートペーパーは短くしています。また、フルペーパーの査読の場合、採録、不採録の他に、査読者からのコメントに基づく修正後判定というオプションを設けていますが、ショートペーパーにはこのオプションはありません。ただし、不採録となった論文でも査読者からのコメントに基づいて修正後、新たに投稿することは可能です。
本学会誌は年間4回発行されますが、今回の改定に合わせ、採録された投稿論文は電子的にできるだけ早く公開することを進めるよう準備しています。新しい研究成果や実践から得られた知見を活発に発信し、広い範囲で共有することで、デジタルアーカイブのコミュニティの発展に寄与していただければと思います。

2022年3月

デジタルアーカイブ学会誌編集委員会委員長 杉本 重雄

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