第 5 回研究大会ワークショップ

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ワークショップ一覧

  1. 8mm動的映像のもつ資料価値を採掘する: その現状と展望
  2. 肖像権ガイドライン実証実験の報告と今後の展開
  3. デジタルアーカイブ論構築
  4. アートシーンのデータ流通とコンテンツ活用
  5. 自然史・理工系デジタルアーカイブの現状と課題
  6. デジタルデータの保存・管理 − 現場視点からの共有課題を考える

第 5 回研究大会ワークショップ

こちらから研究大会にお申込ください。参加費は無料です。

  1. 2020年10月17日 (土) 10:30~12:00
    8mm動的映像のもつ資料価値を採掘する: その現状と展望
    ●企画趣旨
    動的映像にはまだ採掘されていない多くの資料的価値がねむっていると考えられます。その価値の採掘にデジタルアーカイブも積極的に寄与できる可能性があると信じますが、本企画ではこれまでアーカイブを行ってきた現場、その価値を改めて探る現場から、現状の問題と将来の展望について検討・討議をしたいと思います。
    具体的にはアナログ 8mmフィルム映像(以下、フィルム)について、1.触れられる資料展示を特長とする大学博物館でフィルム資料を20年間所蔵してきた現場、2.1.所蔵フィルムに新たなアプローチからアーカイブ活動をリブートさせようとする現場、3.地域に眠るフィルムを収集しながら映像製作を通じ開かれた動的映像の活用を試みている現場から、それぞれ報告を上げてもらい、これらの試みが有機的につながる可能性を探ります。
    ●登壇者および司会
    登壇者1: 黒澤浩(南山大学人文学部人類文化学科 教授)
    登壇者2: 藤岡洋(東京大学東洋文化研究所 助教、司会)
    登壇者3: 石山友美(秋田公立美術大学 准教授、映画監督)
    コメンテーター:鈴木昭夫(元東京大学文学部)
    コメンテーター:村山英世(記録映画保存センター 事務局長)
     
  2. 2020年10月18日 (日) 10:30~12:00
    肖像権ガイドライン実証実験の報告と今後の展開
    ●企画趣旨
    デジタルアーカイブ学会法制度部会では、2020年4月に公表した「肖像権ガイドライン」第3版をもとに、大学、図書館、博物館等において同ガイドラインを用いた実証実験を行ってきた。本ワークショップでは、実証実験の概要を報告し、そこから得られたガイドラインの改訂に向けての論点を議論したい。

    ●登壇者
    数藤 雅彦(弁護士、法制度部会副部会長)
    大髙 崇(日本放送協会放送文化研究所メディア研究部、法制度部会員)
    川野 智弘(弁護士、法制度部会員)
    城田 晴栄(弁理士、法制度部会員)

第 5 回研究大会サテライト・ワークショップ

こちらからサテライト・ワークショップにお申込ください。参加費は無料です。

  1. 2020年10月10日 (土) 14:00~15:30
    デジタルアーカイブ論構築
    ●企画趣旨
    2019年4月から本格的に活動しているデジタルアーカイブ学会理論研究会(SIG)では、若手・中堅の研究者らが中心となり、デジタルアーカイブに関わる研究と実践の基礎となる理論枠組の構築に向け、月に一回程度のペースで活発な研究会活動を続けている。特に現在は、現在用いられる「アーカイブ」という概念がどのような複数の源流を持ち、それが合流することで現在のアーカイブ及びデジタルアーカイブの概念をつくりだしてきたかを、歴史的・メディア論的に解き明かす作業を進め、2021年の書籍出版に向けたプロジェクトを進めている。本セッションでは、同プロジェクトの概要と主要パートについて担当者が報告を行い、デジタルアーカイブ理論研究の今後のあり方について論じる。
    ●登壇者および司会
    生貝直人(東洋大学)、加藤諭(東北大学)、谷川智洋(東京大学)
    宮本隆史(東京大学、司会)
     
  2. 2020年10月16日 (金) 14:00~15:30
    アートシーンのデータ流通とコンテンツ活用
    アートシーンとは、美術館・博物館だけではなく、作品の制作や表現を行うアーティストをはじめ、作品を販売・流通するギャラリーや関連企業、展覧会の企画・開催、コレクションを収集する美術館や博物館、アートを学術的に研究する研究機関や批評・評論家、アート活動を支える財団やパトロン、行政、そして芸術を趣味として楽しむ一般の人など、アートに関わるすべての組織や人々の活動における各々の場面(シーン)である。
    本企画では、アートに関するDAを広義に捉え、情報通信技術がより高度化する現代において、これらのシーンに関する情報流通やデジタルデータの活用とそれらを支える基盤に関する議論を深める。太下氏からは、デジタルアーカイブはどのようにしてアートの振興に貢献するのか、国内外の事例からデジタルアーカイブとアートの現況をご報告頂く。小林氏からは、横浜芸術振興財団が運営する各美術館・博物館のデータを活用した地域情報とミュージアム情報の統合とデータ活用の方法と現状を報告頂く。そして、近年注目を集めているデータ基盤としてブロックチェーン技術を、アート情報のインフラ活用を進めているスタートバーン株式会社の施井氏よりデジタルアーカイブへの活用の可能性について講演を頂く。

    ●登壇者および司会
    司会:嘉村哲郎(東京藝術大学 芸術情報センター助教)
    太下義之(同志社大学教授・国立美術館理事)
    小林巌生(ヨコハマ・アート・LOD プロジェクト,有限会社スコレックス 代表取締役,特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ副理事長)
    施井泰平(スタートバーン株式会社 代表取締役)

     

  3. 2020年10月16日 (金) 16:00~17:30
    自然史・理工系デジタルアーカイブの現状と課題
    ●企画趣旨
    自然史、理工系デジタルアーカイブの現状は人文系に比較して認知度は低いと言わざるを得ない。そのため、学会が編集に協力しているデジタルアーカイブベーシックシリーズの第3巻のテーマになるなど、その現状を明らかにすることが課題になっている。さらに、他分野デジタルアーカイブとの連携協力を図るためにも、この企画セッションにおいて自然史、理工系デジタルアーカイブの現状と課題を多様な分野の方々と検討したい。
    ●登壇者および司会
    河原大輔(早稲田大学)、玉澤春史(京都大学)、細矢剛(国立科学博物館)
    司会:井上透(岐阜女子大学)、黒橋禎夫(京都大学)
     
  4. 2020年10月24日 (土) 14:00~15:30
    デジタルデータの保存・管理 − 現場視点からの共有課題を考える
    ●企画趣旨
    文化・知識資源を長きにわたり保存する使命をもつ(長期保存、長期利用保証の観点を含む)、図書館をはじめ、博物館・美術館、文書館等は、デジタルデータの保存・管理・活用にあたり、様々な課題に直面している。国内では、MLAなどをキーワードに、利用者サービスの面など、活用に関する連携協力は盛んに議論されるものの、ビットプリザベーションやマイグレーションなど、デジタルアーカイブの基礎となるデジタルデータそのものの保存や管理については、各組織で多くの問題を抱え、個別に対応がなされている状況であろう。2019年3月、このデジタルデータの保存や管理の課題に着目し、図書館・博物館・美術館・文書館などの業務従事者や、有識者で構成されるワーキンググループ『デジタルデータ管理勉強会(仮)』が早稲田大学演劇博物館の呼びかけをきっかけに、活動をスタートした(現在ではおよそ10機関・約20名で構成される)。本企画では、ワーキンググループの立ち上げの経緯やこれまでの活動の中で議論された保存・管理のための議論などを紹介(第一部)するとともに、ヒト・モノ・コストの不足といった組織共通の課題に着目し、今後の展望や連携協力の意義などについて、フロアの参加者を交えながら、シンポジウム形式のディスカッション(第二部)を行う。
    ●登壇者および司会
    全体の司会進行: 中西智範(早稲田大学坪内博士演劇博物館)
    第二部モデレータ: 中村覚(東京大学情報基盤センター)
    ●発表資料要約スライド
    こちらです
    ●事前アンケートお願い
    参加予定の方からの事前アンケートを募集しています。こちらからお願いいたします。
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