「学会ニュース」カテゴリーアーカイブ

デジタルアーカイブ学会編集委員会の新たな発信について(2024/4/1)

「フォーラム」の開始

デジタルアーカイブ学会編集委員会では、かねてより編集委員が考えていること、疑問に思っていること、伝えたいことを発信し、共有する場を作ることを議論してきました。このたび、それを「フォーラム」と名付け、その第1回として、能登半島地震に関わる2件の記事を学会誌のサイトから発信することといたしました。当編集委員会では、能登半島地震から得られた知見をできるだけ早く伝え、何らかのお役に立てていただきたいと考え、これらの記事を発信することといたしました。

一般に、学会誌が掲載する論文や解説記事は、十分に検証された内容であることが求められますが、その場合、発信するまでに長い時間が必要になります。

「フォーラム」では、専門的な知見を持つ著者が持つアイデアや新しい知見、素朴な疑問などを、論文や解説記事といった形式にとらわれず自由な形式で読者に伝えることを目的としています。そして、そこから新しい議論が始まることも期待しています。

「フォーラム」の進め方については「執筆者が持つ知見や疑問を手早く、軽やかに、そして学会としての品位と品質を守りつつ発信する場、いわば議論の種子を蒔いてみる場」を目指したいと考えております。当面は、不定期の発信となること、そして試行錯誤となることをご理解いただきたく存じます。また、「フォーラム」は、その第一ステップとして、編集委員が考えていること、感じたこと、疑問に思っていることなどを発信することからスタートします。そこでの経験をベースにして、次のステップでは、より広い範囲の会員の皆様による発信の場に育てたいと考えております。こうした新しい取り組みであることもあり、読者の皆様からのフィードバックをいただければありがたく存じます。

「フォーラム」は編集委員会のウェブサイト(https://editorial.digitalarchivejapan.org)にて公開しています。

杉本 重雄(デジタルアーカイブ学会編集委員長)

産業とデータ・コンテンツ部会「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」(第23回)の開催について(2024/3/26)

産業とデータ・コンテンツ部会DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」(第23回)の開催について(2024/3/26)

デジタルアーカイブ学会(JSDA)「産業とデータ・コンテンツ部会」では、デジタルアーカイブ振興に関わる産学連携の見取り図とロードマップの構築を目指して2022年度から月1回のペースで「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」を開催して参りました。第23回の開催案内をお送りしますので、皆様の(アーカイブ視聴を含め)積極的にご参加ください。また今後の回でのご発表も募集しておりますのでよろしくお願い致します。

1. 実施概要
(1)日 時:2024年3月26日(火) 10:00~12:00
(2)形 式:ZOOMウェビナーによるオンライン(アーカイブ配信も行います)
(3)プログラム(予定)
司会:木戸 崇之氏(株式会社エービーシー・リブラ)
(発表開始時刻は目安です。前後する可能性がありますがご了承ください。)

  • 10:00~「震災をアーカイブする ― 過去の経験と教訓の伝承」
    今村 文彦氏(東北大学災害科学国際研究所)
  • 10:18~「坊っちゃん劇場の8K映像演劇の取り組み(カルチャーイノベーションプロジェクトとは)」
    越智 陽一氏(株式会社ジョイ・アート(坊っちゃん劇場)代表取締役)
  • 10:36~「調整中」
    佐々木 和子氏(神戸大学)
  • 10:54~「南砺市文化芸術アーカイブズについて」
    山越 茉侑氏(南砺市ブランド戦略部 文化・世界遺産課)
  • 11:12~「次世代映像メディア8Kの可能性と活用」
    清藤 寧氏(株式会社NHKグローバルメディアサービス スポーツセンター統括部長)
  • 11:30~ 総合討論・意見交換

2. 参加について
(1)対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
(2)参加費:無料
(3)申し込み:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfuVnYogzVIgRjVAhe6Tee523n_HoyTfPv8d6UTZJczxy_vZQ/viewform?usp=sf_link

デジタルアーカイブに関する無料法律相談会 (会員向け)(締切 2024/3/28)

学会員のみなさま

法制度部会では、この度、本年4月~5月を実施時期として、学会員向けに、デジタルアーカイブに関する無料法律相談会を実施いたします。

実施方法は、従前の同様の企画と同じく、Zoomを用いたオンラインによる相談対応となり、具体的な日程は、申込者と別途協議のうえ決定いたします。

申込みにあたっては、以下のリンクからお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd9c766fsCJ4S1N7rZT6JvQRJA4fo3xNSi0TbZW128hfXaeDw/viewform
申込みの締切は、2024年3月28日です。
なお、以前に無料法律相談を利用された会員の方でもお申込みいただけますが、応募者多数の場合には、利用されたことのない会員を優先させていただく場合があります。

その他、本企画の詳細や、注意事項等につきましては、以下のページをご覧ください。
https://hoseido.digitalarchivejapan.org/sodan/
また、過去にどのようなご相談を受けていたか、との点に関しては、学会誌の2023年7巻4号に掲載された、
「デジタルアーカイブ学会の法律相談から見る著作権等の諸問題」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsda/7/4/7_173/_article/-char/ja
につきましても参考にしていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

産業とデータ・コンテンツ部会「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」(第22回)の開催について(2024/2/27)

産業とデータ・コンテンツ部会DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」(第22回)の開催について(2024/2/27)

デジタルアーカイブ学会(JSDA)「産業とデータ・コンテンツ部会」では、デジタルアーカイブ振興に関わる産学連携の見取り図とロードマップの構築を目指して2022年度から月1回のペースで「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」を開催して参りました。第22回の開催案内をお送りしますので、皆様の(アーカイブ視聴を含め)積極的にご参加ください。また今後の回でのご発表も募集しておりますのでよろしくお願い致します。

1. 実施概要
(1)日 時:2024年2月27日(火)10:00~12:00
(2)形 式:ZOOMウェビナーによるオンライン(アーカイブ配信も行います)
(3)プログラム(予定)
司会:調整中
(発表開始時刻は目安です。前後する可能性がありますがご了承ください。)

  • 10:00~「VRセラピー墓~魂の記憶」
    高砂 充希子氏(Studio Mikix)
  • 10:18~「AIレシート小説を介したユースケース」
    藤本 秦平氏(東京大学大学院学際情報学府/株式会社ARCRA 代表取締役社長)
  • 10:36~「アート・工芸作品のプラットフォームB-OWND(ビーオウンド)について」
    吉田 清一郎氏(株式会社丹青社)
  • 10:54~「NFTの現状とReal World Assets(RWA)領域の可能性について」
    施井 泰平氏(スタートバーン株式会社/株式会社アートビート/東京大学生産技術研究所)
  • 11:12~「地域の記憶を記録する―知の共有地 “信州デジタルコモンズ” のご紹介」
    森 いづみ氏(県立長野図書館)
  • 11:30~ 総合討論・意見交換

2. 参加について
(1)対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
(2)参加費:無料
(3)申し込み:https://docs.google.com/forms/d/1WheQUFEBs1XJ7gY19gK7AXs0jhVDo7gKLGrKzPFpPGk/edit

地域アーカイブ部会 会員の募集について(2024/2/1)

地域アーカイブ部会で今後さまざまな活動を展開するために、学会のメンバーから部会員を募集します。

地域アーカイブ部会では、各地の図書館、博物館、資料館、美術館などの他、デジタルアーカイブを運営、あるいは立ち上げようという個人や団体、コミュニティをどのようにサポートするのかなどを部会員の皆さんと考えていこうと思います。

まずは、皆さんに加わっていただき、定期的にミーティング、勉強会を開催します。その中から互いに交換できる工夫や知見、アイデアを生み出していくことができればと思います。

まずは、部会の進め方やミーティングの持ち方、勉強会の提案などを入会される皆さんと考えていきたいと思います。

入会希望の方は、下記のフォームに記入をお願いします。

地域アーカイブ部会 部会長 宮本聖二

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd9lZ5Tf85fcQRf25TK07OJSME3c7Ir0OEbEABbXTZrP-qVXA/viewform

『デジタルアーカイブ学会誌』2023年11月号がオンライン公開されました(2024/1/19)

『デジタルアーカイブ学会誌』第7巻第4号(2023年11月号)がJ-STAGEにてオンライン公開されました。

内容は以下のとおりです。

特集:著作権の現在地

連載特集 デジタルアーカイブ憲章

第3回DAフォーラム

学会活動から

フルペーパー 実践論文

  • 上演演目データの整理・分類における諸課題:18~20世紀のオペラ公演を例に 岡本 佳子, 坂部 裕美子, 神竹 喜重子, 荒又 雄介, 辻 昌宏, 大河内 文恵, 平野 恵美子, 小石 かつら
    https://doi.org/10.24506/jsda.7.4_e25

フルペーパー 研究論文

  • モチーフ語の共起ネットワークを用いた展覧会キュレーションの比較分析 原 翔子, 永崎 研宣, 高木 聡一郎, 大向 一輝
    https://doi.org/10.24506/jsda.7.4_e45

以上

産業とデータ・コンテンツ部会「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」(第21回)の開催について(2024/1/30)

産業とデータ・コンテンツ部会DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」(第21回)の開催について(2024/1/30)

このたびの能登半島地震により、被害を受けられた方とそのご家族、関係の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
デジタルアーカイブ学会(JSDA)「産業とデータ・コンテンツ部会」では、デジタルアーカイブ振興に関わる産学連携の見取り図とロードマップの構築を目指して2022年度から月1回のペースで「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」を開催して参りました。第21回の開催案内をお送りしますので、皆様の(アーカイブ視聴を含め)積極的にご参加ください。また今後の回でのご発表も募集しておりますのでよろしくお願い致します。

1. 実施概要
(1)日 時:2024年1月30日(火)10:00~12:00
(2)形 式:ZOOMウェビナーによるオンライン(アーカイブ配信も行います)
(3)プログラム(予定)
司会:調整中
(発表開始時刻は目安です。前後する可能性がありますがご了承ください。)

  • 10:00~「株式会社プリコグが取り組む舞台映像デジタルアーカイブのバリアフリー対応」
    金森香氏(株式会社プリコグ)
  • 10:18~「デジタルアーカイブと知識コモンズ」
    西川開氏(筑波大学 図書館情報メディア系)
  • 10:36~「低コストなデータ共有のための静的デジタルアーカイブジェネレータの提案」
    阿達藍留氏(東京大学大学院)
  • 10:54~「市民科学による地域文化資源の継承―高知県で広がる活動モデルとプラットフォーム活用―」
    楠瀬慶太氏(高知工科大学地域連携機構客員研究員)
  • 11:12~「展覧会のディスタントビューイング」
    原翔子氏(東京大学大学院 学際情報学府)
  • 11:30~ 総合討論・意見交換

2. 参加について
(1)対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
(2)参加費:無料
(3)申し込み:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdTie5h8NVZJQVFtT0VuNsHv4LcOieAF5mnDE52zG7WxSEGaQ/viewform

令和6年能登半島地震で被災されたみなさまへ

2024年1月1日に発生した奥能登地方を震源とする地震は、能登半島を中心に甚大な被害を生じさせました。被害の全容は今もわかっておらず、行方不明者の捜索も続き、孤立地区も各地に残っています。学会として、まずこの地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申しあげ、現在も続く救助作業の円滑な進行と寸断されている道路やライフラインの復旧を願います。

私たちデジタルアーカイブ学会は、昨年(2023年)11月に学会大会を金沢で開催させていただき、石川県の皆様に大変お世話になりました。主会場とさせていただいた石川県立図書館をはじめとする諸施設の素晴らしさはもちろんですが、石川県全体に蓄積されてきた文化の厚み、それを継承・発展させてきた方々のご努力に深い敬意を感じてきました。

とりわけ今回、最も被害が深刻な珠洲市、輪島市、七尾市などの能登地方は、日本海を通じた交流と商業、漁業、文化の蓄積が抜きん出て豊かな地域で、多くの人が、この地域に住む人々の気骨や郷土愛に心を動かされてきました。そのような地方が、今回、甚大な被害を受けていることに胸が締めつけられるような思いです。

今後、事態は震災被害への応急対応から復興へと推移していくでしょう。その際、最も大切なことは、震災の経験や震災前の地域の記憶を後世に残していくことだと思います。振り返れば、デジタルアーカイブをめぐる多くの取り組みが、東日本大震災後の被災地で始まりました。本学会の原点のひとつも、そこにあります。今回の地震で大きな被害を受けた石川県、特に能登半島地域が、今後、どのようにこの被災や震災前の記憶を未来に継承していくか、少なくともその一部で、私たちデジタルアーカイブ学会とその会員は、できる限り被災地に寄り添い、わずかばかりでも力になることができればと願っています。

デジタルアーカイブ学会
会長 吉見俊哉

J-STAGE公開論文のページ番号記載誤りについて(2024/1/5)

下記のとおりページ番号の誤記が発生しました。作業のミスによるものであり、大変申し訳ございません。

  1. 記事名
    デジタルアーカイブ学会誌vol. 7, no. 4, p. e39-e 44
    上演演目データの整理・分類における諸課題:18〜20世紀のオペラ公演を例に
    https://doi.org/10.24506/jsda.7.4_e25
  2. 事故内容
    J-STAGEにて、PDFと書誌情報の開始ページと終了ページを間違えて付与してしまった。
    (誤)e25-e30 (正)e39-e44
    その後、冊子体の記事は修正して発行されたため、J-STAGEと冊子の開始ページと終了ページに相違が出る。

これについては、J-STAGEの書誌を訂正し、またPDFを差し替えました。
訂正記事はこちらになります。
https://doi.org/10.24506/jsda.8.1_e1

冊子体の記事のページ番号は正しく付与されており、J-STAGEのみの誤記となります。

すでにこの記事のPDFをダウンロードされた方は、訂正されたPDFを再度ダウンロードされるようにお願いいたします。
大変お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

デジタルアーカイブ学会誌編集事務局

産業とデータ・コンテンツ部会「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」(第20回)の開催について(2023/12/22)

産業とデータ・コンテンツ部会DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」(第20回)の開催について(2023/12/22)

デジタルアーカイブ学会(JSDA)「産業とデータ・コンテンツ部会」では、デジタルアーカイブ振興に関わる産学連携の見取り図とロードマップの構築を目指して2022年度から月1回のペースで「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」を開催して参りました。第20回の開催案内をお送りしますので、皆様の(アーカイブ視聴を含め)積極的にご参加ください。また今後の回でのご発表も募集しておりますのでよろしくお願い致します。

1. 実施概要
(1)日 時:2023年12月22日(金)10:00~12:00
(2)形 式:ZOOMウェビナーによるオンライン(アーカイブ配信も行います)
(3)プログラム(予定)
司会:調整中
(発表開始時刻は目安です。前後する可能性がありますがご了承ください。)

  • 10:00~「沖縄におけるアーカイブツーリズムというチャレンジ」
    平良斗星氏(沖縄デジタルアーカイブ協議会 運営委員)
  • 10:18~「デジタルアーカイブ──ミュージアムのDXのゴールはどこ?」
    鴨木年泰氏(公益財団法人 東京富士美術館)
  • 10:36~「デジタルコンテンツのビジネスモデルとデジタルアーカイブの可能性」
    堀鉄彦氏(フリージャーナリスト)
  • 10:54〜「宝塚歌劇団在団者データ整備の重要性-昨今の報道を踏まえつつ-」
    坂部裕美子氏(公益財団法人 統計情報研究開発センター)
  • 11:12~「企業データのアーカイブとデータビジュアライゼーション」
    有本昂平氏(株式会社帝国データバンク)
  • 11:30~ 総合討論・意見交換

2. 参加について
(1)対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
(2)参加費:無料
(3)申し込み:https://forms.gle/oKxQdZT37TBKAoAHA