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産業とデータ・コンテンツ部会「DAショートトーク」(2022/5/30)

DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!

デジタルアーカイブ学会(JSDA)「産業とデータ・コンテンツ部会」は、デジタルアーカイブ振興に関わる産学連携の在り方を検討するため2021 年4月に設置されました。2021年度は部会としての取り組みを議論するために連続3回のフォーラムを開催しました。その結果、部会が扱うべき課題が多様であり、関係者のバックグランド・視点も多様であることから、まずは諸課題に関する講演会・議論を通して情報共有と相互理解を熟成することが重要であると考えました。
「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」はこのような趣旨で今年度、月1回のペースで開催する予定です。この取り組みを通してデジタルアーカイブ振興に関わる産学連携の見取り図とロードマップが構築できればと考えます。皆様の(アーカイブ視聴を含め)積極的なご参加、またご発表をお願い致します。

第 1 回 (2022/5/30)

  1. 日 時:2022年5月30日(月)10:00~12:00
  2. 形 式:ZOOMウェビナーによるオンライン(アーカイブ配信も行います)
  3. プログラム(予定)
    司会:柴野京子 上智大学准教授、デジタルアーカイブ学会産業とデータ・コンテンツ副部会長

    • 10:00~「知識はわれらを豊かにする」
      黒橋禎夫氏 (京都大学教授、デジタルアーカイブ学会産業とデータ・コンテンツ部会長)
    • 10:15~「文化産業のデジタル化からみたDA論」
      後藤和子氏 (摂南大学教授)
    • 10:30~「映像コンテンツのDAによるエコシステムの取組み」
      緒方靖弘氏(寺田倉庫株式会社、デジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)事務局長、デジタルアーカイブ学会産業とデータ・コンテンツ副部会長)
    • 10:45~「文化財VR・デジタルアーカイブの取り組みについて」
      植山秀治氏 (凸版印刷株式会社)
    • 11:00~「マンガの機械翻訳と言語教育への活用」
      石渡祥之佑氏  (Mantra株式会社 Co-Funder & CEO)
    • 11:15~「コンテンツ産業としての弊社の未来戦略と、それを実現するための取り組み ~ OUR MISSION コンテンツソリューションで顧客と社会の未来をつくる OUR VISION 顧客と社会の成長を支援する情報価値プロデュース企業 ~ 」
      能登健太朗氏 (能登印刷代表取締役)
    • 11:30~ 総合討論・意見交換
  4. 参加について
    • 対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
    • 参加費:無料
    • 参加お申込みはこちら

第2回DAフォーラム発表演題募集開始 (締切 2022/4/17)

第2回DAフォーラム演題募集開始 (締切 2022/4/17)

第2回DAフォーラムは次の要領で開催いたします。

  • 日時: 2022 年 6 月 26 日(日)13:00 ~ 18:00 (時間は変更されることがあります)
  • 形式: オンライン (参加費は会員・非会員とも無料)

これにともない演題を募集します。

  • 発表募集要項
    • 発表者の資格: 登壇者は会員に限ります (共同発表者は会員でなくても構いません)
      非会員の方はこちらから入会お申込みをお願いいたします。
    • 発表の種類: 口頭発表 (質疑込みで 15 分の予定)
      予稿は原則として Creative Commons (CC-BY) ライセンスにより J-STAGE 上で公開されます。
      発表スライドについても J-STAGE Data で公開することができます。
    • 発表の分野制度・政策、著作権、人材育成、産業化
      • 地域活動、図書館、博物館、企業
      • 新技術、規格、メタデータ、データベース
      • その他デジタルアーカイブに関連する分野
    • 演題申込はこちらから。締切: 2022 年 4 月 17 日 (日)
      採択通知と予稿提出依頼 2022 年 4 月 22 日 (金) までに申込者に連絡いたします。
      内容の査読はありませんが、上記「発表の分野」を外れるもの、発表形式が整っていないものについては発表をお断りすることがあります。
    • 予稿原稿提出: 提出期限: 2022 年 5 月 15 日 (日)
      採択された発表については予稿を提出していただきます。
      用意しているテンプレートを使用し、MS Word の完全原稿で提出してください。(A4: 4 ページ以内)

以上

デジタルアーカイブ学会誌投稿規程の改定

デジタルアーカイブ学会誌の投稿規程が改定されました

この度、論文投稿規定を改定し、従来の論文と同様に6ページを基準とするフルペーパーと、3ページを基準とするショートペーパーのカテゴリを設けることとしました。以下では、投稿規定の改定に伴う論文のカテゴリとそれに関連する査読規定について説明します。以下の(1)と(2)には投稿規定からの抜粋です。フルペーパー、ショートペーパーの両カテゴリともに研究論文と実践論文のカテゴリを設けています。

    1. フルペーパー
      • 研究論文:オリジナルな研究論文で、内容の主要な部分が学術論文として他に公表されていないもの
      • 実践論文:デジタルアーカイブのシステムやサービスの構築、データセット・デジタルアーカイブ、関連するツールの開発や実践、利活用等に関する事例調査等について述べたもの
    2. ショートペーパー
      • 研究論文:オリジナルな研究論文で、内容の主要な部分が学術論文として他に公表されておらず、進行中の研究の成果報告等を含め、速報性を重視したもの
      • 実践論文:デジタルアーカイブのシステムやサービスの構築、データセット・デジタルアーカイブ、関連するツールの開発や実践、利活用等に関する事例調査等について述べた論文で、速報性を重視したもの

投稿規程改定に関する編集委員長の説明はこちです。
新しい投稿規程の詳細はこちら。
また、これにともなう新しい査読規程の詳細はこちら。

以上

デジタルアーカイブ学会第10回定例研究会「デジタルアーカイブ利活用の内実」 (2022/3/22)

デジタルアーカイブ学会第10回定例研究会
「デジタルアーカイブ利活用の内実」

デジタルアーカイブ学会では、学会員等の研究成果の発表と会員間の交流・意見交換を目的とした定例研究会を開催しています。今回は、デジタルアーカイブの利活用に焦点を当て、地域におけるフィールドワークや初中等教育の現場で資料を扱われているお二人にご報告いただき、現状のデジタルアーカイブにおける課題と可能性について議論します。

  • 日時:2022年3月22日(火)18:30~20:00
  • 開催方法:オンライン(Zoom利用)
  • プログラム:
    • 18:30~18:40  学会近況報告(10分)
    • 18:40~19:05  報告1:フィールドワークの現場から:梅林秀行さん(25分)
    • 19:05~19:30  報告2:初中等教育の現場から:大井将生さん(25分)
    • 19:30~20:00  議論:司会:大向一輝(東京大学)(30分)
  • 参加方法:
    • デジタルアーカイブ学会会員(参加費無料)
    • デジタルアーカイブ学会会員以外の方(参加費1,000円)
      こちらからお申込みください。
  • 登壇者プロフィール:
    • 梅林秀行:京都高低差崖会崖長/京都ノートルダム女子大学非常勤講師。関心分野はデジタルアーカイブなどのオンライン資料を活用(ユーザーサイドの二次的加工など)したフィールドワーク実践。
    • 大井将生:東京大学大学院学際情報学府/TRC-ADEAC特任研究員。研究テーマは地域資料の教材化、デジタルアーカイブの教育活用、多様な資料のLOD化、多文化共生。
  • 参考:

デジタルアーカイブ学会が日本学術会議協力学術研究団体に指定される (2021/11/25)

デジタルアーカイブ学会が日本学術会議協力学術研究団体に指定される

2021年11月25日付でデジタルアーカイブ学会が日本学術会議協力学術研究団体に指定された旨通知がありました。
日本学術会議の協力学術研究団体に関する規則は次のようになっています。

第三十六条 学術研究団体及び学術研究団体の連合体のうち、学術会議の活動に協力すること
を申し出、幹事会で承認されたものに日本学術会議協力学術研究団体(以下「協力学術研究団体」という。)の称号を付与する。
2 学術会議は、協力学術研究団体と緊密な協力関係を持つものとする。
3 協力学術研究団体は、学術会議の求めに応じ、学術会議の活動に協力することができる。
4 協力学術研究団体は、学術会議の求めに応じ、会員又は連携会員の候補者に関する情報等を提供することができる。
5 学術研究団体の連合体たる協力学術研究団体は、学術会議と各学術研究団体との連絡調整を行うとともに、学術会議の各委員会の審議に協力することができる。
6 前各項に定めるもののほか、協力学術研究団体に関する事項は、幹事会が定める。

また、協力学術研究団体に指定されるための要件は次のようになります。

  1. 学術研究の向上発達を主たる目的として、その達成のための学術研究活動を行っていること
  2. 活動が研究者自身の運営により行われていること
  3. 構成員(個人会員)が100人以上であり、かつ研究者の割合が半数以上であること
  4. 学術研究(論文等)を掲載する機関誌を年1回継続して発行(電子発行を含む。)していること

これにより、日本学術会議から、各種会議開催についてのニュースメール等の配信、会議の共催や後援などを受けられるようになりました。

現在の協力学術研究団体の一覧はこちらになります。
www.scj.go.jp/ja/group/dantai/index.html

産業とデータ・コンテンツ部会キックオフ連続フォーラム (第 3 回)

第3回「デジタルアーカイブを基盤とする産業振興政策:海外の動向とジャパンサーチの可能性」

・デジタルアーカイブ振興に関わる産学連携の在り方を検討するため本年4月に設置されたデジタルアーカイブ学会「産業とデータ・コンテンツ部会」では、今後の具体的な取組課題を明らかにするため、学会・産業界その他の関係者が集まり、共通認識を得る機会として、連続3回のフォーラムを開催することになりました。
・第1回「デジタルアーカイブ産業のスコープ」、第2回「アートコンテンツ展開のための基盤と見取り図」に続く第3回は、デジタルアーカイブを基盤とする産業振興政策をテーマに、海外の動向と日本の課題について、ビジネスおよび制度・政策的な観点からご報告をいただきます。さまざまな立場の方々の積極的なご参加を期待いたします。

  1. 日時:2022年1月26日(水)午後4時~5時30分
  2. 形式:ZOOMによるオンライン(アーカイブ配信は行いません)
  3. プログラム(予定)司会:柴野京子上智大学准教授、デジタルアーカイブ学会産業とデータ・コンテンツ副部会長
    1. ご挨拶と趣旨説明:黒橋禎夫京都大学教授・デジタルアーカイブ学会産業とデータ・コンテンツ部会長(5分)
    2. 事例報告「EUのデータ戦略とデジタルアーカイブ」
      生貝直人氏(一橋大学大学院法学研究科准教授・東京大学大学院情報学環客員准教授)(20分)
    3. 事例報告「産業界DAとジャパンサーチ:相乗効果の可能性」
      神崎正英氏(ゼノン・リミテッド・パートナーズ代表)(20分)
    4. ―休憩(5分)―
    5. ディスカッション(40分)
    6. まとめ
  4. 参加について
    • 対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
    • 定員:150名
    • 参加費:無料
    • 参加お申込みはこちら

SIG戦争関連資料研究会がNHKスペシャルに協力 (2021/12/4, 5放送)

SIG戦争関連資料研究会がNHKスペシャル制作に協力 (2021/12/4, 5放送)

SIG戦争関連資料研究会では、NHKスペシャルの制作チームと共同で戦争資料に関するアンケート調査を行いました。NHKはその結果に加えてエゴドキュメント(日記等の私的記録)を収集し、それをもとに、太平洋戦争開戦期の民衆心理をテーマとした番組を制作しました。この番組はNHKスペシャル「新・ドキュメント太平洋戦争 『1941 第1回 開戦(前編)』(2021年12月4日)、『1941 第1回 開戦(後編)』(2021年12月5日) として放送予定です。SIG主査の水島久光教授もデータ解析ミーティングの場面で出演予定です。ご視聴ください。

円卓会議「デジタルアーカイブの時代のMLAM連携〜沖縄・復帰50年に向けて〜」(2021/12/12)

円卓会議「デジタルアーカイブの時代のMLAM連携〜沖縄・復帰50年に向けて〜」(2021/12/12)

1972年5月15日、沖縄の施政権が日本に返還されて50年になります。沖縄は、19世紀までは日本本土とは別の歴史を歩んでいました。「琉球処分」以降の急速な本土への同化、その果てに起きた沖縄戦で県民の4人に一人が命を失い、その後27年間の米軍政府・民政府による統治が続きました。復帰後は、本土との格差解消という課題、米軍基地の負担の縮小が進まない状況がある一方で、独自の文化や自然を守り育てる営みが様々に行われています。
こうした沖縄の近現代の様々な出来事とそうした事象がどのような背景から起きたのでしょうか。私たちは琉球王朝時代から今日に至る文化財、資料、情報、音楽・舞踊などの芸能について出来る限り多くの人が触れて、見て、聞いて、過去を知り未来を想像し、はじめて新たな知やコンテンツを生み出すことができるようになると考えます。そのためには、博物館(M)、図書館(L)、資料館・文書館(A)あるいは新聞・テレビなどのメディア(M)の保有する資料やアーカイブコンテンツが大きな役割を果たすはずです。この円卓会議ではそうした各機関・団体の営みと役割を確認し、デジタル化によるさらなる価値拡大の可能性を考えていきたいと思います。同時に、主体も成り立ちも異なる各機関・団体が繋がることで相互に情報交換をする機会になると思います。
なお、本円卓会議は、今後のデジタルアーカイブ学会と沖縄県内の研究・実践者の関係を築くための公開会議として位置づけ、さまざまな検討課題を拾いあげ、関係者間で共有する機会といたします。またコロナ禍の状況に鑑み、会場にはパネリスト・学会関係者ほか、県内でアーカイブおよび資料研究と実践活動に関わる方のみの入場(40名:先着順)とし、その他・一般の皆様にはオンラインでご参加いただきます。

●とき:2021年12月12日(日)14:00~16:30
●場所:沖縄県立図書館 ホール/オンライン(音声配信予定:アクセス方法は後日)
●主催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会 参加費:無料
●パネリスト(機関・団体):沖縄県立図書館沖縄県公文書館沖縄アーカイブ研究所なんじょうデジタルアーカイブ岐阜女子大学沖縄サテライト校那覇市歴史博物館沖縄テレビ放送
●コメンテータ:宮本聖二(立教大学、Yahoo!Japan、デジタルアーカイブ学会 地域アーカイブ部会長・理事)
●進行:水島久光(東海大学、デジタルアーカイブ学会理事)

●オンライン参加のお申込みはこちら (参加費無料)


合わせてこちらも参加ご検討ください。

南城市デジタルアーカイブ活用円卓会議 (2021/12/11 (土) 13:30~)
■日時:12月11日(土) 13:30-16:10(受付開始:13:00~、配信開始:13:20~)
■会場:南城市役所1階大会議室(沖縄県南城市佐敷字新里1870番地)又はオンライン参加
■参加申込 https://forms.gle/FH7VzJjZgRcJE5AA8

DA フォーラム (オンライン研究発表会) (2021/12/19) プログラム公開と参加者募集開始

デジタルアーカイブ学会では研究大会に加えて、オンライン発表会形式をメインとする、DAフォーラムを実施することとなりました。
第 1 回 DA フォーラムは次の通り開催いたします。

産業とデータ・コンテンツ部会キックオフ連続フォーラム (第 2 回)

第2回「商業アートコンテンツ展開のための基盤と見取り図」

  • デジタルアーカイブ振興に関わる産学連携の在り方を検討するため本年4月に設置されたデジタルアーカイブ学会(JSDA)「産業とデータ・コンテンツ部会」では、今後の具体的な取組課題を明らかにするため、学会・産業界その他の関係者が集まり、共通認識を得る機会として、連続3回のフォーラムを開催することになりました。
  • 第2回は、産業振興の主要テーマであるアート、エンターテインメント関連のコンテンツ展開をとりあげます。国内には膨大なコンテンツが存在しますが、一部を除いて、規格・権利・保存・公開・課金等の様々な整備の困難があり、商業アーカイブズを形成できていません。ここでは産業化・商業化を前提とした共有プラットフォームの構想に向けて、コンテンツ事業、およびそのトライアルに取り組む事業者の方をお招きし、コンテンツデータの制作・流通・管理保存のシステムと考え方、実施に伴う課題等を検討したいと思います。奮ってご参加ください。
  1. 日時:2021年11月4日(木)15:00~17:00
  2. 形式:ZOOMによるオンライン
  3. プログラム(司会:柴野京子上智大学准教授、デジタルアーカイブ学会産業とデータ・コンテンツ副部会長)
    1. ご挨拶と趣旨説明:黒橋禎夫京都大学教授、デジタルアーカイブ学会産業とデータ・コンテンツ部会長(5分)
    2. 事例報告「集英社Comics Digital Archivesの事業展開」
      岡本正史氏(集英社・デジタル事業部)(20分)
    3. 事例報告「アートコンテンツ活用の問題点」
      太下義之氏(文化政策研究者、同志社大学教授)(20分)
    4. コメント(10分)
      山川道子氏(株式会社プロダクション・アイジー・デジタルアーカイブ学会理事)
    5. ―休憩(5分)―
    6. ディスカッション(30分+20分)
    7. まとめ(部会長・副部会長コメント)
  4. 参加について
    • 対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
    • 定員:150名
    • 参加費無料 (会員限定)
    • 参加お申込みはこちら