デジタルアーカイブIN岐阜 (2019/2/11)

デジタルアーカイブin岐阜 (2019/2/11)

デジタルアーカイブ開発・振興および研究・情報交流の場として、理論、人材養成、地域・コミュニティーアーカイブなどの実践研究について発表していただく研究会を開催します。また、15:30からの研究会は、一方のセッションを岐阜女子大学沖縄サテライト校とテレビ会議で繋ぎます。もう一方のセッションはテレビ会議ZOOMを使い全国から参加できます。

● 開催日時:平成31年2月11日(月・祝) 13:00~17:30
●主催:デジタルアーカイブ学会人材養成部会コミュニティーアーカイブ部会
日本教育情報学会 デジタルアーカイブ研究会・著作権等研究会
●会場:岐阜女子大学 文化情報研究センター
(岐阜県岐阜市明徳町10番地 杉山ビル4階)

● スケジュール:

* 13: 00~     受付
* 13: 30~15:00 講演「沖縄の芸能文化」
岐阜女子大学特任教授(前琉球大学教授)大城學
* 15: 30~17:30 研究会
セッション1 地域文化とデジタルアーカイブ
セッション2 デジタルアーカイブの多様性

● 発表内容:

1. 1.デジタルアーカイブの基礎理論研究について
2. 2.デジタルアーカイブの実践研究について
3. 3.デジタルアーカイブの人材養成について
4. 4.地域・コミュニティーアーカイブの振興について  等

● 発表者:本研究会はデジタルアーカイブ学会、日本教育情報学会会員のみならず、デジタルアーカイブ研究を行っている非会員の方も発表できます。また、発表後に「岐阜女子大学 デジタルアーカイブ研究報告(査読あり)」への投稿を依頼する場合があります。

なお、発表時間は質疑応答含め15分を予定しています。

発表申込締切日:平成31年1月31日(木)
発表申込書に必要事項を記入して、FAXまたはメールで下記の申込先までお送りください。
発表原稿締切日:平成31年2月4日(月)
執筆要領:デジタルアーカイブ研究会の書式に準拠
ページ数:A4版 6ぺージ~12ページ(偶数ページ)

※ 原稿を郵送または、メールで下記まで提出してください。

● 参加費:無料
※聴講のみの方でもZOOMより参加を希望される場合は、接続方法をご案内しますのでメールで下記の申込先へご連絡ください。

【申込・問い合わせ先】
デジタルアーカイブ研究会 研究会実施事務局(岐阜女子大学)
〒500-8813 岐阜県岐阜市明徳町10番地 杉山ビル5階 岐阜女子大学文化情報研究センター内
TEL:058-267-5301 FAX:058-267-5238
E-mail :jdaa.jimu@gmail.com(担当:井上、細川)

シンポジウム「著作権延長後の世界で、我われは何をすべきか」(2019/1/10)

著作権「死後70年化」の施行を受けて、当学会を含む6団体共催で「著作権延長後の世界で私たちは何をすべきか」を考えるシンポジウムを開催します。

開催趣旨
10月30日、政府は、TPP11が6ヶ国目の批准を得て12月30日に発効することが確定した、と発表しました。これに伴い、2016年の改正著作権法も同じ日に施行されることになり、我が国が1970年以来守って来た著作権の保護期間「死後50年」の原則は、ついに「死後70年」原則へと延長されます。
私たちは2006年、米国や権利者団体の要求で国内での保護期間延長論議が本格化して以来、様々な形と立場でその広範な影響への懸念を論じてきました。今回、政府はTPP11では各国の反対で期間延長が凍結されたにもかかわらず、21世紀の世界の現実に逆行するかのような延長を決定しました。しかし私たちはその事実を非難するよりも、過去の作品の保存と継承や新たな創造・ビジネス・教育・研究開発のために、「延長後の世界」で私たちに出来ることを、今こそ、共に考えはじめたいと思います。
下記6団体の共催にて、延長問題にこれまで関わって来た様々な立場の人々が集い、今後の著作権/文化政策のビジョンや政策形成のありかた、個別の対策など、「これから私たちにできること」を考えます。

日時: 2019年1月10日(木)18:30~21:00
会場: 東京ウィメンズプラザ(銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」B2より7分)
申込: goo.gl/forms/zURClMoJoP3c0fiE2
内容: (以下敬称略)

  • 基調スピーチ
    中山信弘(東京大学名誉教授)
  • 報告「期間延長問題の経緯」
    福井健策(弁護士、thinkC世話人)
  • ライトニングトーク「今後我々に何ができるか/すべきか」
    • 「最終20年アーカイブ可能化条項」
      生貝直人 / 東洋大学准教授、デジタルアーカイブ学会理事
    • 「今後の青空文庫について」
      大久保ゆう / 青空文庫
    • 「クリエイティブコモンズの更なる普及」
      渡辺智暁 / クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(NPO法人コモンスフィア)理事長
    • 「図書館からの家庭配信などの提案」
      赤松健 / 漫画家、日本漫画家協会理事
    • 「オーファン問題をどう解決して行くか」
      瀬尾太一 / 写真家、日本複製権センター代表理事
    • 「ブロックチェーン/リーガルテックは著作権管理を変えるか?」
      永井幸輔 / 弁護士、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(NPO法人コモンス
      フィア)
    • ほか「戦時加算は解消できるか」など予定。いずれもタイトルは仮で、発表順は変更になる可能性があります。予めご了承ください。
  • 総括シンポジウム「個別対策と今後の政策形成」
    前半部の登壇者に加え下記の皆さまをお迎えします。

    • 上野達弘(早稲田大学教授)
    • 太下義之(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 芸術・文化政策センターセンター長)
    • 田中辰雄(慶應義塾大学教授)
    • 富田晶子(青空文庫、本の未来基金運営委員)
    • 司会:津田大介(ジャーナリスト、インターネットユーザー協会代表理事)

主催
青空文庫本の未来基金デジタルアーカイブ学会クリエイティブ・コモンズ・ジャパンインターネットユーザー協会thinkC(順不同)

『演劇博物館所蔵資料デジタル化ガイドライン』公開

『演劇博物館所蔵資料デジタル化ガイドライン』公開

2018年11月30日付で、早稲田大学演劇博物館は、早稲田大学文化資源データベースにて『演劇博物館所蔵資料デジタル化ガイドライン』を公開した。ガイドラインは、演劇博物館内の平面資料をデジタル化する際に発生する各作業の標準化を図るために作成したものであり、一定の基準を定めることで作業の合理化を計るだけでなく、例外事案における方針決定の参照としてや、デジタル化作業者/委託先に関わらず高水準で品質を維持することを目的としている。
クリエイティブ・コモンズをCC0(シー・シー・ゼロ)で公開しているため、自由に改変可能であり、クレジット無しで仕様書作成の雛型や、参考資料としての添付など、デジタル化の合理化・品質向上などのため、積極的な二次利用を期待している。
ガイドラインは、これまでの演劇博物館デジタルアーカイブ室で担当したデジタル化作業で発生した事案を基に作成されているが、今後において検討事案が発生した場合は、順次必要に応じた見直しや、加筆修正を継続的に行っていく。また、他組織からの改良提案があれば、積極的に取り入れるとともに、ガイドラインを教材として用いた勉強会の開催などを計画している。

早稲田大学文化資源データベース