J-STAGE公開論文のページ番号記載誤りについて(2024/1/5)

下記のとおりページ番号の誤記が発生しました。作業のミスによるものであり、大変申し訳ございません。

  1. 記事名
    デジタルアーカイブ学会誌vol. 7, no. 4, p. e39-e 44
    上演演目データの整理・分類における諸課題:18〜20世紀のオペラ公演を例に
    https://doi.org/10.24506/jsda.7.4_e25
  2. 事故内容
    J-STAGEにて、PDFと書誌情報の開始ページと終了ページを間違えて付与してしまった。
    (誤)e25-e30 (正)e39-e44
    その後、冊子体の記事は修正して発行されたため、J-STAGEと冊子の開始ページと終了ページに相違が出る。

これについては、J-STAGEの書誌を訂正し、またPDFを差し替えました。
訂正記事はこちらになります。
https://doi.org/10.24506/jsda.8.1_e1

冊子体の記事のページ番号は正しく付与されており、J-STAGEのみの誤記となります。

すでにこの記事のPDFをダウンロードされた方は、訂正されたPDFを再度ダウンロードされるようにお願いいたします。
大変お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

デジタルアーカイブ学会誌編集事務局

Cesium Grants Japan 2024説明会 ~OSS 3D地理空間コミュニティ発展を目指す日本向け助成金プログラムの説明と過去受賞者の実際と本音~(2024/1/10)

Cesium Grants Japan 2024説明会
~OSS 3D地理空間コミュニティ発展を目指す日本向け助成金プログラムの説明と過去受賞者の実際と本音~

【イベント概要】

3D地理空間の可能性は、製造業や流通、不動産、保険、スマートシティ、モビリティ、災害対策、研究・教育分野など限りなく多岐にわたります。3D地理空間情報の革新はグローバルなペースで加速しており、日本でも、開発者やクリエイターによって多くの取り組みが始まっています。

Cesiumは、強力な3D地理空間のアプリケーションを作成するための基盤となるオープンプラットフォームを創っている会社です。2019年にスタートしたまだ新しい会社ですが、オープンソースであることとそのプラットフォームの機能・性能により、すでに世界中様々な場面で利用されており、日本でも国交省のPLATEAUはじめ様々なツールやアプリケーション、プラットフォームの土台として今急速に利用が進んでいます。

この度Cesiumでは、日本の開発者やクリエイターの活動をさらに活性化し、支援することを目的として、『Cesium Grants JAPAN 2024』という、助成金プログラムを11月より開始しました。本セミナーでは、いよいよ2024年2月1日を応募締め切りとするそのプログラムの内容と助成金受賞のためのポイント、また初代Grant採択者の一人、東京大学大学院・渡邉英徳教授による活用事例を、デモを交えつつわかりやすく解説いたします。

【セミナー名】
Cesium Grants Japan 2024説明会
~OSS 3D地理空間コミュニティ発展を目指す日本向け助成金プログラムの説明と過去受賞者の実際と本音~

【主催】Cesium GS,Inc.

【共催】東京大学大学院情報学環 メディア・コンテンツ総合研究機構

【日 時】1月10日(水) 18:00~19:00(予定)

【開催方法】オンライン(zoom) ※参加者の方には、zoomを送付します。

【参加者対象】
大学および高等教育機関の学生、修士、博士、教職員や研究者の方、IT部門含め業務職員の方

主に今回のGrant(助成金)プログラムを利用して、3D地理空間に関するイノベーティブな手法やオープン標準化、総合接続性、社会課題の解決などについて、自己の属する組織を超えて、仕組みづくり、ドキュメント化、取り組み、カリキュラム化、アプリケーション開発などの形で実現を目指している方、あるいはこれから目指してみようと考えておられる方に、是非ご参加いただければと思います。

【人数】50名(先着順)

【参加費】無料

【申 込】事前申込制。以下のフォームよりお申し込みください
Cesium Grants Japan 2024説明会 (2024/1/10) (google.com))
事務局で確認後、後日、zoomのアドレスを送付します。申し込み状況等でお断りする場合もございます。ご了承ください。

【申込期限】2024年1月9日

【講演内容】    

■登壇者
Grants採択事例 紹介講師:
東京大学 東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授
渡邉 英徳

Grants Program説明会スピーカー:
Cesium Japan Community Manager 久木田 弦

■タイムテーブル
【18:00~18:20】Cesium GS, Inc. Japan Community Manager 久木田 弦

  • Opening
  • Cesium Grants Japan 2024のご説明
    ○~Cesiumからの助成金ーOSS 3D地理空間コミュニティ グラントとは
    ○2月1日に応募締め切りを迎える本助成金プログラムについての申し込み方法と、受賞のためのポイントについて、誤解されやすい点の注意点など含めご説明させていただきます。

【18:20~18:35】東京大学 東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授 渡邉 英徳

  • Cesiumの利用の実際~助成金獲得事例のご紹介
    ○Cesiumの研究利用・社会実装事例について、Grant採択助成金を獲得された実例をはじめ、その他参考になる実際の画面操作やデモを通して、わかりやすく紹介します。

【18:35~19:00】

  • Q&Aタイム
    チャット欄にいただいた質問から幾つか選んでご回答させていただきます。

※アジェンダは予告なしに変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

《ご参考・関連情報》

Cesiumは国交省のPLATEAUはじめ、防災システムや航空シミュレーション、建築・建設のための予測システム、各種デジタルアーカイブなど、様々な3D地理空間を取り扱うアプリケーションやプラットフォームで利用されています。

⚫︎東京大学 渡邊教授作成の関連情報

▼本件に関する問い合わせ先
Cesium GSC, Inc.  Japan Community Manager 
久木田 弦(Kukita Gen)
E-mail:kukita@cesium.com

産業とデータ・コンテンツ部会「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」(第20回)の開催について(2023/12/22)

産業とデータ・コンテンツ部会DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」(第20回)の開催について(2023/12/22)

デジタルアーカイブ学会(JSDA)「産業とデータ・コンテンツ部会」では、デジタルアーカイブ振興に関わる産学連携の見取り図とロードマップの構築を目指して2022年度から月1回のペースで「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」を開催して参りました。第20回の開催案内をお送りしますので、皆様の(アーカイブ視聴を含め)積極的にご参加ください。また今後の回でのご発表も募集しておりますのでよろしくお願い致します。

1. 実施概要
(1)日 時:2023年12月22日(金)10:00~12:00
(2)形 式:ZOOMウェビナーによるオンライン(アーカイブ配信も行います)
(3)プログラム(予定)
司会:調整中
(発表開始時刻は目安です。前後する可能性がありますがご了承ください。)

  • 10:00~「沖縄におけるアーカイブツーリズムというチャレンジ」
    平良斗星氏(沖縄デジタルアーカイブ協議会 運営委員)
  • 10:18~「デジタルアーカイブ──ミュージアムのDXのゴールはどこ?」
    鴨木年泰氏(公益財団法人 東京富士美術館)
  • 10:36~「デジタルコンテンツのビジネスモデルとデジタルアーカイブの可能性」
    堀鉄彦氏(フリージャーナリスト)
  • 10:54〜「宝塚歌劇団在団者データ整備の重要性-昨今の報道を踏まえつつ-」
    坂部裕美子氏(公益財団法人 統計情報研究開発センター)
  • 11:12~「企業データのアーカイブとデータビジュアライゼーション」
    有本昂平氏(株式会社帝国データバンク)
  • 11:30~ 総合討論・意見交換

2. 参加について
(1)対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
(2)参加費:無料
(3)申し込み:https://forms.gle/oKxQdZT37TBKAoAHA

藤本蚕業プロジェクト公開講座「藤本蚕業歴史館でデジタル化ワークショップ」(2023/12/9)

藤本蚕業プロジェクト公開講座
デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会シリーズ研究会
地域の博物館・図書館等施設をデジタルツイン空間に変える「藤本蚕業歴史館でデジタル化ワークショップ」

社会のデジタル化が進み、私たちの生活や学習活動においてはこれまでにないほどに豊かな情報リソースにアクセスできることが可能となりました。一方、デジタルアーカイブ構築には多額な予算がかかるという懸念があります。また地域の大多数の博物館等はそのリニューアルもデジタル化への対応もできず、さらには来場者数の減少により施設の存続すら危ぶまれているところも少なくありません。
デジタルツインとは、そこへ赴かなくても、施設空間やリソースに代替的にアクセスできるバーチャルな情報空間です。
博物館等施設のデジタルツイン化は各地域・各施設が抱えるそうした深刻な問題を根本から解決し、施設環境やリソースにアクセスしやすくするスーパーソリューションとなります。市民や学生などが博物館等に関わって、旧態化した施設をデジタル化し社会の変容に対応できる知識循環型環境に変えることを可能にします。
本研究会では、私設資料館「藤本蚕業歴史館」(長野家上田市)を具体的フィールドとし、どのような課題があるのか、博物館・図書館・大学・学校等の施設をどうデジタルツイン化できるかを、3Dツールの解説と実習を通して学習します。
博物館・図書館・大学等におけるデジタルアーカイブの事業立案に向けて、またはアーカイブサイトを制作できるリスキリング、リカレントに応える学習機会としてご利用いただけます。3D技術やデジタルアーカイブは難しいとためらわれている方の入門講座としてもご利用ください。

▼日程
2023年12月9日(土) 10:00~16:00(Q&Aタイム16:00~17:00)

▼フォローアップタイム
2023年12月17日(日)14:00~16:00 Zoom参加
受講される皆様には、ワークショップの後、実際にMatterport、Scanniverse等を用いて試作した3Dデータのアウトカムを披露いただく場とします。

▼実施体制等
主催:藤本蚕業プロジェクト(代表:前川道博 長野大学教授)
共催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会
協力:藤本蚕業歴史館dコモンズプロジェクト長野大学
この事業は長野県地域発元気づくり支援金事業の助成を得て実施します。

▼講座形態
ハイブリッド形式(現地集合、Zoomによるリアルタイムオンライン型の併用)

▼対面型会場
藤本蚕業歴史館 長野県上田市上塩尻248番地 ※駐車場あり
最寄り駅 しなの鉄道西上田駅から徒歩10分、JR上田駅から車で10分

▼講師
前川道博 長野大学企業情報学部教授/dコモンズプロジェクト
中村完二郎 KAN-PRO代表/dコモンズプロジェクト
岩村孝平 岡山県備前市地域おこし協力隊

▼予定の適用技術・ツール
Matterport:室内空間の3D技術によるデジタルツイン化(スマホで利用できます)
Scanniverse:展示物等の物体を3Dデータ化(iPhone、iPadで利用できます)
d-commons.net:デジタルコモンズクラウドサービス

▼参考サイト
『藤本蚕業デジタルコモンズ』https://d-commons.net/fujimoto-dc/

▼想定する受講者
博物館・図書館・文書館・大学・企業等の職員・研究者・学生
地域資料等のデジタルアーカイブ構築を計画している方
3DCGやデジタルアーカイブを用いて何か作りたいと思っている方
デジタルアーカイブや地域資料の保全活用などに関心のある市民・学生の方

▼参加申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf2QL53YsILaM0iKSOTYte3hGUIEVZvtMOpFyO-RrKUGUPJ5Q/viewform?vc=0&c=0&w=1&flr=0
参加申込期限:12月8日(金)

▼その他
参加料:無料
定員:対面型参加は10名、オンライン受講は定員なし
毎回の講座内容はビデオ収録し、後日、ネット公開します。

▼タイムテーブル
①12月9日(土)10:00~16:00 デジタルツインのデザイン/導入実習
 10:00 施設空間のデジタルツインデザイン~藤本蚕業歴史館を例に~ 講師:前川道博
 11:00 室内空間のデジタルツイン化/Matterportによる制作 講師:中村完二郎
 (12:00~13:00 休憩)
 13:00 (続き)
 14:00 展示物等物体の3Dデータ制作/Scanniverseによる制作 講師:岩村孝平
 (講座は16:00で終了)
 16:00 Q&Aアディショナルタイム
 17:00 終了
②12月17日(日)14:00~16:00 ワークショップフォローアップ(Zoomで実施)
Matterport、Scanniverseを実際に使ってみてどうだったか、今後、どう活用していくとよいかなどについて質疑応答、意見交換、助言する場にします。


デジタルアーキビスト養成講座の開催予定
2024年1月~2月、「藤本蚕業歴史館に学ぶデジタルアーキビスト養成リスキル/リカレント講座」を開催する予定です。デジタルアーカイブサイト構築を計画されている施設・団体・個人の皆様を対象に、それぞれの課題に対応したサイト構築のアドバイス支援とサイトの試作を行います。本ワークショップで学習する「デジタルツイン空間の制作」を具体的にどうサイト構築に適用するかも講義いたします。講座は追ってお知らせいたします。

【本件に関するお問合せ】
講座責任者 前川道博(長野大学企業情報学部教授、藤本蚕業プロジェクト代表)
〒386-1298 長野県上田市下之郷 658-1 長野大学
Mail:maekawa◆nagano.ac.jp(◆は@に置き換えてください。)
TEL:090-2270-5074

人文科学とコンピュータシンポジウム(じんもんこん2023)「人文学のためのデータインフラストラクチャー構築に向けて」(2023/12/9)

 オープンサイエンスの進展とともに、その基盤となる研究データのインフラストラクチャー(インフラ)構築が着々と進められている。研究データインフラに求められるのは、研究成果の検証可能性を担保する機能だけでなく、そのデータを元にしたさらなる発展的な研究の展開や社会へのアウトリーチなど、様々なものが考えられる。それを実現していくためには、構築・運用のしやすい簡潔なメタデータ構造とともに、必要に応じて専門知につながる深い情報という、相反する要素が求められることになる。デジタル時代の研究資料たるデータに様々な文脈から多様な専門知が埋め込まれる人文学においては、この課題はより切実なものとして現前しつつある。すでに海外では、欧州におけるDARIAH(Digital Research Infrastructure for the Arts and Humanities)やCLARIN(Common Language Resources and Technology Infrastructure)等の人文学向けデジタルインフラや、さらにそれを社会科学と統合したSSHOC(Social Sciences and Humanities for the European Open Science Cloud)に見られるように、着々と整備が進められ、大きな広がりを見せている。そして、それを支える枠組みとして、TEI(Text Encoding Initiative)ガイドラインに準拠したテキストデータの構造化やIIIF (International Image Interoperability Framework)によるアノテーションなどの国際標準的なルールが整備され、一方で、TaDIRAH(The Taxonomy of Digital Research Activities in the Humanities)による研究活動の語彙設計など、草の根的な活動も貢献する形となっている。

 日本でも、日本学術振興会においては人文学・社会科学データインフラストラクチャー強化事業が推進され、人間文化研究機構からはnihuBridgeが公開されるなど、人文学におけるデータインフラは徐々に基礎が固められつつある。こうした動向はどちらかと言えば横断性を重視したものとして広く様々な関心から人文学の研究データに関心を持ってもらい、それを通じて社会に貢献していくことが期待される。一方で、個々のデータを適切に活用するためには、データが作成されたコンテクストやそこに含まれる意味のある情報を適切かつ簡潔に利用者に伝えることが課題となる。技術的には、上述のIIIFやTEI等、国際的な枠組みに基づく取組みが国内でも広がりつつあり、TaDIRAHの日本語版も公開されている。しかしながら、こうした動向は、人文学の様々な分野における方法論の多様さを踏まえるなら、まだ端緒についたばかりである。今後、より多くの分野・方法論に対応できるようなデータの構築方法や、一方で、より効果的な横断的データ探索の手法、そして、そこに対応可能な成果の提示の仕方など、課題は山積している。すなわち、デジタル時代を踏まえた人文学の成果を共有するための適切な枠組みの構築とその普及は喫緊のテーマとなっている。この状況を踏まえ、本シンポジウムでは、「人文学のためのデータインフラストラクチャー構築に向けて」というテーマを設定したい。国内外の様々な研究活動を広く横断しつつ深く提示する研究を踏まえ、国際的にも広く展開できる基礎の構築につなげ、これをもって国内でのプレゼンス向上にも寄与できる大会としたい。

日程:2023年12月9日(土)~12月10日(日)
会場:オンライン開催(拠点) 一般財団法人人文情報学研究所
主催:情報処理学会人文科学とコンピュータ研究会(IPSJ SIG-CH)
口頭発表、インタラクティブセッション、招待講演、企画セッション(予定)
参考:研究会ホームページ: http://www.jinmoncom.jp/
   シンポジウムホームページ: http://jinmoncom.jp/sympo2023/

ひらかれる公共資料:デジタル公共文書再論(2023/11/24)

ひらかれる公共資料:デジタル公共文書再論(2023/11/24)

この社会の様々なセクターが生成・管理・保存する文書・データ・情報を「公共」という観点で論じなおす。
その際、特に利用者(市民、企業人、研究者等)の視点から、文書・データ・情報がどのような形で収集・管理・保存されれば利活用可能となるか、に焦点をあてる。
この議論は従来のMLA連携・融合の議論とも結びあい、広義のアーカイブズを改めて構想することになろう。
なお、デジタルアーカイブ・ベーシックスシリーズの1冊としてこの秋に刊行される『ひらかれる公共資料ー「デジタル公共文書」という問題提起』とも連動した企画となる。

【開催日時】2023年11月24日(金) 18:00~19:30
【運営責任者】福島幸宏(慶應義塾大学)
【登壇(発題順)】(司会:福島幸宏(慶應義塾大学))

  • 古賀崇(天理大学)
  • 楠瀬慶太(高知県立歴史民俗資料館 資料調査員)
  • 呉屋美奈子(図書館・博物館複合施設司書)

【参加申し込み】 https://keio-univ.zoom.us/meeting/register/tZAucOGrqjopGtBm8GR-beL-BcgYwR7Nra2A#/registration

令和5年度東日本大震災アーカイブシンポジウム―震災遺産と地域文化の継承を目指して― (2024/1/8)

令和5年度東日本大震災アーカイブシンポジウム―震災遺産と地域文化の継承を目指して―

国立国会図書館と東北大学災害科学国際研究所は、「東日本大震災アーカイブシンポジウム」を開催いたします。

東日本大震災に関するアーカイブの構築が各地で進む中、震災の痛手が深く復興に時間を要している地域においては、アーカイブの構築、公開は途に就いたばかりです。

本シンポジウムでは、東京電力福島第一原発事故による避難指示区域の解除が進み、今後アーカイブの構築が期待される地域から、様々な形で行われる震災記録と地域の歴史文化の伝承のための取組について報告し、各自治体の現状や問題意識を共有します。
最後に、登壇者全員で、町民の避難が終わらず、また、地域の景観が大きく変わろうとしている中で、震災の記録・記憶を含めた地域の歴史や民俗文化を継承する上での課題について議論します。

  • プログラム(敬称略):
    【事例報告】
    「震災後収集資料の整理・活用における現状と課題」
    大熊町教育委員会教育総務課副主任学芸員 苧坪 祐樹
    「とみおかアーカイブ・ミュージアムの歴史資料と震災遺産の保存活用」
    富岡町教育委員会生涯学習課課長補佐 三瓶 秀文
    「震災遺構浪江町立請戸小学校が伝えたいこと、今後の課題について」
    浪江町教育委員会事務局生涯学習課社会教育係主査 渡邊 祐典
    「双葉町における震災資料保全の取り組みについて」
    双葉町総務課長兼秘書広報課長 橋本 靖治

    【進捗報告】
    「これからのアーカイブに望むこと―ポータルサイト「ひなぎく」の経験から―」
    国立国会図書館電子情報部主任司書 井上 佐知子
    「震災アーカイブの意義について―みちのく震録伝の経験から―」
    東北大学災害科学国際研究所准教授 柴山 明寛

    【パネルディスカッション】
    「震災遺産と地域文化の継承を目指すなかでの課題について」
    (進行)柴山 明寛
    (パネリスト)上記報告者全員

  • 日時:2024年1月8日(月曜・祝日) 13時から16時まで
    (開場:12時30分)
  • 会場:東北大学災害科学国際研究所多目的ホール
    (宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468-1)
  • 主催:東北大学災害科学国際研究所・国立国会図書館
  • 後援:デジタルアーカイブ学会
  • 開催方法:有観客による開催のほか、会場の映像をウェブ会議システム(Zoom)を用いて事前登録者に対して同時配信します。
    (※)ただし、新型コロナウイルス感染症の状況により、オンライン開催のみへの変更があり得ます。
  • 定員:120名、オンライン300名
    (先着順。定員に達した時点で申込受付を終了します。)
  • 参加費:無料
  • 申込方法:下記URLにある申込みフォームからお申し込みください。
    https://www.shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp/symposium/20240108/
    (みちのく震録伝)
  • お問い合わせ先:東北大学災害科学国際研究所 災害人文社会研究部門 災害文化アーカイブ研究分野
    担当:柴山
    電話番号:022(752) 2099
    E-mailアドレス:archiveforum(at)irides.tohoku.ac.jp
    *(at)は半角記号の@に置き換えてください。

産業とデータ・コンテンツ部会「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」(第19回)の開催について(2023/11/24)

産業とデータ・コンテンツ部会DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」(第19回)の開催について(2023/11/24)

デジタルアーカイブ学会(JSDA)「産業とデータ・コンテンツ部会」では、デジタルアーカイブ振興に関わる産学連携の見取り図とロードマップの構築を目指して2022年度から月1回のペースで「DAショートトーク/産業のシーズを見つけよう!」を開催して参りました。第19回の開催案内をお送りしますので、皆様の(アーカイブ視聴を含め)積極的にご参加ください。また今後の回でのご発表も募集しておりますのでよろしくお願い致します。

1. 実施概要
(1)日 時:2023年11月24日(金)10:00~12:00
(2)形 式:ZOOMウェビナーによるオンライン(アーカイブ配信も行います)
(3)プログラム(予定)
司会:緒方 靖弘氏(寺田倉庫株式会社、デジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)事務局長、デジタルアーカイブ学会産業とデータ・コンテンツ副部会長)
(発表開始時刻は目安です。前後する可能性がありますがご了承ください。)

  • 10:00~「生成AIがもたらすデジタルアーカイブの革命」
    黒橋 禎夫氏(デジタルアーカイブ学会産業とデータ・コンテンツ部会長/NII所長)
  • 10:18~「小規模図書館における持続可能なデジタルアーカイブ:スリムモデルと外部連携」
    江草 由佳氏(国立教育政策研究所 研究企画開発部 教育研究情報推進室)
  • 10:36~「アニメ制作会社の中間生産物アーカイブについて」
    舛本 和也氏(株式会社トリガー)
  • 10:54〜「地域の映像を掘り起こす――アーキビストと研究者は、映像の何をどう排除しているのか――」
    原田 健一氏(新潟大学フェロー)
  • 11:12~「デジタルジオラマを用いた地域DAの取り組み」
    笹谷 康之氏(元 立命館大学)
  • 11:30~ 総合討論・意見交換

2. 参加について
(1)対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
(2)参加費:無料
(3)申し込み:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdr4ScAYlWboRPFqnm5O_TXylACRZakZTMkRDI3182WjzZdpA/viewform?usp=sf_link

デジタルアーカイブ学会第5回学会賞の受賞者が決まりました

デジタルアーカイブ学会第5回学会賞受賞者が決まりました

デジタルアーカイブ学会第5回学会賞の受賞者を授賞理由を添えて以下のように公表し、第8回研究大会 (石川) にて表彰しました。

功労賞

実践賞

学術賞(研究論文)

学術賞(著書)

学術賞(基盤・システム)

  • 該当なし

【11/26 ハイブリッド開催】U-PARLシンポジウム「むすび、ひらくアジア5:人文学における研究データの共有・公開に向けて」のお知らせ(締切 2023/11/20)

2023年11月26日、東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)は、U-PARLシンポジウム「むすび、ひらくアジア5:人文学における研究データの共有・公開に向けて」を東京大学総合図書館及びオンラインで開催します。
本シンポジウムでは、個々の研究者による研究データの共有・公開の課題を踏まえつつ、これからのデジタル化とデータ共有の在り方について考えます。
定員は対面30人、オンライン配信300人(いずれも要事前申込み、先着順)となっております。
詳細とプログラムは以下のとおりです。皆さまのご参加をお待ちいたしております。

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日時:2023年11月26日(日)13:30−16:30
会場:東京大学 総合図書館(本郷キャンパス)、及びオンライン(ライブ配信)
定員:対面30名、オンライン配信300名
参加費:無料
申込方法:事前申込制となっております。以下のサイトよりお申し込みください。
https://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/archives/japanese/mh5
締切:2023年11月20日(月)

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〈趣旨〉
今日、様々な分野で知識・情報資源のデジタル化が進められています。本シンポジウムでは、個々の研究者による研究データの共有・公開の課題を踏まえつつ、これからのデジタル化とデータ共有の在り方について考えます。
第一部では、3つの分野からデジタル化と公開の事例を紹介するとともに、公開システムの構築や継続に関する課題についても情報共有を図ります。第二部では、分野横断的な研究データの共有・公開に向けた基盤整備について、現在進められている取り組みを紹介します。

〈プログラム〉

  • 第一部 知識資源のデジタル化と公開の事例
    • 「図書資料のデジタル化:アジア研究図書館デジタルコレクション」
      徳原靖浩(東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門U- PARL 特任助教)
    • 「フィールドノートのデジタル化と多目的・長期的利用」
      柳澤雅之(京都大学東南アジア地域研究研究所 准教授)
    • 「戦災・災害のデジタルアーカイブ」
      渡邉英徳(東京大学大学院情報学環・学際情報学府 教授)
  • 第二部 分野横断的な研究データの共有・公開に関する取り組み
    • 「分野や国境を超えた人文学データの共有」
      池内有為(文教大学文学部准教授、文部科学省科学技術・学術政策研究所 客員 研究官)
    • 「NII RDCにおけるデータキュレーション機能の開発」
      南⼭泰之(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター 特任助教)
    • 「研究データエコシステムとデジタルアーカイブ」
      大向一輝(東京大学大学院人文社会系研究科附属次世代人文学開発センター 准教授)
  • 第三部 パネル・ディスカッション
    • 司会:大向一輝
    • 登壇者:池内有為、南山泰之、柳澤雅之、渡邉英徳、徳原靖浩
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