「学会ニュース」カテゴリーアーカイブ

第1回学会賞授賞

デジタルアーカイブ学会では2019年3月15日、以下の通り学会賞の授賞をおこないました。

第1回学会賞 (2019年3月15日)

功労賞
  • 角川歴彦 ( かどかわ・つぐひこ) 株式会社KADOKAWA 取締役会長
  • 北島義俊 ( きたじま・よしとし) 大日本印刷株式会社代表取締役会長
  • 後藤忠彦 ( ごとう・ただひこ) 岐阜女子大学顧問、前岐阜女子大学学長
実践賞
  • 青空文庫
  • いらすとや
  • 渋沢栄一記念財団情報資源センター
  • 橋本雄太 ( はしもと・ゆうた) 国立歴史民俗博物館助教
  • SAT 大蔵経テキストデータベース研究会 ( 代表:下田正弘)

デジタルアーカイブ・ベーシックス第1巻「権利処理と法の実務」予約開始

デジタルアーカイブ学会企画「デジタルアーカイブ・ベーシックス」
第1巻『権利処理と法の実務』予約受付が出版元勉誠出版より開始されました。

[内容]
著作権、肖像権・プライバシー権、所有権…
デジタルアーカイブをめぐる「壁」にどのように対処すべきか。

実際の現場においてさまざまな課題に取り組んできた法の専門家、実務経験者による最新の知見から、アーカイブ活動を円滑に行うた めの俯瞰図とガイドラインを示すはじめての書。

飛躍的な展開をみせるDA(デジタルアーカイブ)の世界を、歩き、考えるための 必読のシリーズ!

[目次]
まえがき 福井健策

序 章 デジタルアーカイブの構築に関わる法制度の概観―最近の法改正等を中心に 生貝直人

第1部 理論編
第2章 著作権の諸問題(1) 保護期間満了(パブリックドメイン)の判断基準 数藤雅彦・橋本阿友子
第3章 著作権の諸問題(2) オーファンワークスへの対応 瀬尾太一
第4章 自治体が運営する災害デジタルアーカイブ―肖像・プライバシー等を巡る現状と課題 長坂俊成
第5章 所有権の諸問題―オーファンフィルムの寄贈に関する問題を例に 山元裕子・【特別寄稿】とちぎあきら

第2部 実践編
第6章 公共機関デジタルアーカイブ構築の実務と問題点―国立国会図書館を例に井上奈智
第7章 アニメーション・アーカイブから見る資料を取り巻く権利とその問題点―I.Gアーカイブの事例より 山川道子・金木利憲
第8章 美術全集のデジタルアーカイブ構築の実務と問題点 清水芳郎
コラム 映像コンテンツのデジタルアーカイブのための権利処理実務 宮本聖二
第9章 デジタルアーカイブのライセンス表示についての動向 時実象一

終 章 デジタルアーカイブ活用促進のための新しい法的環境の在り方 福井健策・藤森純
あとがき 数藤雅彦

研究会「コミュニティ映画・映像のアーカイブを考える」(2019/3/12)

研究会「コミュニティ映画・映像のアーカイブを考える」(2019/3/12)

オーストリア・フィルムアーカイブ(Filmarchiv Austria)の常石史子氏が来日するのを機会に、コミュニティーアーカイブ部会では、表記の研究会を開催いたします。映画のアーカイブ、コミュニティーのアーカイブに関心をお持ちの方は是非ご参加ください。

  • 日時: 2019年3月12日 (火) 13:30 – 16:00 (13:00開場)
  • 場所: 千代田区紀尾井町1−3 ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワーヤフー本社 LODGE (18Fに受付を用意します)
    www.tgt-kioicho.jp/access/
  • 定員: 50名
  • 主催: デジタルアーカイブ学会コミュニティアーカイブ部会
  • 司会: 宮本聖二 (立教大学大学院、ヤフー株式会社、コミュニティーアーカイブ部会長)
  • 参加費: 無料
  • お申込はこちら
  • 講師
    1. 「小さな映像を囲む:アーカイブの利活用をとおしたコミュニティづくり」
      松本篤氏
      1981年、兵庫県生まれ。2003年から、「文房具としての映像」という考え方の普及を進めるNPO法人記録と表現とメディアのための組織(remo)の運営に関わる。2005年から、8ミリフィルムや家族写真といった“市井の人びとの記録”に着目したアーカイブプロジェクト、AHA! [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]をremoの事業の一環として始動させる。編著に『はな子のいる風景:イメージを(ひっ)くりかえす』(武蔵野市立吉祥寺美術館、2017)、共著に『フィールド映像術』(古今書院、2015)などがある。目下、東京大学大学院学際情報学府博士課程(丹羽美之研究室)に在籍し、市民一人ひとりが担い手となったアーカイブづくりのあり方を、メディア・デザインの観点から研究している。
    2. 「ホームムービーのデジタルアーカイビング―オーストリアの取り組み」
      常石史子
      オーストリア・フィルムアーカイブ(Filmarchiv Austria)
      1973年、広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。東京国立近代美術館フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)で映画フィルムのデジタル修復・保存プロジェクトを立ち上げたのち、2006年にウィーンのオーストリア・フィルムアーカイブに移籍。ヨーロッパ映画のデジタル修復およびデジタルアーカイビングに取り組んでいる。近年の修復フィルムにVarieté”(ヴァリエテ、1925年)、 “Die Stadt ohne Juden”(ユダヤ人のいない町、1924年)、”Orlac’s Hände” (オーラックの手、1924年)等。主な著作に「デジタル復元、はじめの一歩―フィルムとデジタルをつなぐインターフェイス」(『映画テレビ技術』619号、2004年3月、小倉・佐伯賞受賞)、「連載 ヨーロッパにおけるフィルム・アーカイヴの現状 」(『映画テレビ技術』710-713 号、2011年10月-2012年1月)、 “Digitizing 25,000 Films a year. A Challenge for Filmarchiv Austria”, Journal of Film Preservation Vol. 99, 2018 等。

デジタルアーカイブIN岐阜 (2019/2/11)

デジタルアーカイブin岐阜 (2019/2/11)

デジタルアーカイブ開発・振興および研究・情報交流の場として、理論、人材養成、地域・コミュニティーアーカイブなどの実践研究について発表していただく研究会を開催します。また、15:30からの研究会は、一方のセッションを岐阜女子大学沖縄サテライト校とテレビ会議で繋ぎます。もう一方のセッションはテレビ会議ZOOMを使い全国から参加できます。

● 開催日時:平成31年2月11日(月・祝) 13:00~17:30
●主催:デジタルアーカイブ学会人材養成部会コミュニティーアーカイブ部会
日本教育情報学会 デジタルアーカイブ研究会・著作権等研究会
●会場:岐阜女子大学 文化情報研究センター
(岐阜県岐阜市明徳町10番地 杉山ビル4階)

● スケジュール:

* 13: 00~     受付
* 13: 30~15:00 講演「沖縄の芸能文化」
岐阜女子大学特任教授(前琉球大学教授)大城學
* 15: 30~17:30 研究会
セッション1 地域文化とデジタルアーカイブ
セッション2 デジタルアーカイブの多様性

● 発表内容:

1. 1.デジタルアーカイブの基礎理論研究について
2. 2.デジタルアーカイブの実践研究について
3. 3.デジタルアーカイブの人材養成について
4. 4.地域・コミュニティーアーカイブの振興について  等

● 発表者:本研究会はデジタルアーカイブ学会、日本教育情報学会会員のみならず、デジタルアーカイブ研究を行っている非会員の方も発表できます。また、発表後に「岐阜女子大学 デジタルアーカイブ研究報告(査読あり)」への投稿を依頼する場合があります。

なお、発表時間は質疑応答含め15分を予定しています。

発表申込締切日:平成31年1月31日(木)
発表申込書に必要事項を記入して、FAXまたはメールで下記の申込先までお送りください。
発表原稿締切日:平成31年2月4日(月)
執筆要領:デジタルアーカイブ研究会の書式に準拠
ページ数:A4版 6ぺージ~12ページ(偶数ページ)

※ 原稿を郵送または、メールで下記まで提出してください。

● 参加費:無料
※聴講のみの方でもZOOMより参加を希望される場合は、接続方法をご案内しますのでメールで下記の申込先へご連絡ください。

【申込・問い合わせ先】
デジタルアーカイブ研究会 研究会実施事務局(岐阜女子大学)
〒500-8813 岐阜県岐阜市明徳町10番地 杉山ビル5階 岐阜女子大学文化情報研究センター内
TEL:058-267-5301 FAX:058-267-5238
E-mail :jdaa.jimu@gmail.com(担当:井上、細川)

シンポジウム「著作権延長後の世界で、我われは何をすべきか」(2019/1/10)

著作権「死後70年化」の施行を受けて、当学会を含む6団体共催で「著作権延長後の世界で私たちは何をすべきか」を考えるシンポジウムを開催します。

開催趣旨
10月30日、政府は、TPP11が6ヶ国目の批准を得て12月30日に発効することが確定した、と発表しました。これに伴い、2016年の改正著作権法も同じ日に施行されることになり、我が国が1970年以来守って来た著作権の保護期間「死後50年」の原則は、ついに「死後70年」原則へと延長されます。
私たちは2006年、米国や権利者団体の要求で国内での保護期間延長論議が本格化して以来、様々な形と立場でその広範な影響への懸念を論じてきました。今回、政府はTPP11では各国の反対で期間延長が凍結されたにもかかわらず、21世紀の世界の現実に逆行するかのような延長を決定しました。しかし私たちはその事実を非難するよりも、過去の作品の保存と継承や新たな創造・ビジネス・教育・研究開発のために、「延長後の世界」で私たちに出来ることを、今こそ、共に考えはじめたいと思います。
下記6団体の共催にて、延長問題にこれまで関わって来た様々な立場の人々が集い、今後の著作権/文化政策のビジョンや政策形成のありかた、個別の対策など、「これから私たちにできること」を考えます。

日時: 2019年1月10日(木)18:30~21:00
会場: 東京ウィメンズプラザ(銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」B2より7分)
申込: goo.gl/forms/zURClMoJoP3c0fiE2
内容: (以下敬称略)

  • 基調スピーチ
    中山信弘(東京大学名誉教授)
  • 報告「期間延長問題の経緯」
    福井健策(弁護士、thinkC世話人)
  • ライトニングトーク「今後我々に何ができるか/すべきか」
    • 「最終20年アーカイブ可能化条項」
      生貝直人 / 東洋大学准教授、デジタルアーカイブ学会理事
    • 「今後の青空文庫について」
      大久保ゆう / 青空文庫
    • 「クリエイティブコモンズの更なる普及」
      渡辺智暁 / クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(NPO法人コモンスフィア)理事長
    • 「図書館からの家庭配信などの提案」
      赤松健 / 漫画家、日本漫画家協会理事
    • 「オーファン問題をどう解決して行くか」
      瀬尾太一 / 写真家、日本複製権センター代表理事
    • 「ブロックチェーン/リーガルテックは著作権管理を変えるか?」
      永井幸輔 / 弁護士、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(NPO法人コモンス
      フィア)
    • ほか「戦時加算は解消できるか」など予定。いずれもタイトルは仮で、発表順は変更になる可能性があります。予めご了承ください。
  • 総括シンポジウム「個別対策と今後の政策形成」
    前半部の登壇者に加え下記の皆さまをお迎えします。

    • 上野達弘(早稲田大学教授)
    • 太下義之(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 芸術・文化政策センターセンター長)
    • 田中辰雄(慶應義塾大学教授)
    • 富田晶子(青空文庫、本の未来基金運営委員)
    • 司会:津田大介(ジャーナリスト、インターネットユーザー協会代表理事)

主催
青空文庫本の未来基金デジタルアーカイブ学会クリエイティブ・コモンズ・ジャパンインターネットユーザー協会thinkC(順不同)

[デジタルアーカイブ学会] 長尾真会長、文化勲章受章

長尾真会長、文化勲章受章決定

当学会設立以来会長としてご尽力いただいています長尾真先生の文化勲章受章が 決定いたしました。
なお、親授式は2018年11月3日に行われる予定です。
長尾先生のご功績は、日本経済新聞 (10月26日) によれば、

長尾真(ながお・まこと)京大名誉教授。情報工学、特に知的情報処理の分野で 世界をリードする独創的な研究成果を上げ、実用化に多大な貢献を果たした。 82歳。

とのことです。心よりお祝い申し上げます。

デジタルアーカイブ学会

第 3 回研究大会 (2019/3/15-16) 一般発表募集

デジタルアーカイブ学会第 3 回研究大会は 2019年3月15日 – 16日に京都大学吉田キャンパスで開催されます。
つきましては、以下のとおり一般発表 (口頭、ポスター) を募集しています。奮ってお申込み下さい。

●種類
口頭発表 (3月15日午後または3月16日)
ポスター発表 (3月16日)
登壇者は会員に限ります (共同発表者は会員でなくても構いません) (非会員で発表されたい方は、半期会員の制度をご利用ください)
●発表お申込
こちらからお申込ください
●発表の分野
制度・政策、著作権、人材育成、産業化
地域活動、図書館、博物館、企業
新技術、規格、メタデータ、データベース
●演題募集開始 2018年10月1日 (月)
●参考
第 1 回研究大会の発表予稿
第 2 回研究大会の発表予稿
●演題締切 2018年12月20日 (木)
●採択通知と予稿提出依頼 2018年12月25日
●予稿原稿締切 2018/1/25 (金)
用意してあるテンプレートを使用し、MS Word の完全原稿で提出してください。(A4: 口頭発表は 4 ページ以内、ポスター発表は 2 ページ以内)
予稿は原則として Creative Commons (CC-BY) ライセンスにより J-STAGE 上で公開されます。
●参加登録
発表者も研究大会参加登録をしていただきます。

第11回デジタルアーカイブ研究会 (2018/11/23)

第11回デジタルアーカイブ研究会 (2018/11/23)

デジタルアーカイブ開発・振興および研究・情報交流の場として、理論、人材養成、地域・コミュニティーアーカイブなどの実践研究について発表していただく 研究会を開催します。本研究会は、テレビ会議ZOOMを使い全国から参加できます。

  • 開催日時
    平成30年11月23日(金・祝) 13:30~17:00
  • 主催:デジタルアーカイブ学会人材養成部会コミュニティーアーカイブ部会
    日本教育情報学会デジタルアーカイブ研究会・著作権等研究会
  • 会場:岐阜女子大学 文化情報研究 センター
    (岐阜県岐阜市明徳町10番地 杉山ビル4階)
  • 発表内容
    1.デジタルアーカイブの基礎理論研究について
    2.デジタルアーカイブの実践研究について
    3.デジタルアーカイブの人材養成について
    4.地域・コミュニティーアーカイブの振興について  等
  • 発表者:本研究会はデジタルアーカイブ学会、日本教育情報学会のみならず、デジタルアーカイブ研究を行っている非会員の方も発表できます。ま た、発表後に「岐阜女子大学デジタルアーカイブ研究報告(査読あり)への投稿を依頼する場合があります。研究申込締切日:平成30年11月5日(月曜日)
    発 表申込書に必要事項を記入して、FAXまたはメールで下記の申込先までお送りください。
    発表原稿締切日:平成30年11月16日(金曜日)
    執筆要領:デジタルアーカイブ研究会の書式に準拠
    ページ数:A4版 6ぺージ~12ページ(偶数ページ)
    ※原稿を郵送または、メールで下記まで提出してください。
  • 参加費:無料
  • 申込・問い合わせ先】
    デジタルアーカイブ研究会 事務局 (担当:井上、細川)
    〒500-8813 岐阜県岐阜市明徳町10番地 杉山ビル5階
    岐阜女子大学 文化情報研究センター内
    TEL:058-267-5237 FAX:058-267-5238
    E-mail :jdaa.jimu@gmail.com

 

 

ウイルス フリー。 www.avg.com

 

 

デジタルアーカイブ学会 学会賞推薦のお願い

デジタルアーカイブ学会では、この度学会賞を創設することとなりました。
選考にあたっては、選考委員会(委員長:長尾真学会長)がすでに発足し、そのもとに候補対象を選定するための作業部会が設置されました。つきましては、会員各位より、推薦を受け付けることといたしました。
こちらをお読みいただき、推薦される場合は、メールでご案内していますフォームから8月24日(金)までにご推薦ください (推薦者は当学会会員に限る)。(メールが着かない場合はご連絡ください)

なお、ご推薦にあたっては、下記の点にご配慮ください。

  1. ご推薦いただいた件については、すべて作業部会での検討の対象としますが、候補リストに掲載するか否かの最終判断は作業部会でいたします。
  2. お一人、実践賞・功労賞合わせて3件までの推薦といたします。
  3. 推薦者御本人あるいは御本人が直接関与される事業、プロジェクト等のご推薦はご遠慮ください。

「デジタルアーカイブ整備推進法 (仮称)」に関する意見交換会 (2018/9/18)

「デジタルアーカイブ整備推進法 (仮称)」に関する意見交換会 (2018/9/18)

デジタルアーカイブ学会法制度部会が開催する意見交換会です。
詳細はこちらをご覧ください。

意見交換会の実施概要

  1. 日時: 2018年9月18日(火)10:00~12:00
  2. 場所:東京大学本郷キャンパス 情報学環ダイワユビキタス学術研
    究館 石橋信夫記念ホール
  3. 主催: デジタルアーカイブ学会法制度部会
  4. 構成
    • 経緯と概要説明(10分):福井健策法制度部会長
    • 法案要綱説明(30分):藤森純弁護士(法制度部会員)
    • 質疑応答及び意見交換(80分):法制度部会員及び学会会員

参加について

  • 参加費
    • デジタルアーカイブ学会員 無料
    • 非会員 3,000円 (当日現金でお持ちください)
  • 定員 100名 (先着順、定員に達し次第締切ます)
  • お申込はこちらから