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第1回学会賞授賞

デジタルアーカイブ学会では2019年3月15日、以下の通り学会賞の授賞をおこないました。

第1回学会賞 (2019年3月15日)

功労賞
  • 角川歴彦 ( かどかわ・つぐひこ) 株式会社KADOKAWA 取締役会長
  • 北島義俊 ( きたじま・よしとし) 大日本印刷株式会社代表取締役会長
  • 後藤忠彦 ( ごとう・ただひこ) 岐阜女子大学顧問、前岐阜女子大学学長
実践賞
  • 青空文庫
  • いらすとや
  • 渋沢栄一記念財団情報資源センター
  • 橋本雄太 ( はしもと・ゆうた) 国立歴史民俗博物館助教
  • SAT 大蔵経テキストデータベース研究会 ( 代表:下田正弘)

シンポジウム「学生たちの戦後:矢内原忠雄と東大学生問題研究所から見た1960年安保前後の大学生像」(2019/3/11)

シンポジウム
「学生たちの戦後:矢内原忠雄と東大学生問題研究所から見た1960年安保前後の学生像」

■日時 2019年3月11日(月)13:00 (開場 12:30)

■会場 東京大学弥生講堂一条ホール

■事務局 加藤聡
東京大学大学院学際情報学府博士課程
日本学術振興会特別研究員(DC2)

■開催趣旨
2015年夏、国会前を取り巻いたデモをリードしたSEALDsの中核に東大生はいなかった。
それは、半世紀前に同じく国会前を取り巻いた60年安保の学生運動の中核を東大生が占めていたのとは大きな違いである。
この半世紀、「運動する学生」は、そのスタイルのみならず、担い手自体が大きく変化したのだ。
今では、半世紀前の大学生がどのような存在だったのかを想像することすら難しくなりつつある。
だが、矢内原忠雄が東大総長を退任してから世を去るまでの数年間、最も注力していた矢内原学生問題研究所の膨大な資料群は、1960年安保前後の大学生たちの姿をアンケート調査やヒアリング、資料収集を通じて生々しく浮かび上がらせている。
また、この研究所を支援していたアジア財団が、米国CIAと深い関係にあったことは、反米基地闘争や学生運動が盛んだったこの時代、アメリカ政府が日本の学生たちにどのような眼差しを向けようとしていたのかを推察させる。
本シンポジウムでは、学生問題研究所の膨大な資料のデジタル・アーカイブ化を軸に進めてきた共同研究を東大出版会からの書籍にまとめていくのに先立ち、同研究所資料から浮かび上がる60年前の大学生たちの姿について広く議論したい。
また、1960年安保闘争で国会突入に加わり、1968~69年の東大紛争でも全学助手共闘会議の中心にいた最首悟氏にもご登壇いただき、1960年前後の大学生の姿についてお話をお聞きしていく。

■プログラム
13:00~13:10 趣旨説明  吉見俊哉(東京大学)

第Ⅰ部 矢内原学生問題研究所とは何か?
13:10~13:30 学生問題研究所資料のデジタル・アーカイブ化事業について
周東美材(大東文化大学)・宮本隆史(東京大学文書館)
13:30~13:50 戦後日本の思想空間のなかの矢内原忠雄
米谷匡史(東京外国語大学)
13:50~14:10 矢内原忠雄における大学・大学生の戦後
赤江達也(関西学院大学)
14:10~14:30 学生問題研究所における社会調査の位置づけ
佐藤健二(東京大学)
14:30~14:40 学生問題研究所と戦後の世論研究について
鄭佳月(東京大学)
14:40~14:50 学生問題研究所と米国アジア財団について
礒山麻衣(東京大学)

第Ⅱ部 運動する学生たちの戦後
15:10~15:30 日本共産党と学生運動の1950~60年代
小玉重夫(東京大学)
15:30~15:50 1950年代の雑誌・サークル文化と学生運動
鳥羽耕史(早稲田大学)
15:50~16:10 学生運動の戦前と戦後
後藤美緒(日本大学)
16:10~16:30 「学徒」と「学生」:学徒動員の記憶
野上元(筑波大学)

第Ⅲ部 最首悟氏に聞く
16:30~17:30 1960年安保前後の大学生たち
最首悟(聞き手 吉見俊哉)
17:30~18:00  総括討議

■主催 東京大学大学院情報学環吉見俊哉研究室
■協力 東京大学文書館

デジタルアーカイブ・ベーシックス第1巻「権利処理と法の実務」予約開始

デジタルアーカイブ学会企画「デジタルアーカイブ・ベーシックス」
第1巻『権利処理と法の実務』予約受付が出版元勉誠出版より開始されました。

[内容]
著作権、肖像権・プライバシー権、所有権…
デジタルアーカイブをめぐる「壁」にどのように対処すべきか。

実際の現場においてさまざまな課題に取り組んできた法の専門家、実務経験者による最新の知見から、アーカイブ活動を円滑に行うた めの俯瞰図とガイドラインを示すはじめての書。

飛躍的な展開をみせるDA(デジタルアーカイブ)の世界を、歩き、考えるための 必読のシリーズ!

[目次]
まえがき 福井健策

序 章 デジタルアーカイブの構築に関わる法制度の概観―最近の法改正等を中心に 生貝直人

第1部 理論編
第2章 著作権の諸問題(1) 保護期間満了(パブリックドメイン)の判断基準 数藤雅彦・橋本阿友子
第3章 著作権の諸問題(2) オーファンワークスへの対応 瀬尾太一
第4章 自治体が運営する災害デジタルアーカイブ―肖像・プライバシー等を巡る現状と課題 長坂俊成
第5章 所有権の諸問題―オーファンフィルムの寄贈に関する問題を例に 山元裕子・【特別寄稿】とちぎあきら

第2部 実践編
第6章 公共機関デジタルアーカイブ構築の実務と問題点―国立国会図書館を例に井上奈智
第7章 アニメーション・アーカイブから見る資料を取り巻く権利とその問題点―I.Gアーカイブの事例より 山川道子・金木利憲
第8章 美術全集のデジタルアーカイブ構築の実務と問題点 清水芳郎
コラム 映像コンテンツのデジタルアーカイブのための権利処理実務 宮本聖二
第9章 デジタルアーカイブのライセンス表示についての動向 時実象一

終 章 デジタルアーカイブ活用促進のための新しい法的環境の在り方 福井健策・藤森純
あとがき 数藤雅彦

ジャパンサーチ(試験版)が公開される (2019/2/27)

ジャパンサーチ(試験版)が公開される

(カレントアウェアネス・ポータル 2019/2/27)

2019 年2月27日、ジャパンサーチ(試験版)が公開されました。
jpsearch.go.jp/news

ジャパンサーチは、日本が保有する書籍、文化財、メディア芸術等の様々なコンテンツをまとめて検索できる「国の分野横断統合ポータル」です。

試験版は公開時点で16機関と連携しており、36のデータベースの1,697万件あまりのメタデータが登録されています。2020年までの正式版公開を目指しており、連携データベースの追加や、利活用を容易にする機能の整備を行うとしています。

デジタルアーカイブ産学官フォーラム

デジタルアーカイブ産学官フォーラム

■開催日時
平成31年2月27日(水) 13:00~16:00 (12:30開場)
■開催場所
日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール
最寄駅
東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ヶ関駅」 B2出口から徒歩3分
都営地下鉄 三田線「内幸町駅」 A7出口から徒歩3分
東京メトロ 千代田線「霞ヶ関駅」 C4出口から徒歩3分
JR 新橋駅 日比谷口から徒歩10分
※駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関をご利用下さい。
周辺地図
■内容
基調講演(片渕須直監督 アニメ映画『この世界の片隅に』(監督・脚本))
事例紹介、パネルディスカッション 等
■定員/費用
200名/参加費無料
■参加方法
以下の応募フォームよりお申し込みください。
※定員に達し次第締め切りとさせていただきます。
>>応募フォーム<<
■問合せ先
内閣府知的財産戦略推進事務局
電話:03-3581-2109(受付時間:10:00~17:00(土・日・祝除く))

研究会「コミュニティ映画・映像のアーカイブを考える」(2019/3/12)

研究会「コミュニティ映画・映像のアーカイブを考える」(2019/3/12)

オーストリア・フィルムアーカイブ(Filmarchiv Austria)の常石史子氏が来日するのを機会に、コミュニティーアーカイブ部会では、表記の研究会を開催いたします。映画のアーカイブ、コミュニティーのアーカイブに関心をお持ちの方は是非ご参加ください。

  • 日時: 2019年3月12日 (火) 13:30 – 16:00 (13:00開場)
  • 場所: 千代田区紀尾井町1−3 ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワーヤフー本社 LODGE (18Fに受付を用意します)
    www.tgt-kioicho.jp/access/
  • 定員: 50名
  • 主催: デジタルアーカイブ学会コミュニティアーカイブ部会
  • 司会: 宮本聖二 (立教大学大学院、ヤフー株式会社、コミュニティーアーカイブ部会長)
  • 参加費: 無料
  • お申込はこちら
  • 講師
    1. 「小さな映像を囲む:アーカイブの利活用をとおしたコミュニティづくり」
      松本篤氏
      1981年、兵庫県生まれ。2003年から、「文房具としての映像」という考え方の普及を進めるNPO法人記録と表現とメディアのための組織(remo)の運営に関わる。2005年から、8ミリフィルムや家族写真といった“市井の人びとの記録”に着目したアーカイブプロジェクト、AHA! [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]をremoの事業の一環として始動させる。編著に『はな子のいる風景:イメージを(ひっ)くりかえす』(武蔵野市立吉祥寺美術館、2017)、共著に『フィールド映像術』(古今書院、2015)などがある。目下、東京大学大学院学際情報学府博士課程(丹羽美之研究室)に在籍し、市民一人ひとりが担い手となったアーカイブづくりのあり方を、メディア・デザインの観点から研究している。
    2. 「ホームムービーのデジタルアーカイビング―オーストリアの取り組み」
      常石史子
      オーストリア・フィルムアーカイブ(Filmarchiv Austria)
      1973年、広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。東京国立近代美術館フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)で映画フィルムのデジタル修復・保存プロジェクトを立ち上げたのち、2006年にウィーンのオーストリア・フィルムアーカイブに移籍。ヨーロッパ映画のデジタル修復およびデジタルアーカイビングに取り組んでいる。近年の修復フィルムにVarieté”(ヴァリエテ、1925年)、 “Die Stadt ohne Juden”(ユダヤ人のいない町、1924年)、”Orlac’s Hände” (オーラックの手、1924年)等。主な著作に「デジタル復元、はじめの一歩―フィルムとデジタルをつなぐインターフェイス」(『映画テレビ技術』619号、2004年3月、小倉・佐伯賞受賞)、「連載 ヨーロッパにおけるフィルム・アーカイヴの現状 」(『映画テレビ技術』710-713 号、2011年10月-2012年1月)、 “Digitizing 25,000 Films a year. A Challenge for Filmarchiv Austria”, Journal of Film Preservation Vol. 99, 2018 等。

東京大学大学院DNP寄付講座3周年記念シンポジウム (2019/2/13)

DNP学術電子コンテンツ研究寄付講座3周年記念シンポジウム 開催の御案内

1 開催の趣旨
学術電子コンテンツ及びデジタルアーカイブの研究開発を目的に、東京大学で初めて専門的に設置されたDNP学術電子コンテンツ研究寄付講座の3年間の活動成果をレビューするとともに、今後の我が国におけるデジタルコンテンツ構築・流通の促進とその基盤となるデジタルアーカイブの発展のための課題を明らかにします。

2 主催:東京大学大学院情報学環DNP学術電子コンテンツ寄付講座

3 日時:2019年2月13日(水)午後3時半~6時
場所:東京大学情報学環ダイワハウスユビキタス館石橋信夫記念ホール

4 プログラム(2時間半)
●開会の御挨拶:15:30-15:35(5分)
田中秀幸 東京大学大学院情報学環長
●御来賓挨拶:15:35-15:40(5分)
林芳正 参議院議員・前文部科学大臣
米豊 大日本印刷株式会社 教育ビジネス本部 本部長
●DNP寄付講座3年間の成果と今後の課題:15:40-16:00(20分)
柳与志夫 東京大学特任教授(DNP講座担当)
●パネルディスカッション「我が国デジタルアーカイブ:これからの課題」
16:00-17:30(90分)
<パネリスト>

  • 安藤英作 総務省大臣官房総括審議官
  • 生貝直人 東洋大学准教授
  • 古賀崇 天理大学教授
  • 長丁光則 デジタルアーカイブ推進コンソーシアム事務局長
  • 平賀研也 県立長野図書館長
  • 吉見俊哉 東京大学教授:司会

●フロアからの質疑・意見:17:30-18:00(30分)

5 参加方法
聴講無料、定員125名
申込みは、このサイトからお願いいたします。定員に達し次第、申込みを終了します。

 

デジタルアーカイブIN岐阜 (2019/2/11)

デジタルアーカイブin岐阜 (2019/2/11)

デジタルアーカイブ開発・振興および研究・情報交流の場として、理論、人材養成、地域・コミュニティーアーカイブなどの実践研究について発表していただく研究会を開催します。また、15:30からの研究会は、一方のセッションを岐阜女子大学沖縄サテライト校とテレビ会議で繋ぎます。もう一方のセッションはテレビ会議ZOOMを使い全国から参加できます。

● 開催日時:平成31年2月11日(月・祝) 13:00~17:30
●主催:デジタルアーカイブ学会人材養成部会コミュニティーアーカイブ部会
日本教育情報学会 デジタルアーカイブ研究会・著作権等研究会
●会場:岐阜女子大学 文化情報研究センター
(岐阜県岐阜市明徳町10番地 杉山ビル4階)

● スケジュール:

* 13: 00~     受付
* 13: 30~15:00 講演「沖縄の芸能文化」
岐阜女子大学特任教授(前琉球大学教授)大城學
* 15: 30~17:30 研究会
セッション1 地域文化とデジタルアーカイブ
セッション2 デジタルアーカイブの多様性

● 発表内容:

1. 1.デジタルアーカイブの基礎理論研究について
2. 2.デジタルアーカイブの実践研究について
3. 3.デジタルアーカイブの人材養成について
4. 4.地域・コミュニティーアーカイブの振興について  等

● 発表者:本研究会はデジタルアーカイブ学会、日本教育情報学会会員のみならず、デジタルアーカイブ研究を行っている非会員の方も発表できます。また、発表後に「岐阜女子大学 デジタルアーカイブ研究報告(査読あり)」への投稿を依頼する場合があります。

なお、発表時間は質疑応答含め15分を予定しています。

発表申込締切日:平成31年1月31日(木)
発表申込書に必要事項を記入して、FAXまたはメールで下記の申込先までお送りください。
発表原稿締切日:平成31年2月4日(月)
執筆要領:デジタルアーカイブ研究会の書式に準拠
ページ数:A4版 6ぺージ~12ページ(偶数ページ)

※ 原稿を郵送または、メールで下記まで提出してください。

● 参加費:無料
※聴講のみの方でもZOOMより参加を希望される場合は、接続方法をご案内しますのでメールで下記の申込先へご連絡ください。

【申込・問い合わせ先】
デジタルアーカイブ研究会 研究会実施事務局(岐阜女子大学)
〒500-8813 岐阜県岐阜市明徳町10番地 杉山ビル5階 岐阜女子大学文化情報研究センター内
TEL:058-267-5301 FAX:058-267-5238
E-mail :jdaa.jimu@gmail.com(担当:井上、細川)

シンポジウム「著作権延長後の世界で、我われは何をすべきか」(2019/1/10)

著作権「死後70年化」の施行を受けて、当学会を含む6団体共催で「著作権延長後の世界で私たちは何をすべきか」を考えるシンポジウムを開催します。

開催趣旨
10月30日、政府は、TPP11が6ヶ国目の批准を得て12月30日に発効することが確定した、と発表しました。これに伴い、2016年の改正著作権法も同じ日に施行されることになり、我が国が1970年以来守って来た著作権の保護期間「死後50年」の原則は、ついに「死後70年」原則へと延長されます。
私たちは2006年、米国や権利者団体の要求で国内での保護期間延長論議が本格化して以来、様々な形と立場でその広範な影響への懸念を論じてきました。今回、政府はTPP11では各国の反対で期間延長が凍結されたにもかかわらず、21世紀の世界の現実に逆行するかのような延長を決定しました。しかし私たちはその事実を非難するよりも、過去の作品の保存と継承や新たな創造・ビジネス・教育・研究開発のために、「延長後の世界」で私たちに出来ることを、今こそ、共に考えはじめたいと思います。
下記6団体の共催にて、延長問題にこれまで関わって来た様々な立場の人々が集い、今後の著作権/文化政策のビジョンや政策形成のありかた、個別の対策など、「これから私たちにできること」を考えます。

日時: 2019年1月10日(木)18:30~21:00
会場: 東京ウィメンズプラザ(銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」B2より7分)
申込: goo.gl/forms/zURClMoJoP3c0fiE2
内容: (以下敬称略)

  • 基調スピーチ
    中山信弘(東京大学名誉教授)
  • 報告「期間延長問題の経緯」
    福井健策(弁護士、thinkC世話人)
  • ライトニングトーク「今後我々に何ができるか/すべきか」
    • 「最終20年アーカイブ可能化条項」
      生貝直人 / 東洋大学准教授、デジタルアーカイブ学会理事
    • 「今後の青空文庫について」
      大久保ゆう / 青空文庫
    • 「クリエイティブコモンズの更なる普及」
      渡辺智暁 / クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(NPO法人コモンスフィア)理事長
    • 「図書館からの家庭配信などの提案」
      赤松健 / 漫画家、日本漫画家協会理事
    • 「オーファン問題をどう解決して行くか」
      瀬尾太一 / 写真家、日本複製権センター代表理事
    • 「ブロックチェーン/リーガルテックは著作権管理を変えるか?」
      永井幸輔 / 弁護士、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(NPO法人コモンス
      フィア)
    • ほか「戦時加算は解消できるか」など予定。いずれもタイトルは仮で、発表順は変更になる可能性があります。予めご了承ください。
  • 総括シンポジウム「個別対策と今後の政策形成」
    前半部の登壇者に加え下記の皆さまをお迎えします。

    • 上野達弘(早稲田大学教授)
    • 太下義之(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 芸術・文化政策センターセンター長)
    • 田中辰雄(慶應義塾大学教授)
    • 富田晶子(青空文庫、本の未来基金運営委員)
    • 司会:津田大介(ジャーナリスト、インターネットユーザー協会代表理事)

主催
青空文庫本の未来基金デジタルアーカイブ学会クリエイティブ・コモンズ・ジャパンインターネットユーザー協会thinkC(順不同)

『演劇博物館所蔵資料デジタル化ガイドライン』公開

『演劇博物館所蔵資料デジタル化ガイドライン』公開

2018年11月30日付で、早稲田大学演劇博物館は、早稲田大学文化資源データベースにて『演劇博物館所蔵資料デジタル化ガイドライン』を公開した。ガイドラインは、演劇博物館内の平面資料をデジタル化する際に発生する各作業の標準化を図るために作成したものであり、一定の基準を定めることで作業の合理化を計るだけでなく、例外事案における方針決定の参照としてや、デジタル化作業者/委託先に関わらず高水準で品質を維持することを目的としている。
クリエイティブ・コモンズをCC0(シー・シー・ゼロ)で公開しているため、自由に改変可能であり、クレジット無しで仕様書作成の雛型や、参考資料としての添付など、デジタル化の合理化・品質向上などのため、積極的な二次利用を期待している。
ガイドラインは、これまでの演劇博物館デジタルアーカイブ室で担当したデジタル化作業で発生した事案を基に作成されているが、今後において検討事案が発生した場合は、順次必要に応じた見直しや、加筆修正を継続的に行っていく。また、他組織からの改良提案があれば、積極的に取り入れるとともに、ガイドラインを教材として用いた勉強会の開催などを計画している。

早稲田大学文化資源データベース