(2024年6月13日更新)登壇者の資料を公開しました。
・中尾様資料
・吉野様資料
・三好様資料
・三好様追加資料
2023年4月に施行された改正博物館法では、博物館の事業として資料のデジタルアーカイブ化が明記されたが、予算や人員体制などの理由でデジタルアーカイブ化が進んでいない施設も多い。そこで本シンポジウムでは、様々な角度から博物館デジタルアーカイブの「現在地」を確認するとともに、デジタルアーカイブの推進に向けた検討を始めたい。
第1回となる今回は、まず文化庁の博物館支援調査官が、ミュージアムDXをめぐる現在の政策動向を解説する。続いて、自治体の取り組みとして、国の交付金を活用して実質半年でデジタルミュージアムを創設し、高精細・3D・VRコンテンツの充実を図った小田原市の事例を紹介する。さらに、少子高齢化が進む中、博物館資料(縄文石棒)のSNSでの発信や、市民との資料撮影、オープンデータ化などを通じて関係人口を創出し、入館者を3倍増に、3Dデータの閲覧数を入館者数の50倍にした飛騨市の事例を紹介する。
政策の視点と、現場での実践をふまえて、博物館デジタルアーカイブの意義と課題を検証したい。
主催:デジタルアーカイブ学会
後援:日本博物館協会
時期:2024年6月6日(木)19時~21時
場所:Zoomによるオンライン開催
登録方法:所定のzoomの定員数を超えるご登録をいただきましたので、新規登録を停止いたしました(2024年6月3日更新)。
シンポジウムの構成:
- 趣旨説明
太下義之(同志社大学教授、デジタルアーカイブ学会理事:司会)(5分)
- 基調講演
中尾智行(文化庁 博物館支援調査官)「ミュージアムDXの展望」(20分)
- 事例紹介
吉野文彬(小田原市郷土文化館)「小田原の宝を世界に発信 おだわらデジタルミュージアム創設について-創設に至る経緯と今後の展望-」(20分)
三好清超(飛騨みやがわ考古民俗館)「収蔵資料のデジタル化で関係人口を増やす飛騨市の取組み」(20分)
- ディスカッション(40分)