「歴史ビッグデータ,〜過去の記録の統合解析に向けた古文書データ化の挑戦〜 」

●日時 2018年3月12日(月) 13:30-18:00(13:00開場)
●会場 国立情報学研究所 1208/1210会議室
●参加登録 参加費は無料、定員は約80名です。
codh.rois.ac.jp/seminar/historical-big-data-20180312/

テーマ
古文書にはさまざまな過去の情報が記録されています。それらの情報が、地震学、気候学、天文学などの科学研究をはじめ、歴史学以外の分野にも利用されてきました。これらの多種多様なデータを多角的な視点で統合解析することで、自然と人間の連関についての時系列的な分析が進み、新たな知見の創出が期待されます。しかし、古文書からの情報は現代の「ビッグデータ」と違った特性を持つため、それを統合解析に向けてどのように構造化するかが大きな課題となっています。
そのような背景の中、さまざまな分野の研究者より、これまで進められてきた古文書を利用した研究について紹介いただき、今、「歴史ビッグデータ」をどう活用していくかについて意見交換を行います。

講演者
●北本朝展(CODH/NII)「歴史ビッグデータと歴史的状況記録」
●加納靖之(京大)「みんなで翻刻と古地震研究」
●吉川聡(奈文研)「古文書調査と自然現象」
●佐藤大介(東北大)「古文書の気象・災害記録をどう活かすか—仙台・宮城での史料保全をふまえて」
●遠藤崇浩(大阪府大)「株井戸−気候復元を活用した地下水管理制度の研究—」
●柴本昌彦(神戸大)「近世日本の中央市場と気候変動」
●庄 建治朗(名工大)「古気候復元のための日記天気記録の定量化に向けて」
●芳村 圭(東大)「ミレニアム大気再解析への挑戦〜古日記に記載された天気情報のデータ同化〜」

*お問い合わせ先*
人文学オープンデータ共同利用センター
市野: m_ichino@nii.ac.jp

Europeana の翻刻プロジェクトと日本の翻刻プロジェクト

デジタルアーカイブ学会技術部会では、Europeana で翻刻プロジェクトを進めている Frank Drauschke 氏が来日するのを機会に、Drauschke 氏を交えた懇談会を下記のとおりおこないます。


参考: Europeana 翻刻プロジェクト
transcribathon.com/en/

懇談会 「Europeana の翻刻プロジェクトと日本の翻刻プロジェクト」
2018/2/23 (金) 15:00-17:00
東京大学情報学環本館 6F会議室 (会場が変更となりました)

話題提供

  • 飯倉 洋一(大阪大学大学院文学研究科)
    「クラウドソーシング翻刻のための基盤形成:日本古典籍の場合」(逐次通訳付き)
  • Frank Drauschke 氏
    共通の歴史を市民の手で – Europeana 1914-1918 と翻刻 (逐次通訳付き)

一般財団法人人文情報学研究所との共催

 

「デジタルアーカイブが開く東アジア文化研究の新しい地平」

関西大学アジア・オープン・リサーチセンターでは、平成29年度文部科学省私立大学研究ブランディング事業の選定を記念し、キックオフ・シンポジウム「デジタルアーカイブが開く東アジア文化研究の新しい地平」を開催。
www.kansai-u.ac.jp/ku-orcas/

【日時】
2018年2月17日(土)13:00~17:00
2018年2月18日(日)10:00~17:00
【場所】関西大学千里山キャンパス 以文館4階 セミナースペース
【プログラム】
2月17日(土)
■挨拶 関西大学 学長 芝井敬司
■関西大学アジア・オープン・リサーチセンターの開設にあたって
内田 慶市 (関西大学アジア・オープン・リサーチセンター長)
■講演 13:30~
Nathalie Monnet (フランス国立図書館)
楊  暁捷 (カルガリー大学)
Hilde De Weerdt (ライデン大学)
下田 正弘 (東京大学)
2月18日(日)
■研究報告 10:00~
永崎 研宣 (人文情報学研究所)
二階堂善弘 (関西大学文学部)
山本 和明 (国文学研究資料館)
藤田 髙夫 (関西大学文学部)
安岡 孝一 (京都大学人文研情報研究センター)
武田 英明 (国立情報学研究所)
Tatiana Aleksandrovna( ロシア科学アカデミー東方文献研究所)