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産業とデータ・コンテンツ部会第 13 回 DA ショートトーク (2023/5/30)

産業とデータ・コンテンツ部会第 13 回 DA ショートトーク (2023/5/30)

  1. 日 時:2023年5月30日(火)13:00~15:00
  2. 形 式:ZOOMウェビナーによるオンライン(アーカイブ配信も行います)
  3. プログラム (予定)
    • 司会:太下義之氏(文化政策研究者、同志社大学教授)
      (発表開始時刻は目安です。前後する可能性がありますがご了承ください。)
    • 13:00~「人文学研究者から見たデジタルアーカイブ上の情報の正確さについて」東由美子氏 (国際ファッション専門職大学)
    • 13:18~「パーソナルドキュメントとデジタル保存」塩崎亮氏 (聖学院大学)
    • 13:36~「草の根・サブカル活動のアーカイブ的側面と課題・可能性」鈴木親彦氏(群馬県立女子大学)
    • 13:54〜 「ネット上に公開されたデジタルデータの活用-技術的に可能になったデータ活用を実現するための法制度の課題-」
      三浦伸也氏(国立研究開発法人 防災科学技術研究所 客員研究員)
    • 14:12~「ライオン(株)におけるアーカイブズのデジタル化の取り組み」松村伸彦氏 (元ライオン(株)社史資料室長)
    • 14:30~「建築模型アーカイブの現状と課題」近藤以久恵氏(WHAT MUSEUM 建築倉庫ディレクター)
    • 14:48~ 総合討論・意見交換
  4. 参加について
    • 対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
    • 参加費:無料
    • 申し込み:こちらから

地域アーカイブ部会研究会「利用されるデジタルアーカイブを目指して ~大網白里市デジタル博物館を事例として~」 (2023/5/20)

デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会 研究会
テーマ:利用されるデジタルアーカイブを目指して
~大網白里市デジタル博物館を事例として~

  • 日時:2023年5月20日(土)17:00~19:00
  • 主催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会
  • 協力:大網白里市教育委員会
  • 登壇者:武田剛朗氏 (大網白里市教育委員会)
  • 進行:宮本聖二氏 (地域アーカイブ部会長)
  • 開催方法:オンライン (Zoom)
  • 募集対象:デジタルアーカイブ学会員および一般
  • 募集方法:こちらから

[概要]

千葉県大網白里市は、博物館や美術館を持たないために、「いつでもどこからでも無料で文化資源に親しんでもらいたい」と「大網白里市デジタル博物館」を2018年に開設しました。それから5年、コンテンツも充実してさまざまなところで活用されています。
2020年の春には、小学校3〜4年生を対象にした、このデジタル博物館と社会科副読本の連携シートを作成して、子どもたちの共同学習に役立てられています。「館を持たない自治体が提案する本格的デジタル博物館」とは何か、これからの自治体のデジタルアーカイブには大いに参考になる取り組みです。
構築と開設、運営にあたっている大網白里市教育委員会の武田剛朗さんに、コンセプトの設定からデザイン、制作、活用、これからについて収蔵コンテンツと共に、お話をしていただきます。
参加いただいた方々からも積極的にご質問、コメントをいただき、これからの自治体や地域のデジタルアーカイブについて考えていきましょう。

「学術の発展とより良い役割発揮のために、広く関係者を交えた開かれた協議の場を」(会長メッセージ) (2023/4/27)

会長メッセージ                
「学術の発展とより良い役割発揮のために、広く関係者を交えた開かれた協議の場
              を」の発出について              

                            日本学術会議事務局

 平素より大変お世話になっております。
 先週末に政府が日本学術会議法改正案の今国会への提出を見送ることを表明した
ことを受け、今般、会長メッセージ「学術の発展とより良い役割発揮のために、広
く関係者を交えた開かれた協議の場を」が発出されました。以下よりご確認くださ
い。

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会長メッセージ
「学術の発展とより良い役割発揮のために、広く関係者を交えた開かれた協議の場
を」

                            令和5年4月27日
                        日本学術会議会長 梶田隆章

 既に報道等でご存じのように、4月20日、政府は検討中の日本学術会議法改正
案の今国会への提出を見送ることを表明しました。この間、拙速な法改正の動きや
改正法案の内容について、日本学術会議のみならず、多数の学協会等から懸念の表
明が続きました。さらに、日本学術会議の歴代の会長や内外のノーベル賞等受賞者
からも拙速な法改正を思いとどまり、対話をすべきという声明が寄せられました。
政府も「このまま法案を閣議決定した場合、学術界と政府との決定的な決裂を招く
恐れもある」と、今回の見送りの理由を述べています。みなさまのご支援にあらた
めて感謝する次第です。
 しかし、政府はこれを機に、今の政府案に加え、「学術会議自ら主張している5
要件を満たし、学術会議がその独立性の参考とする主要先進国G7参加国並みの制
度・体制等を持った特殊法人などの民間法人とする案」も検討の対象とすると表明
しています。また、日本学術会議担当の後藤大臣は、総理から改めて学術会議と丁
寧に議論し、早期に結論を得るよう指示されたと述べています。
 日本学術会議としては、先日(4月18日)の総会において会員が全会一致で議
決した政府への勧告において述べているように、「日本学術会議のあり方を含め、
さらに日本の学術体制全般にわたる包括的・抜本的な見直しを行うための開かれた
協議の場を設けるべき」と考えています。日本学術会議を政府機関にとどめるか、
民間法人とするかという論点に限定せず、日本の学術の発展のために真に求められ
ることを、必要かつ十分な時間をかけて検討するために、広く学術に関わる関係者
を交えた開かれた協議の場を作ることを求めていく所存です。
 日本の学術を今後も発展させるために、そして、社会に貢献するという学術の役
割を発揮するために、学術界と政府との間の信頼関係を回復することが今こそ求め
られています。日本学術会議は、2021年4月に総会が決定し、公表した「日本
学術会議のより良い役割発揮に向けて」に基づき、社会に対する責任を果たすため
に、自ら改革を着実に実行しており、今後も続けてまいります。そして私は、日本
の学術の発展を実現し、社会において学術がよりよい役割を発揮するための検討の
場とするという強い決意を持って、これからの協議の場に臨みたいと考えています。

第 8 回研究大会サテライト企画セッション提案募集 (2023/6/5 締切)

  • 第 8 回研究大会は 2023 年 11 月 10 日~11 日に石川県金沢市で開催の予定です。
  • 今回の研究大会期間中の現地企画セッションは実行委員会企画のみとなり、一般の企画はオンラインで実施するサテライト企画のみとなります。
  • サテライト企画セッション (オンライン) は、第 8 回研究大会の前後 2 週間程度の間に実施していただきます (11/10, 11, 12 を避けて実施お願いいたします)
  • これまでのサテライト企画についてはこちらをごらんください。
  • 企画を提案される方は次の応募要領をご一読の上、こちらからご応募ください。
  • 応募要領
    • 応募者資格: デジタルアーカイブ学会会員
    • 応募締切: 2023 年 6 月 5 日 (月)
    • 応募された提案については実行委員会で審査の上、6月末までに採用可否を連絡いたします。
    • オンライン開催のための Zoom等はご自身でご手配ください。参加者募集は研究大会事務局が行います。
    • 登壇者の謝金等: 非会員登壇者への謝金はお支払いいたしません。
    • 大会終了後、「デジタルアーカイブ学会誌」の研究大会特集 (2024年5月号予定) に実施報告を掲載しますので、執筆ご協力お願いいたします (締切2024年1月末予定)。
    • 発表スライドの J-STAGE Data での公開: 可能な範囲でご協力ください。公開条件は CC BY 4.0 となります

日本学術会議法改正案の今国会提出の見送りについて (2023/4/21)

日本学術会議法改正案の今国会提出の見送りについて       

                            日本学術会議事務局

 平素より大変お世話になっております。
 昨日(4月20日)、日本学術会議法の改正に関し、後藤内閣府特命担当大臣か
ら、今国会への法案提出を見送る旨の発表がありました。

 本件に関する梶田会長のコメントについて、以下のとおり御報告させていただき
ます。
 この度、政府が今国会での日本学術会議法の改正案の提出を見送る判断をされた
と聞いており、歓迎したいと考えます。かねて日本学術会議が提案しているように、
学術界と政府との信頼関係を回復したうえで、日本の学術体制全般の包括的・抜本
的な見直しのための開かれた協議の場が設けられることを期待します。

日本学術会議第187回総会のご報告 (2023/4/19)

日本学術会議第187回総会のご報告          

                            日本学術会議事務局

 平素より大変お世話になっております。
 4月17日及び18日に日本学術会議第187回総会を開催しました。

 総会では、勧告「日本学術会議のあり方の見直しについて」及び声明「「説明」
ではなく「対話」を、「拙速な法改正」ではなく「開かれた協議の場」を」が承認
され、公表しましたので、ご報告いたします。

 また、総会終了後、記者会見を行い、総会の概要についてご説明いたしました。
総会及び記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲載しており
ますので、ご覧ください。なお、梶田隆章会長の挨拶は、下記のとおりです。

○勧告「日本学術会議のあり方の見直しについて」
 https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-3.html
 https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s187-k.pdf

○声明「「説明」ではなく「対話」を、「拙速な法改正」ではなく「開かれた協議
の場」を」
 https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-2.html
 https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s187-s.pdf

○日本学術会議第187回総会配布資料
 https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/sokai/siryo187.html

○第25期記者会見資料(4月18日)
 https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/kisyakaiken.html

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○記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶
【第187回総会】
 昨日及び本日、第187回となる総会を学術会議講堂及びオンラインにて開催い
たしました。皆様にもお聞きいただいたと思いますので、総会の概要を詳しく紹介
することはいたしませんが、日本学術会議法の改正問題について、大変活発な議論
が行われました。
 昨日は、内閣府から検討状況について説明があり、会員との間で質疑応答が行わ
れました。また、その後、会員による議論を通じて、勧告「日本学術会議のあり方
の見直しについて」及び声明「「説明」ではなく「対話」を、「拙速な法改正」で
はなく「開かれた協議の場」を」を取りまとめましたのでご紹介いたします。
 今回の学術会議法改正が「日本の学術の終わりの始まり」となることのないよう、
われわれの考え方をしっかりお伝えしていきたいと考えています。

【米英独仏アカデミー調査】
 先日、各国のアカデミーの状況について取りまとめた「米英独仏アカデミー調査」
を公表しましたので、詳細について小林アドバイザーからご説明いたします。

【各国からのレター】
 私(梶田会長)からG7各国のアカデミーの会長、国際学術会議(ISC)の会
長宛てのレターをお送りしたところ、それに対してアメリカ、ドイツ、フランス、
イタリアのアカデミー会長から返信がございましたので、ご報告いたします。

【世界の自然科学系ノーベル賞受賞者による声明】
 先日、我が国のノーベル賞受賞者・フィールズ賞受賞者から「日本学術会議法改
正につき熟慮を求めます」という声明が出されましたが、この声明に賛同するとい
う61名の世界の自然科学系ノーベル賞受賞者の連名による声明が発出されました
のでご紹介いたします。
 総会の席でも申し上げましたが、世界の傑出した多くの科学者からこのような
メッセージが寄せられたことにより、アカデミーの独立性が世界のアカデミアに
とって重大な関心事であることを改めて確認することができ、心強く思いました。

【学術フォーラム・公開シンポジウム等】
 今後の学術フォーラム・公開シンポジウム等の開催予定について菱田副会長から
ご説明いたします。

第 8 回研究大会は石川県金沢市で開催 (2023/11/10~11)

第 8 回研究大会は下記のとおり石川県金沢市で開催の予定です。

(プログラムは今後変更されることがあります)

  • 2023年11月10日 (金)
    • 会場: 石川県立図書館 (石川県金沢市小立野2丁目43-1)
    • プログラム (13:00~)
      • 一般研究発表
      • 企画セッション
      • 企業展示等
      • 交流会
  • 2023年11月11日 (土)
    • 企画セッション (分散会場)10:00~12:00
    • 全体会議
      • 会場: 石川県立音楽堂交流ホール (〒920-0856 石川県金沢市昭和町 20-1)
      • プログラム
        • 基調座談会
        • 学会賞授与式
        • デジタルアーカイブ・エグジビション
  • 2023年11月12日 (日)
    • エクスカーション (オプション)

産業とデータ・コンテンツ部会第 12 回 DA ショートトーク (2023/4/25)

産業とデータ・コンテンツ部会第 12 回 DA ショートトーク (2023/4/25)

  1. 日 時:2023年4月25日(火)13:00~15:00
  2. 形 式:ZOOMウェビナーによるオンライン(アーカイブ配信も行います)
  3. プログラム (予定)
    • 司会:(調整中)
    • 13:00~「戦争関連資料のデジタルアーカイブ化」水島久光氏 (東海大学教授)
      13:18~「肖像権ガイドラインの点数計算補助ツール」川端秀寿氏・潮見渚氏 (株式会社地平)
      13:36~「著作権法の令和5年改正がデジタルアーカイブに与える影響」数藤雅彦氏(五常総合法律事務所)
      13:54〜 「フォトグラメトリを活用した庭園の3Ⅾデジタルアーカイブ」上野 友輝氏(広島工業大学 環境学部 建築デザイン学科)
      14:12~「ビジネス・アーカイブズの動向と可能性」肥田 康氏 (株式会社堀内カラー アーカイブサポートセンター)
      14:30~ 総合討論・意見交換
  4. 参加について
    • 対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
    • 参加費:無料
    • 申し込み:こちらから

日本アーカイブズ学会2023年度大会開催 (2023/4/22~23)

日本アーカイブズ学会2023年度大会開催 (2023/4/22~23)

  1. 全体概要
    • 【日程】2023年4月22日(土)~23日 (日)
    • 【開催形式】 ハイブリッド形式(対面・オンライン併用)
    • 【会場】 中央大学多摩キャンパス 3号館
      アクセス情報:https://www.chuo-u.ac.jp/access/tama/
      ●会場へは公共交通機関でお越しください。
      ●周辺にレストラン等はありません。23日(日)の昼食は各自ご用意ください。
    • 【参加登録】対面参加・オンライン参加ともに登録が必要です。登録方法は下記「3 参加登録」をご確認ください。
    • 【参加費】 会員 500 円、非会員 1000 円 ※部分参加でも全日程参加でも同額です。
      <納付方法>
      ・会場でご参加の方は、会場受付にて現金でお支払いください。
      ・オンラインでご参加の方は下記のとおり請求しますので、指定の口座にお振り込みください。
      会員:5月に 2023 年度会費請求書を送付しますので、会費納付の際に合わせてお振り込みください。
      非会員:参加登録をされた方にメールで参加費の請求書を送付しますので、メール到着後2週間以内にお振り込みください。
      ※振込手数料はご負担ください。
    • 【総会について(会員のみ)】
      日本アーカイブズ学会会員(正会員・賛助会員)の方には、総会の詳細について4月上旬頃別途ご案内申し上げます。
  2. 大会講演会・自由論題研究発表会・企画研究会の概要 (※タイトル、時間、会場等は変更となることがあります。)
    1. 大会講演会 4月22日(土)15:15~16:30 《3115教室》
      タイトル:「日本のアーカイブズ保存論」
      講演者:青木睦(国文学研究資料館 准教授)
    2. 自由論題研究発表会 4月23日(日)10:00~12:20 (10:00~10:05は注意等)
      【第1セッション】《3354教室》

      • 田口一博「地方議会資料における会議録の意味とアーカイブズ学との関係」
      • 堀内暢行「電子記録管理における電子メール特殊性―電子帳簿保存法への対応を事例として」
      • 橋本陽「AI vs HI:日本のアーカイブズの実務にAIを導入するための前提を考える」
      • 淺野真知「診療録(カルテ)の情報開示をめぐる諸問題―情報開示請求の事例から考察する―」

      【第2セッション】《3353教室》

      • 池永禎子「国立療養所大島青松園社会交流会館蔵「林記念文庫」に関する考察―アーカイブズ学の視点から―」
      • 林美帆・除本理史「岡山・水島の公害資料館開設におけるアーカイブズの活用事例」
      • 齋藤歩「1980年代米国の「建築図面アドバイザリー・グループADAG」における国・地域と専門領域の交わり―欧州またはアーカイバル・コミュニティからの参加者に注目した議事録分析」
      • 香村由佳「近現代建築物に関する記録の管理と記述について―旧朝香宮邸を事例として―」
    3. 大会企画研究会 4月23日(日)13:30~17:00 《3115教室》
      テーマ:「アーカイブズ編成・記述の現在―国際的動向を背景に―」
      スピーカー:

      • 清水邦俊(国士館史資料室)「民間史料における編成と記述の再確認―整理現場の視点から―」
      • 千代田裕子(東京大学文書館)「東京大学文書館におけるシリーズ・システム導入の試み―現状と課題について」
      • 元ナミ(東京大学文書館)「アーカイブズ記述の新標準:Records in Contexts(RiC)をめぐる最新動向と今後の展望」
      • 論点整理: 坂口貴弘(創価大学)

      参考文献(URLはいずれも2023-03-12最終確認):
      独立行政法人国立公文書館(訳)「ISAD(G):国際標準アーカイブズ記述 第2版」、2022年、https://www.archives.go.jp/about/report/pdf/ISAD(G)2nd.pdf
      森本祥子「新たな資料編成・記述方法の導入を目指して 第1部:東京大学文書館における編成記述の現状と課題」『東京大学文書館紀要』 第39号、2021年、1-9頁。 https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400157791.pdf
      寺澤正直「アーカイブズ記述の国際標準に関する近年の動き」『アーカイブズ学研究』 No.25、2016年、79-90頁。

  3. 参加登録
    下記Googleフォームからご登録ください。
    https://forms.gle/c5Yj8F5NQwh7jwh79
    *ご登録は、2023年4月21日(金)までにお願いいたします。
    *フォームの「送信」後、フォームに記入した内容がメールに返送された時点で、参加登録は完了します。
    *もし「送信」後しばらくしてもフォーム記入内容を含むメールが届かない場合は、お手数ですが大会登録関係専用アカウントjsaskenkyu2023★gmail.com(★を@に変更してください)までご一報ください。
  4. 【問い合わせ先】
    日本アーカイブズ学会事務局
    E-mail:office★jsas.info(★を@に変更してください)

東京大学基金が「戦災・災害のデジタルアーカイブ基金」募集開始

東京大学基金が「戦災・災害のデジタルアーカイブ基金」募集開始

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ロシアによるウクライナ侵攻,毎年のように起きる激甚災害など,現代は「災い」の多発する時代です。しかしながら「災いの記憶」は,時間の経過とともに上書きされ,忘却されていきます。
「災いの記憶」と,その経験を次世代に活かすためには,被災者の記憶を社会全体で共有し,引き継いでいく必要があります。しかし,そうした個人の貴重な記憶は,老い・死によっていずれ失われていきます。
「個人の記憶」を共有し,「社会全体の記憶」として残していくために,これまでの災害,そして来たるべき災害の記憶を保存・記録していく仕組みづくりが求められています。「デジタルアーカイブ」は,こうした記憶を保存・共有し,未来に継承する基盤として重要なものです。
渡邉英徳研究室では,広島・長崎原爆,あるいはウクライナ戦争,東日本大震災などをテーマとした「デジタルアーカイブズ・シリーズ」を2010年代から開発・運用してきました。しかし,こうしたアーカイブは,主に年限付きの研究費で開発・運用されており,持続性に不安があります。また,バーチャルリアリティ・人工知能などの先端技術を取り入れ,より使いやすいアーカイブ・システムを開発し,多くの人々の協力のもと成長させていくためには,財源となる寄付金が必要です。
本寄付金によって「デジタルアーカイブ」を構築し,「災いの記憶」を世界に発信することにより,「過去から学び・未来に活かす」モティベーションを社会に作り出します。そして,学生をはじめとした若い世代の参画により,持続可能性の高い活動を実現します。
戦災・災害に立ち向かう,平和で力強い世界の実現に向けて,一人でも多くの皆様に本プロジェクトへのご支援とご協力を賜りたく,よろしくお願い申し上げます。

東京大学大学院 情報学環・学際情報学府
教授 渡邉英徳