日本学術会議法改正案の今国会提出の見送りについて 日本学術会議事務局 平素より大変お世話になっております。 昨日(4月20日)、日本学術会議法の改正に関し、後藤内閣府特命担当大臣か ら、今国会への法案提出を見送る旨の発表がありました。 本件に関する梶田会長のコメントについて、以下のとおり御報告させていただき ます。 この度、政府が今国会での日本学術会議法の改正案の提出を見送る判断をされた と聞いており、歓迎したいと考えます。かねて日本学術会議が提案しているように、 学術界と政府との信頼関係を回復したうえで、日本の学術体制全般の包括的・抜本 的な見直しのための開かれた協議の場が設けられることを期待します。
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日本学術会議第187回総会のご報告 (2023/4/19)
日本学術会議第187回総会のご報告 日本学術会議事務局 平素より大変お世話になっております。 4月17日及び18日に日本学術会議第187回総会を開催しました。 総会では、勧告「日本学術会議のあり方の見直しについて」及び声明「「説明」 ではなく「対話」を、「拙速な法改正」ではなく「開かれた協議の場」を」が承認 され、公表しましたので、ご報告いたします。 また、総会終了後、記者会見を行い、総会の概要についてご説明いたしました。 総会及び記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲載しており ますので、ご覧ください。なお、梶田隆章会長の挨拶は、下記のとおりです。 ○勧告「日本学術会議のあり方の見直しについて」 https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-3.html https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s187-k.pdf ○声明「「説明」ではなく「対話」を、「拙速な法改正」ではなく「開かれた協議 の場」を」 https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-2.html https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s187-s.pdf ○日本学術会議第187回総会配布資料 https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/sokai/siryo187.html ○第25期記者会見資料(4月18日) https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/kisyakaiken.html ---------------------------------------------------------------------- ○記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶 【第187回総会】 昨日及び本日、第187回となる総会を学術会議講堂及びオンラインにて開催い たしました。皆様にもお聞きいただいたと思いますので、総会の概要を詳しく紹介 することはいたしませんが、日本学術会議法の改正問題について、大変活発な議論 が行われました。 昨日は、内閣府から検討状況について説明があり、会員との間で質疑応答が行わ れました。また、その後、会員による議論を通じて、勧告「日本学術会議のあり方 の見直しについて」及び声明「「説明」ではなく「対話」を、「拙速な法改正」で はなく「開かれた協議の場」を」を取りまとめましたのでご紹介いたします。 今回の学術会議法改正が「日本の学術の終わりの始まり」となることのないよう、 われわれの考え方をしっかりお伝えしていきたいと考えています。 【米英独仏アカデミー調査】 先日、各国のアカデミーの状況について取りまとめた「米英独仏アカデミー調査」 を公表しましたので、詳細について小林アドバイザーからご説明いたします。 【各国からのレター】 私(梶田会長)からG7各国のアカデミーの会長、国際学術会議(ISC)の会 長宛てのレターをお送りしたところ、それに対してアメリカ、ドイツ、フランス、 イタリアのアカデミー会長から返信がございましたので、ご報告いたします。 【世界の自然科学系ノーベル賞受賞者による声明】 先日、我が国のノーベル賞受賞者・フィールズ賞受賞者から「日本学術会議法改 正につき熟慮を求めます」という声明が出されましたが、この声明に賛同するとい う61名の世界の自然科学系ノーベル賞受賞者の連名による声明が発出されました のでご紹介いたします。 総会の席でも申し上げましたが、世界の傑出した多くの科学者からこのような メッセージが寄せられたことにより、アカデミーの独立性が世界のアカデミアに とって重大な関心事であることを改めて確認することができ、心強く思いました。 【学術フォーラム・公開シンポジウム等】 今後の学術フォーラム・公開シンポジウム等の開催予定について菱田副会長から ご説明いたします。
第 8 回研究大会は石川県金沢市で開催 (2023/11/10~11)
第 8 回研究大会は下記のとおり石川県金沢市で開催の予定です。
(プログラムは今後変更されることがあります)
- 2023年11月10日 (金)
- 会場: 石川県立図書館 (石川県金沢市小立野2丁目43-1)
- プログラム (13:00~)
- 一般研究発表
- 企画セッション
- 企業展示等
- 交流会
- 2023年11月11日 (土)
- 企画セッション (分散会場)10:00~12:00
- 全体会議
- 会場: 石川県立音楽堂交流ホール (〒920-0856 石川県金沢市昭和町 20-1)
- プログラム
- 基調座談会
- 学会賞授与式
- デジタルアーカイブ・エグジビション
- 2023年11月12日 (日)
- エクスカーション (オプション)
産業とデータ・コンテンツ部会第 12 回 DA ショートトーク (2023/4/25)
産業とデータ・コンテンツ部会第 12 回 DA ショートトーク (2023/4/25)
- 日 時:2023年4月25日(火)13:00~15:00
- 形 式:ZOOMウェビナーによるオンライン(アーカイブ配信も行います)
- プログラム (予定)
- 司会:(調整中)
- 13:00~「戦争関連資料のデジタルアーカイブ化」水島久光氏 (東海大学教授)
13:18~「肖像権ガイドラインの点数計算補助ツール」川端秀寿氏・潮見渚氏 (株式会社地平)
13:36~「著作権法の令和5年改正がデジタルアーカイブに与える影響」数藤雅彦氏(五常総合法律事務所)
13:54〜 「フォトグラメトリを活用した庭園の3Ⅾデジタルアーカイブ」上野 友輝氏(広島工業大学 環境学部 建築デザイン学科)
14:12~「ビジネス・アーカイブズの動向と可能性」肥田 康氏 (株式会社堀内カラー アーカイブサポートセンター)
14:30~ 総合討論・意見交換
- 参加について
- 対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
- 参加費:無料
- 申し込み:こちらから
日本アーカイブズ学会2023年度大会開催 (2023/4/22~23)
日本アーカイブズ学会2023年度大会開催 (2023/4/22~23)
- 全体概要
- 【日程】2023年4月22日(土)~23日 (日)
- 【開催形式】 ハイブリッド形式(対面・オンライン併用)
- 【会場】 中央大学多摩キャンパス 3号館
アクセス情報:https://www.chuo-u.ac.jp/access/tama/
●会場へは公共交通機関でお越しください。
●周辺にレストラン等はありません。23日(日)の昼食は各自ご用意ください。 - 【参加登録】対面参加・オンライン参加ともに登録が必要です。登録方法は下記「3 参加登録」をご確認ください。
- 【参加費】 会員 500 円、非会員 1000 円 ※部分参加でも全日程参加でも同額です。
<納付方法>
・会場でご参加の方は、会場受付にて現金でお支払いください。
・オンラインでご参加の方は下記のとおり請求しますので、指定の口座にお振り込みください。
会員:5月に 2023 年度会費請求書を送付しますので、会費納付の際に合わせてお振り込みください。
非会員:参加登録をされた方にメールで参加費の請求書を送付しますので、メール到着後2週間以内にお振り込みください。
※振込手数料はご負担ください。 - 【総会について(会員のみ)】
日本アーカイブズ学会会員(正会員・賛助会員)の方には、総会の詳細について4月上旬頃別途ご案内申し上げます。
- 大会講演会・自由論題研究発表会・企画研究会の概要 (※タイトル、時間、会場等は変更となることがあります。)
- 大会講演会 4月22日(土)15:15~16:30 《3115教室》
タイトル:「日本のアーカイブズ保存論」
講演者:青木睦(国文学研究資料館 准教授) - 自由論題研究発表会 4月23日(日)10:00~12:20 (10:00~10:05は注意等)
【第1セッション】《3354教室》- 田口一博「地方議会資料における会議録の意味とアーカイブズ学との関係」
- 堀内暢行「電子記録管理における電子メール特殊性―電子帳簿保存法への対応を事例として」
- 橋本陽「AI vs HI:日本のアーカイブズの実務にAIを導入するための前提を考える」
- 淺野真知「診療録(カルテ)の情報開示をめぐる諸問題―情報開示請求の事例から考察する―」
【第2セッション】《3353教室》
- 池永禎子「国立療養所大島青松園社会交流会館蔵「林記念文庫」に関する考察―アーカイブズ学の視点から―」
- 林美帆・除本理史「岡山・水島の公害資料館開設におけるアーカイブズの活用事例」
- 齋藤歩「1980年代米国の「建築図面アドバイザリー・グループADAG」における国・地域と専門領域の交わり―欧州またはアーカイバル・コミュニティからの参加者に注目した議事録分析」
- 香村由佳「近現代建築物に関する記録の管理と記述について―旧朝香宮邸を事例として―」
- 大会企画研究会 4月23日(日)13:30~17:00 《3115教室》
テーマ:「アーカイブズ編成・記述の現在―国際的動向を背景に―」
スピーカー:- 清水邦俊(国士館史資料室)「民間史料における編成と記述の再確認―整理現場の視点から―」
- 千代田裕子(東京大学文書館)「東京大学文書館におけるシリーズ・システム導入の試み―現状と課題について」
- 元ナミ(東京大学文書館)「アーカイブズ記述の新標準:Records in Contexts(RiC)をめぐる最新動向と今後の展望」
- 論点整理: 坂口貴弘(創価大学)
参考文献(URLはいずれも2023-03-12最終確認):
独立行政法人国立公文書館(訳)「ISAD(G):国際標準アーカイブズ記述 第2版」、2022年、https://www.archives.go.jp/about/report/pdf/ISAD(G)2nd.pdf
森本祥子「新たな資料編成・記述方法の導入を目指して 第1部:東京大学文書館における編成記述の現状と課題」『東京大学文書館紀要』 第39号、2021年、1-9頁。 https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400157791.pdf
寺澤正直「アーカイブズ記述の国際標準に関する近年の動き」『アーカイブズ学研究』 No.25、2016年、79-90頁。
- 大会講演会 4月22日(土)15:15~16:30 《3115教室》
- 参加登録
下記Googleフォームからご登録ください。
https://forms.gle/c5Yj8F5NQwh7jwh79
*ご登録は、2023年4月21日(金)までにお願いいたします。
*フォームの「送信」後、フォームに記入した内容がメールに返送された時点で、参加登録は完了します。
*もし「送信」後しばらくしてもフォーム記入内容を含むメールが届かない場合は、お手数ですが大会登録関係専用アカウントjsaskenkyu2023★gmail.com(★を@に変更してください)までご一報ください。 - 【問い合わせ先】
日本アーカイブズ学会事務局
E-mail:office★jsas.info(★を@に変更してください)
東京大学基金が「戦災・災害のデジタルアーカイブ基金」募集開始
東京大学基金が「戦災・災害のデジタルアーカイブ基金」募集開始
ご支援のお願い
ロシアによるウクライナ侵攻,毎年のように起きる激甚災害など,現代は「災い」の多発する時代です。しかしながら「災いの記憶」は,時間の経過とともに上書きされ,忘却されていきます。
「災いの記憶」と,その経験を次世代に活かすためには,被災者の記憶を社会全体で共有し,引き継いでいく必要があります。しかし,そうした個人の貴重な記憶は,老い・死によっていずれ失われていきます。
「個人の記憶」を共有し,「社会全体の記憶」として残していくために,これまでの災害,そして来たるべき災害の記憶を保存・記録していく仕組みづくりが求められています。「デジタルアーカイブ」は,こうした記憶を保存・共有し,未来に継承する基盤として重要なものです。
渡邉英徳研究室では,広島・長崎原爆,あるいはウクライナ戦争,東日本大震災などをテーマとした「デジタルアーカイブズ・シリーズ」を2010年代から開発・運用してきました。しかし,こうしたアーカイブは,主に年限付きの研究費で開発・運用されており,持続性に不安があります。また,バーチャルリアリティ・人工知能などの先端技術を取り入れ,より使いやすいアーカイブ・システムを開発し,多くの人々の協力のもと成長させていくためには,財源となる寄付金が必要です。
本寄付金によって「デジタルアーカイブ」を構築し,「災いの記憶」を世界に発信することにより,「過去から学び・未来に活かす」モティベーションを社会に作り出します。そして,学生をはじめとした若い世代の参画により,持続可能性の高い活動を実現します。
戦災・災害に立ち向かう,平和で力強い世界の実現に向けて,一人でも多くの皆様に本プロジェクトへのご支援とご協力を賜りたく,よろしくお願い申し上げます。
東京大学大学院 情報学環・学際情報学府
教授 渡邉英徳
産業とデータ・コンテンツ部会第 11 回 DA ショートトーク (2023/3/24)
産業とデータ・コンテンツ部会第 11 回 DA ショートトーク (2023/2/24)
- 日 時:2023年3月24日(金)13:00~15:00
- 形 式:ZOOMウェビナーによるオンライン(アーカイブ配信も行います)
- プログラム (予定)
- 司会:柴野京子氏(上智大学教授、デジタルアーカイブ学会産業とデータ・コンテンツ副部会長)
(発表開始時刻は目安です。前後する可能性がありますがご了承ください。) - 13:00~「デジタルアーカイブとAR技術」谷川 智洋氏 (東京大学次世代人工知能科学研究センター)
- 13:18~「「デジタルアーカイブ概論」の刊行とその活用について」福島幸宏氏 (慶應義塾大学 文学部 准教授 / 東京大学 大学院情報学環 客員准教授)
- 13:36~「改正博物館法および博物館 DX の推進に関する基本的な考え方」太下義之氏(文化政策研究者/同志社大学経済学部教授)
- 13:54〜 「AIによる翻訳・通訳」隅田英一郎氏(情報通信研究機構フェロー)
- 14:12~「凡人に出来るゲームアーカイブと、その先の壁」松田 真氏 (一般社団法人ゲーム寄贈協会 代表理事 松田特許事務所 代表弁理士)
- 14:30~ 総合討論・意見交換
- 司会:柴野京子氏(上智大学教授、デジタルアーカイブ学会産業とデータ・コンテンツ副部会長)
- 参加について
- 対象者:デジタルアーカイブ学会会員、DAPCON会員、DARA参加機関、その他関係者
- 参加費:無料
- 申し込み:こちらから
本学会会長吉見俊哉教授 最終講義 (2023/3/19) のご案内
吉見俊哉教授 最終講義 (2023/3/19)
・講義タイトル:『東大紛争-1968-69』
・日時:2023年3月19日(日)午前 10時30分~(予定)
・主催:東京大学大学院情報学環・学際情報学府 吉見俊哉研究室
・開催形式:オンライン開催(事前登録制、会場での聴講はありません)
*オンライン配信のURLは、開催前日の3月18日(土)にお知らせ予定です。
*期間限定アーカイブ配信予定(3月31日まで)、日英版あり。
・事前登録:こちらよりお願いいたします。(3月10日まで)
日本学術会議法改正法案に関するご報告 (2023/3/8)
日本学術会議法改正法案に関するご報告 日本学術会議事務局 平素より大変お世話になっております。 政府提出法案の今国会への提出期限は慣例により3月中旬が締切りとなってい るところですが、本日の参議院議院運営委員会理事会において、政府側より、日 本学術会議法の一部を改正する法律案について、関係方面との調整等に時間を要 していることから閣議決定に至っておらず、所管官庁において調整に努力をして まいる旨の報告があったとのことです(衆議院に対しても近々同様の説明が行わ れる見込みです)。 現時点では、当該法律案の国会提出時期の目途は明らかになっておりません。 以上、お知らせいたします。
「ジャパンサーチで地域のコンテンツをつなぎ、人をつなぐ」(2023/3/24)
地域アーカイブ関連イベント「ジャパンサーチで地域のコンテンツをつなぎ、人をつなぐ」(2023/3/24)
ジャパンサーチを通して、デジタルアーカイブが相互に連携することで、異なる分野・地域のひと同士の結び付きや、コミュニティ間のコンテンツ交流が生まれます。
本イベントでは、ジャパンサーチの連携機関やこれからデジタルアーカイブを構築する自治体から、ジャパンサーチを使った地域資源の連携や活用に関する取組をご紹介いただきます。
地域アーカイブの関係者や地域アーカイブに関心のある方のご参加をお待ちしております。
■日時 2023年3月24日(金)14:00〜15:45
■主催 国立国会図書館
■開催方法 オンライン開催(Zoom Webinarを使用)
■定員 200名程度
■参加費 無料
■申込方法・期限
こちらのリンク先より、Zoomの事前登録を行ってください。
★申込の〆切は、3月23日(木)18:00まで
※事前登録フォームでは、登壇者へのご質問を募集しています。地域アーカイブについて気になること、知りたいことなど、お気軽にご入力ください。
■プログラム
【事例報告】 14:00~15:15
- 「なんじょうデジタルアーカイブ」(沖縄県南城市) 田村卓也(南城市教育委員会デジタルアーカイブ専門員)
- 高知県佐川町におけるジャパンサーチ活用事例 大道剛(地域学習コーディネーター)森木貴子(佐川町教育研究所教育指導員)
- 「デジタルアーカイブ福井」(福井県)長野栄俊(福井県文書館主任司書)
【質疑応答・ディスカッション】 15:15~15:45