『デジタルアーカイブ・ベーシックス 4: アートシーンを支える』発行

デジタルアーカイブ・ベーシックス 4: アートシーンを支える』が発行されました。

高野明彦 監修/嘉村哲郎 責任編集

紹介
アートシーンの新次元をつくるデジタルアーカイブ
日本の芸術分野におけるデジタル対応の概要・現状から問題点まで、美術館、博物館などの事例をもとに、幅広く紹介。
美術のみならず、音楽、舞踏、服飾のアーカイブの事例も掲載。
日々進化するアートアーカイブの実状を知るための一冊。

目次

    • まえがき 高野明彦(国立情報学研究所)
    • Scene 0 ゼロ地点のDA
      • 第1章 アート×デジタルアーカイブのこれまでとこれから 青柳正規 (学校法人多摩美術大学理事長、山梨県立美術館館長)
    • Scene 1 アートシーンにおけるデジタル対応の現況
      • 第2章 デジタルアーカイブはどのようにしてアートの振興に貢献するか? 太下義之(同志社大学教授、国際日本文化研究センター客員教授、独立行政法人国立美術館理事)
      • 第3章 デジタルアーカイブ・ビオトープ―相互関与し複層化する、作品環世界 田尾圭一郎(美術出版社「美術手帖」ユニット)
      • 第4章 アートのデジタルコンテンツの権利処理に関わる法的問題について 酒井麻千子(東京大学大学院情報学環准教授)
    • Scene 2 デジタル技術とアート現場のDA
      • 第5章 メディアアート領域にとってのデジタルアーカイブ―国内外の動向 森山朋絵 (東京都現代美術館)
      • 第6章 デジタル技術と現代のアートの保存 平諭一郎(東京藝術大学特任准教授)
    • Scene 3 パフォーマンスとアートのDA
      • 第7章 早稲田大学演劇博物館のデジタルアーカイブの現状と課題 中西智範(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館)
      • 第8章 土方巽アーカイヴ―実験的アーカイブの理念と活動 森下隆(慶應義塾大学アート・センター)
      • 第9章 日本のオペラアーカイブの現状と課題 石田麻子(昭和音楽大学オペラ研究所所長・教授)・吉原潤(昭和音楽大学オペラ研究所准教授)
      • 第10章 〈服装・身装文科デジタルアーカイブ〉の現在と今後の課題 高橋晴子(国立民族学博物館研究員)
    • Scene 4 ミュージアムとアートのDA
      • 第11章 オープンなデジタルミュージアム―多様な価値の共存と高い規模拡張性 金子晋丈(慶応義塾大学理工学部准教授)
      • 第12章 国立博物館所蔵品統合検索システム「ColBase」—過去・現在・未来 村田良二(独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センター)
      • 第13章 文化遺産オンライン試験公開版の構築 丸川雄三(国立民族学博物館)
      • 第14章 ヨコハマ・アート・LOD その成り立ちと構成 相澤勝(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)・小林巌生 (インフォ・ラウンジ株式会社)
      • 第15章 アート・プロジェクトの現場で取り組むアーカイブの試み 井出竜郎 (特定非営利活動法人アート&ソサエティ研究センター)
    • あとがき 嘉村哲郎