人間文化研究機構共創先導プロジェクト共創促進研究「学術知デジタルライブラリの構築」国立民族学博物館拠点の主催により、標記シンポジウムが開催されます(後援:デジタルアーカイブ学会)。
本シンポジウムの趣旨は、下記の通りです。
国立民族学博物館の「学術知デジタルライブラリ(X-DiPLAS)」は、過去におこなわれたフィールドワークで記録された貴重な映像音響資料を受け入れ、それらをデジタル化・データベース化していくことで、新たな研究や教育を推進するためのプラットフォームとして拡大、進化を続けています。
生成AI 技術の急激な発展は、アーカイブの利用可能性を飛躍的に高める一方で、その保全・公開・利用に関する複合的な課題を突きつけています。本シンポジウムは特に以下の論点、「フィルムの保全(安全保護)の重要性」、「肖像権問題と公開をめぐるジレンマ」、「二次利用条件の在り方」などに焦点を当て、各分野の専門家と共に、デジタルアーカイブが次なるバージョンアップを果たすための具体的な方向性を探ります。
生成AIが新たな知の創造を促す時代において、X-DiPLASをはじめとするデジタルアーカイブが、学術研究の持続可能な基盤として、また倫理的配慮と法遵守のモデルとして機能するためのビジョンを共有することを目的とします。
- 日時:2025年12月21日(日)13:00~17:00(12:30開場)
- 会場:国立民族学博物館第4セミナー室(対面50名・オンライン250名、事前申込制・参加無料)
詳細および申込(12/14締め切り)は、国立民族学博物館ウェブサイトをご覧ください。
https://www.minpaku.ac.jp/ai1ec_event/65480