音楽や演劇、ダンスなどの舞台芸術は、上演されるその場限りでしか存在できないものであり、残された周辺の資料のみが上演の証拠となります。しかし、特に都市部以外において、各地での上演資料を誰がどのように保存し、どう活用していけるのか、これまで十分に議論されてきませんでした。本シンポジウムでは、各地の実践者や研究者を招き、地域の文化施設はどのように舞台芸術アーカイブへの取り組みができるのかを検討する場です。
日時:3月24日(日)13:00~16:30
会場:長久手市文化の家 森のホール(オンライン配信あり)
料金:無料(要申込)
申込フォーム https://forms.gle/NkzMAAExc4XmeobM9
シンポジウム詳細 https://bunkanoie.jp/archives/5735
プログラム
- 第1部:舞台芸術アーカイブと劇場の蓄積
岡室 美奈子(早稲田大学文化推進部参与・文学学術院教授)
「舞台芸術アーカイブのゆるやかな定義と早稲田大学演劇博物館の実践」
生田 創(長久手市文化の家館長) 「長久手市文化の家の25年間」
山本 宗由(長久手市文化の家) 「長久手市文化の家のアーカイブ活動について」 - 第2部:地域の劇場と芸術アーカイブ
井出 竜郎(アート&ソサイエティ研究センター)
「アート・プロジェクトのアーカイブ構築から考える可能性」
新里 直之(京都芸術大学舞台芸術研究センター)
「未来の創造、コミュニケーションの創発に向けてーー京都市内における劇場のアーカイブ活動」
渡邉 朋也(山口情報芸術センター[YCAM])
「創造の連なり—作品の修復・保存から始まる再創造」 - 第3部:登壇者によるパネルディスカッション