日本学術会議第187回総会のご報告 日本学術会議事務局 平素より大変お世話になっております。 4月17日及び18日に日本学術会議第187回総会を開催しました。 総会では、勧告「日本学術会議のあり方の見直しについて」及び声明「「説明」 ではなく「対話」を、「拙速な法改正」ではなく「開かれた協議の場」を」が承認 され、公表しましたので、ご報告いたします。 また、総会終了後、記者会見を行い、総会の概要についてご説明いたしました。 総会及び記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲載しており ますので、ご覧ください。なお、梶田隆章会長の挨拶は、下記のとおりです。 ○勧告「日本学術会議のあり方の見直しについて」 https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-3.html https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s187-k.pdf ○声明「「説明」ではなく「対話」を、「拙速な法改正」ではなく「開かれた協議 の場」を」 https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-2.html https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s187-s.pdf ○日本学術会議第187回総会配布資料 https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/sokai/siryo187.html ○第25期記者会見資料(4月18日) https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/kisyakaiken.html ---------------------------------------------------------------------- ○記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶 【第187回総会】 昨日及び本日、第187回となる総会を学術会議講堂及びオンラインにて開催い たしました。皆様にもお聞きいただいたと思いますので、総会の概要を詳しく紹介 することはいたしませんが、日本学術会議法の改正問題について、大変活発な議論 が行われました。 昨日は、内閣府から検討状況について説明があり、会員との間で質疑応答が行わ れました。また、その後、会員による議論を通じて、勧告「日本学術会議のあり方 の見直しについて」及び声明「「説明」ではなく「対話」を、「拙速な法改正」で はなく「開かれた協議の場」を」を取りまとめましたのでご紹介いたします。 今回の学術会議法改正が「日本の学術の終わりの始まり」となることのないよう、 われわれの考え方をしっかりお伝えしていきたいと考えています。 【米英独仏アカデミー調査】 先日、各国のアカデミーの状況について取りまとめた「米英独仏アカデミー調査」 を公表しましたので、詳細について小林アドバイザーからご説明いたします。 【各国からのレター】 私(梶田会長)からG7各国のアカデミーの会長、国際学術会議(ISC)の会 長宛てのレターをお送りしたところ、それに対してアメリカ、ドイツ、フランス、 イタリアのアカデミー会長から返信がございましたので、ご報告いたします。 【世界の自然科学系ノーベル賞受賞者による声明】 先日、我が国のノーベル賞受賞者・フィールズ賞受賞者から「日本学術会議法改 正につき熟慮を求めます」という声明が出されましたが、この声明に賛同するとい う61名の世界の自然科学系ノーベル賞受賞者の連名による声明が発出されました のでご紹介いたします。 総会の席でも申し上げましたが、世界の傑出した多くの科学者からこのような メッセージが寄せられたことにより、アカデミーの独立性が世界のアカデミアに とって重大な関心事であることを改めて確認することができ、心強く思いました。 【学術フォーラム・公開シンポジウム等】 今後の学術フォーラム・公開シンポジウム等の開催予定について菱田副会長から ご説明いたします。