アートコンテンツ活用シンポジウム (2019/12/23)

アートコンテンツ活用シンポジウム
「デジタルアーカイブで拓くアートの未来」(2019/12/23)

  1. 趣旨
    我が国は諸外国と比べても質量ともにすばらしい美術・工芸作品を生み出し、諸外国の美術シーンに大きな影響を与えてきました(例:浮世絵)。しかしデジタル時代の進展に伴って海外から様々なアートコンテンツの発信があるのに対して、わが国では作品のデジタル化はもとより、せっかくデジタル化したアートコンテンツが諸理由から所蔵機関毎に囲われ、公共的・横断的には十分活用されず、しかも海外への情報発信が乏しいのが現状です。
    日本の美術シーンに関心があり、様々な局面で関与している専門家が集まるアート活用懇談会(座長:青柳正規多摩美術大学理事長・前文化庁長官)では、特定の立場に立つことなく、アートコンテンツ利用を振興する多様な観点から、海外から見るとほとんど眠ったままに等しい我が国のアートコンテンツを世界に発信し、国内外で利用される仕組みをつくることによって、日本の社会と個人生活を豊かにするべき方策について検討し、その成果を本年9月にまとめました。
    今回のシンポジウムは、その成果を公表し、我が国のアートコンテンツの社会的利用促進と日本文化の海外における認知度のさらなる向上に向けて、このテーマにご関心・ご関係のある方々にお集まりいただき、今後の取組について議論する場となることをめざしています。
  2. 主催:アート活用懇談会
    協力:東京大学大学院情報学環吉見研究室・DNP学術電子コンテンツ研究寄付講座
    協賛:デジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)
    後援:デジタルアーカイブ学会
  3. 日時:2019年12月23日(月)午後1時半~4時半
    場所:東京大学本郷キャンパスダイワユビキタス学術研究館石橋信夫記念ホール(春日門からすぐです)
  4. プログラム
    1. 我が国のアートコンテンツ発信・利用に関わる現状と問題点(10
      分):13:30-13:40
      青柳正規(アート活用懇談会座長)
    2. アート活用懇談会提言の概要(20分)13:40-14:00
      柳与志夫(東京大学特任教授)
    3. パネルディスカッション(80分)14:00-16:20
      「アートコンテンツ活用の将来像:その課題と解決の方向性」
      <パネリスト>
      川口雅子(国立西洋美術館情報資料室長)
      高野明彦(国立情報学研究所教授)
      玉置泰紀(KADOKAWA 2021年室エグゼクティブプロデューサー)
      田良島哲(東京国立博物館特任研究員)
      森本公穣(東大寺執事)
      吉見俊哉(東京大学教授):司会
    4. 今後の取組について(10分):16:20-16:30
      太下義之(国立美術館理事)
  5. 参加方法
    1. 定員:125名
    2. 聴講無料
    3. 参加申込:こちらからお申し込みください。