研究会「コミュニティ映画・映像のアーカイブを考える」(2019/3/12)

研究会「コミュニティ映画・映像のアーカイブを考える」(2019/3/12)

オーストリア・フィルムアーカイブ(Filmarchiv Austria)の常石史子氏が来日するのを機会に、コミュニティーアーカイブ部会では、表記の研究会を開催いたします。映画のアーカイブ、コミュニティーのアーカイブに関心をお持ちの方は是非ご参加ください。

  • 日時: 2019年3月12日 (火) 13:30 – 16:00 (13:00開場)
  • 場所: 千代田区紀尾井町1−3 ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワーヤフー本社 LODGE (18Fに受付を用意します)
    www.tgt-kioicho.jp/access/
  • 定員: 50名
  • 主催: デジタルアーカイブ学会コミュニティアーカイブ部会
  • 司会: 宮本聖二 (立教大学大学院、ヤフー株式会社、コミュニティーアーカイブ部会長)
  • 参加費: 無料
  • お申込はこちら
  • 講師
    1. 「小さな映像を囲む:アーカイブの利活用をとおしたコミュニティづくり」
      松本篤氏
      1981年、兵庫県生まれ。2003年から、「文房具としての映像」という考え方の普及を進めるNPO法人記録と表現とメディアのための組織(remo)の運営に関わる。2005年から、8ミリフィルムや家族写真といった“市井の人びとの記録”に着目したアーカイブプロジェクト、AHA! [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]をremoの事業の一環として始動させる。編著に『はな子のいる風景:イメージを(ひっ)くりかえす』(武蔵野市立吉祥寺美術館、2017)、共著に『フィールド映像術』(古今書院、2015)などがある。目下、東京大学大学院学際情報学府博士課程(丹羽美之研究室)に在籍し、市民一人ひとりが担い手となったアーカイブづくりのあり方を、メディア・デザインの観点から研究している。
    2. 「ホームムービーのデジタルアーカイビング―オーストリアの取り組み」
      常石史子
      オーストリア・フィルムアーカイブ(Filmarchiv Austria)
      1973年、広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。東京国立近代美術館フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)で映画フィルムのデジタル修復・保存プロジェクトを立ち上げたのち、2006年にウィーンのオーストリア・フィルムアーカイブに移籍。ヨーロッパ映画のデジタル修復およびデジタルアーカイビングに取り組んでいる。近年の修復フィルムにVarieté”(ヴァリエテ、1925年)、 “Die Stadt ohne Juden”(ユダヤ人のいない町、1924年)、”Orlac’s Hände” (オーラックの手、1924年)等。主な著作に「デジタル復元、はじめの一歩―フィルムとデジタルをつなぐインターフェイス」(『映画テレビ技術』619号、2004年3月、小倉・佐伯賞受賞)、「連載 ヨーロッパにおけるフィルム・アーカイヴの現状 」(『映画テレビ技術』710-713 号、2011年10月-2012年1月)、 “Digitizing 25,000 Films a year. A Challenge for Filmarchiv Austria”, Journal of Film Preservation Vol. 99, 2018 等。