地域アーカイブ部会

部会長 宮本 聖二(立教大学教授)

(旧「コミュニティアーカイブ部会」は 2021 年 4 月 1 日より「地域アーカイブ部会」と名称が変更になりなました)

地域アーカイブ部会へのお問合せはこちらまで

■デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会研究会
テーマ:地域デジタルコモンズが拓くこと~『光が丘デジタルアーカイブ』とd-commons.net~ (2023/7/26)

日時:令和5年7月26日(水)17:00~19:00
主催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会
登壇者:前川道博 長野大学教授、菅原みどり 立教大学大学院修士課程
進行:宮本聖二 地域アーカイブ部会長
開催方法:オンライン(ZOOM)
募集対象:デジタルアーカイブ学会員および一般

【概要】

全国各地でさまざまなデジタルアーカイブの営みが進められています。その一方、多くの地域においてはまだその端緒につくことすらないのが実情です。地域のデジタルアーカイブを始めるにはその敷居が高く、なぜできないのか、またその解決をなぜ業者に委託するのか。地域アーカイブには何が問題かがわからないまま、一歩の踏み出しが阻まれる見えざる壁があります。その壁に遮られ、根本的な解決が求められる原資料やデータの永続的保全、権利処理、オープン性、運用コスト、人材育成といった課題解決に踏み込む提起にも至れません。
何のためにデジタルアーカイブをつくるのか。どうするとそれがうまくいくのか。どこでも誰でも平易に利用が可能な地域デジタルコモンズクラウドサービスd-commons.netを開発し、各地でのデジタルアーカイブ活動の支援を行う前川道博長野大教授と、東京都練馬区で『光が丘デジタルアーカイブ』に取り組む菅原みどりさんに登壇いただき、地域でのデジタルアーカイブ構築、運営、活用はどうすると容易にできるのか、そもそもの課題は何なのかを話題提供します。

【Zoomウェビナー参加申込】
参加申込フォームからお申込みください(当日7/26(水)まで受付)。

■デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会シリーズ研究会■

研究会「利用されるデジタルアーカイブを目指して
~大網白里市デジタル博物館を事例として~」(2023/5/20) (終了しました)

  • 日時:2023年5月20日(土)17:00~19:00
  • 主催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会
  • 協力:大網白里市教育委員会
  • 登壇者:武田剛朗氏 (大網白里市教育委員会)
  • 進行:宮本聖二氏 (地域アーカイブ部会長)
  • 開催方法:オンライン (Zoom)
  • 募集対象:デジタルアーカイブ学会員および一般
  • 募集方法:こちらから

[概要]

千葉県大網白里市は、博物館や美術館を持たないために、「いつでもどこからでも無料で文化資源に親しんでもらいたい」と「大網白里市デジタル博物館」を2018年に開設しました。それから5年、コンテンツも充実してさまざまなところで活用されています。
2020年の春には、小学校3〜4年生を対象にした、このデジタル博物館と社会科副読本の連携シートを作成して、子どもたちの共同学習に役立てられています。「館を持たない自治体が提案する本格的デジタル博物館」とは何か、これからの自治体のデジタルアーカイブには大いに参考になる取り組みです。
構築と開設、運営にあたっている大網白里市教育委員会の武田剛朗さんに、コンセプトの設定からデザイン、制作、活用、これからについて収蔵コンテンツと共に、お話をしていただきます。
参加いただいた方々からも積極的にご質問、コメントをいただき、これからの自治体や地域のデジタルアーカイブについて考えていきましょう。

研究会「地域から発掘されるフィルム」 〜どう見つけ、確認し、デジタル化、共有、保管するか〜 (2023/3/17)

■主催:デジタルアーカイブ部会 地域アーカイブ部会
■とき:2023年3月17日 (金) 18:00~20:00
■場所:オンライン
■申し込みはこちらから (終了しました)

■登壇者:東海大学教授 水島久光、沖縄アーカイブ研究所 真喜屋力、聖学院高校 佐藤佑哉、聖学院高校教諭 大川功、ほか
進行・担当:宮本聖二 (地域アーカイブ部会部会長)

■研究会概要
昨年、戦前の地方(福島・会津と北海道札幌)の様々な姿を記録したフィルムが相次いで発見されました。
会津のフィルムは、東京北区の聖学院高校の生徒と先生が東京からの疎開学童の調査に会津美里町に赴いた時に、現地の元写真館のお宅から寄贈されました。
1937年の日中戦争から1944年までが映像に記録されていました。
一方、北海道の映像は、沖縄アーカイブ研究所にオークションで入手した方から持ち込まれたものです。これも1930年代から40年にかけての映像でした。
将兵たちが戦場に向かうあるいは帰還してきた様子、三国同盟締結を祝うパレード、シンガポール陥落の祝賀行事、ドイツのヒトラーユーゲントの若者たちなどの他、隣組の運動会、結婚式、祭りなどもありました。
撮影者が意図しないにも関わらず、どの映像も戦争の影がくっきり浮かびあがるものでした。
[デジタイズの壁]
一方、これらのフィルムは出てきたところで内容を確認することが容易ではありませんでした。8ミリもあれば、9.5ミリフィルムもあり、それらのデジタル化を一体誰がどこで行うのかの壁にすぐに突き当たったのです。
北海道のフィルムは沖縄アーカイブ研究所がデジタイズし、会津のフィルムはNHKとデータを共有することでNHKがデジタイズをしたのでした。
[共有と保管]
発見されたのちなんとかデジタイズもできたとしても、そのあとはその映像の共有をどうするかが課題になります。沖縄アーカイブ研究所では、入手してデジタイズした映像はそのサイトで公開しています。
会津のフィルムは、まだ内容が確認出ていないものもある上に、デジタイズした映像データのDA化、さらにフィルムをどこがどう保管するのかも不透明です。

戦前、アマチュアでフィルム撮影(パテベビー・9,5ミリ)を趣味にしていたひとは、10万人はいたのではないかと考えられます。まだ多くのフィルムが眠っていることでしょう。一方で、中身が確認できないと捨てられるものも数多くあるはずです。

■研究会の進め方
会津と北海道で発掘されたフィルムを事例に、地域からどのように発掘するのか、デジタル化をどのように進めるのか、その主体は誰・どんな組織であるべきか、共有するために何が求められるのか、などを議論して、できることと課題を浮き彫りにします。
学会メンバーの皆さんの参加をお待ちします。

研究会では、映像をまず見ていただいた上で、登壇者の方々の報告と意見交換ののち、参加者の方々も議論に参加いただく形で進めます。

藤本蚕業歴史館で学ぶ「デジタルアーキビスト養成リスキル/リカレント講座」

地域資源のデジタルアーカイブ化とその活用を図ることができる人材育成が本講座のねらいです。リタイアされた方々にとってはリカレント(学び直し)な学習、教員・文化施設職員などにとってはリスキル(スキル・知識の新たな獲得)の学習機会となります。藤本蚕業歴史館(長野県上田市)をフィールドにオンライン形式で開催します。
▼実施体制
主催:藤本蚕業プロジェクト(代表:前川道博 長野大学企業情報学部教授)
共催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会、岐阜女子大学
この事業は長野県地域発元気づくり支援金事業の助成を得て実施します。
▼講座形態
リアルタイムオンラインによる受講形式 Zoom 利用
実践講座1・2とも日時の都合が合わない回は事後(1日後)に録画映像(オンデマンド配信)により受講できるように配慮します。
▼その他
受講料:無料
参加申し込みはウェブで
定員:定員はありません
毎回の講座内容はビデオ収録し、後日、ネット配信します。

実践講座1:地域資料活用によるキュレーション講座
▼ねらい
デジタル化した地域資料を参照してどのように地域探求が進められるかを藤本蚕業歴史館をフィールドに学びます。学習者主体のキュレーション型学習を始める学習機会とします。
▼日程とプログラム
①12 月 10 日(土) 10:00~16:00 藤本蚕業歴史館に学ぶ地域アーカイブの活用 (記録動画はこちら)
②12 月 17 日(土) 10:00~16:00 藤本蚕業所蔵資料で近現代のキュレーション
③1 月 14 日(土) 13:00~16:00 皆さんのキュレーション披露会
(最終回は講座終了後希望者対象にデジタルアーカイブクリエータ認定実施 16:30~ 17:30)

【受講申込】 講座1受講申込フォームからお申込みください

【受講申込】

実践講座2:地域資料のデジタルアーカイブ化講座
▼ねらい
地域の一次資料をどうするとデジタルアーカイブ化ができるかを藤本蚕業歴史館をモデルケースに学びます。博物館・図書館・文書館・学校・大学・企業・地域コミュニティ等において資料等のデジタル化をこれからの地域づくり、地域学習にどう活かすことができるかを学習します。
▼日程とプログラム
① 2 月 4 日(土) 10:00~16:00 藤本蚕業歴史館に学ぶ地域アーカイブの課題
② 2 月 5 日(日) 10:00~16:00 地域資料デジタルアーカイブの構築に向けて
③ 2 月 18 日(土) 13:00~16:00 皆さんのデジタルアーカイブ/地域学習企画披露会
(最終回は講座終了後希望者対象にデジタルアーカイブクリエータ認定実施 16:30~ 17:30)

【受講申込】 講座2受講申込フォームからお申込みください

【本件に関するお問合せ】
講座責任者 前川道博(長野大学企業情報学部教授、藤本蚕業プロジェクト代表)
〒386-1298 長野県上田市下之郷 658-1 長野大学
Mail:maekawa◆nagano.ac.jp (◆は@に置き換えてください。)
TEL:090-2270-5074

【シリーズ研究会:地域とデジタルアーカイブ】
デジタル映像データを共有化するために-「石山与五栄門展」における新たなキュレーションをめぐって-

デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会では、全国の地域でのアーカイブのデジタル化の動向を「シリーズ研究会」の開催で共有し、その知見データを「ツールボックス(仮称)」として積み上げていく活動を始めました。その第一回を新潟から、ZOOMにて開催いたします。

  • 日時:2022年11月11日(金)16時30分~18時頃まで
  • 実施方法:Zoomによる公開研究会(会場:新潟市砂丘館より中継)
  • 参加費無料・事前登録制
  • 主催: デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会
  • 共催: 砂丘館石山与五栄門展実行委員会
  • 出席者
    • ナビゲーター:水島久光(東海大学、デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会)
    • キュレーター:大倉宏(砂丘館館長)、榎本千賀子(写真家・新潟大学助教)、原田健一(新潟大学フェロー)
  • 趣旨
    デジタル映像データである「にいがた地域映像アーカイブデータベース」に収蔵されている石山与五栄門の写真データをもとに行われる「石山与五栄門展」が、10月8日から11月13日に砂丘館、妙光寺、巻郷土資料館の3カ所で行われます。
    それぞれの会場のキュレーターである榎本、大倉、原田がいかなるセレクションをし、どういった展示をするのか。その3カ所から、これまでとは違った展示のあり方、研究の可能性がどう見えてきたのかについて、水島のナビゲーションを介して議論し、地域におけるデジタルアーカイブの継承と活用の課題について考えます。
    石山与五栄門展
  • 内容
    3会場の映像に、水島と原田が対話を重ね、各会場の紹介をする。(30分)
    水島の司会のもと、大倉、榎本がそれぞれ自分のキュレーションの意図について語り、また他の会場についての感想を述べる。(5~10分×2)
    最後に水島が地域映像アーカイブに関する課題をいくつか提起し、三人に質問しながら、議論を深めてゆく。
  • 参加申込 こちらのフォームに必要事項をご記入ください。開催前日に参加URLをお送りします。

『上田小県における感染症の歴史』発刊記念発表会 (2022/3/26)(終了しました)

長野大学前川研究室と 上田小県近現代史研究会(長野県)との協働による『上田小県における感染症の 歴史』発刊記念研究発表会がオンラインで開催され、デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会が後援します。
【開催日時】2022年3月26日(土)14:00~16:10
【プログラム】

  • 基調報告 桂木惠
  • 上田小県における「スペイン風邪」の実態と対応 冨田隆順
  • ジェンダーの視点からみた感染症 清水たか子

《Zoomウェビナー参加申込》
参加申込フォームからお申込みください(当日3/26(土)まで受付)。

円卓会議「デジタルアーカイブの時代のMLAM連携〜沖縄・復帰50年に向けて〜」(2021/12/12)(終了しました)

●とき:2021年12月12日(日)14:00~16:30
●場所:沖縄県立図書館 ホール/オンライン(音声配信予定:アクセス方法は後日)
●主催:デジタルアーカイブ学会地域アーカイブ部会 参加費:無料
●パネリスト(機関・団体):沖縄県立図書館、沖縄県公文書館、沖縄アーカイブ研究所、なんじょうデジタルアーカイブ 、岐阜女子大学沖縄サテライト校、那覇市歴史博物館、沖縄テレビ放送
●コメンテータ:宮本聖二(立教大学、Yahoo!Japan、デジタルアーカイブ学会 地域アーカイブ部会長・理事)
●進行:水島久光(東海大学、デジタルアーカイブ学会理事)

●オンライン参加のお申込みはこちら (参加費無料)

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旧「コミュニティアーカイブ部会」は 2021 年 4 月 1 日より「地域アーカイブ部会」と名称が変更になりなました。

日本各地域のアーカイブの営みを調査、収集した上で、デジタル化やデジタルアーカイブ 構築へのサポートに取り組みます。また、他の部会と連携して地域のデジタルアーカイブ に向けた人材育成なども視野に入れて活動する方針です。
そこで、コミュニティアーカイブ部会は新たに地域アーカイブ部会として活動を再スタートします。

第 15 回 デジタルアーカイブ研究会

●開催日時:2020年11月23日(月・祝) 13:30~16:30(予定)
●会場:オンラインでのみ開催
●主催:デジタルアーカイブ学会人材養成部会コミュニティーアーカイブ部会日本教育情報学会デジタルアーカイブ研究会・著作権等研究会、岐阜女子大学デジタルアーカイブ研究所

発表内容:
1.デジタルアーカイブの基礎理論研究について
2.デジタルアーカイブの実践研究について
3.デジタルアーカイブの人材養成について
4.地域・コミュニティーアーカイブの振興について  等

発表申込締切日:2020年11月5日(木)
発表原稿締切日:2020年11月16日(月)

デジタルアーカイブ研究会 (岐阜女子大学私立大学研究ブランディング事業報告会)

●開催日時:2020年2月11日(火・祝)
●会場:岐阜女子大学 文化情報研究センター(岐阜県岐阜市明徳町10番地 杉山ビル4階)
●「デジタルアーカイブ研究会」発表募集

  • 人材養成部会とコミュニティーアーカイブ部会 主催、ZOOMでも発表可
  • 発表希望者は1月20日まで井上までご連絡ください。

研究会「コミュニティ映画・映像のアーカイブを考える」(2019/3/12) 終了しました

オーストリア・フィルムアーカイブ(Filmarchiv Austria)の常石史子氏が来日するのを機会に、コミュニティーアーカイブ部会では、表記の研究会を開催いたします。映画のアーカイブ、コミュニティーのアーカイブに関心をお持ちの方は是非ご参加ください。

  • 日時: 2019年3月12日 (火) 13:30 – 16:00 (13:00開場)
  • 場所: 千代田区紀尾井町1−3 ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワーヤフー本社 LODGE (18Fに受付を用意します)
  • 定員: 50名
  • 主催: デジタルアーカイブ学会コミュニティアーカイブ部会
  • 司会: 宮本聖二 (立教大学大学院、ヤフー株式会社、コミュニティーアーカイブ部会長)
  • 参加費: 無料
  • 講師
    1. 「小さな映像を囲む:アーカイブの利活用をとおしたコミュニティづくり」
      松本篤氏 東京大学大学院学際情報学府博士課程(丹羽美之研究室)
    2. 「ホームムービーのデジタルアーカイビング―オーストリアの取り組み」
      常石史子 オーストリア・フィルムアーカイブ(Filmarchiv Austria)

デジタルアーカイブin岐阜 (2019/2/11)

詳細はこちらをご覧ください。

● 開催日時:平成31年2月11日(月・祝) 13:00~17:30
●主催:デジタルアーカイブ学会人材養成部会コミュニティーアーカイブ部会
日本教育情報学会 デジタルアーカイブ研究会・著作権等研究会
●会場:岐阜女子大学 文化情報研究センター
(岐阜県岐阜市明徳町10番地 杉山ビル4階)
●スケジュール:

  • 13:00~     受付
  • 13:30~15:00 講演「沖縄の芸能文化」
    岐阜女子大学特任教授(前琉球大学教授)大城學
  • 15:30~17:30 研究会
    セッション1 地域文化とデジタルアーカイブ
    セッション2 デジタルアーカイブの多様性

第11回デジタルアーカイブ研究会 (2018/11/23)

デジタルアーカイブ学会コミュニティアーカイブ部会・ 日本教育情報学会著作権等研究会 合同研究会

テーマ:「コミュニティアーカイブが踏まえる実践と課題」

    • 日付:2018年3月14日(水) 15:00 ~ 16:00
    • 場所:Web会議システム「Zoom」による遠隔研究会
    • 発表テーマ(動画): 事前に下記の発表をWebで閲覧してください。
    • プログラム
      1. 開会の挨拶(坂井 知志 (常磐大学))
      2. ディスカッション
        1. 水島 久光  (東海大学)「夕張の取り組みと今後のコミュニティアーカイブの実践・研究への提言」
        2. 宮本 聖二 (ヤフー株式会社) 「テレビ番組・映像のデジタルアーカイブ」
      3. その他
    • 参加資格:デジタルアーカイブ学会会員・日本教育情報学会会員及び各学会の研究会会員
    • 参加費:無料
    • 募集人数(定員):20名 (先着順)
    • 参加方法:
      塩雅之まで、参加者氏名とZoomで接続するPCまたはスマートフォンの台数をお知らせください。Zoomの接続方法についてのご案内をお送りいたします。

    デジタルアーカイブin北海道&岐阜 (2018/2/8)

    人材養成部会と共催で開催します。詳細はこちらをご覧ください。終了しました

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